1. プレステージ(2006)
ちょっと期待しすぎました。オチには思わずアッと驚くようなタネ明かしがあるのかとわくわくしていたのですが、単なるSFで、だったらトリックなんか考えなくても何だってできるじゃないか!とツッコミたくなりました。つまり、この映画の宣伝に見事に騙されました。 [DVD(字幕)] 5点(2008-03-28 00:50:24) |
2. プラダを着た悪魔
《ネタバレ》 私、ファッションとかブランドには疎いので、最初のアンディの格好だって「そんなにひどいか?」と思って観てました。また、アンディがある時期を境にオシャレに変身するのですが、あれがどの程度格好良くて素敵なのかも私の感覚では分かりませんでした。 さて、ストーリーですが、至って平凡です。必死に働いてようやく認められつつあったのに、結局元の木阿弥に戻ってしまうというのは、有りがちな典型パターンの1つだとは思いますが、イマイチすっきりしない終わり方でした。と言うか、この世界を投げ捨てて元の生活に戻ろうと思った動機が、どうも弱いような気がします。 [DVD(字幕)] 6点(2008-02-06 19:27:10) |
3. フラガール
ストーリーそのものは、それほど凝ったものでもなく、ありきたりの展開だったように思います。ただ、最後のステージ・シーンは圧巻でした。蒼井優の神々しいまでのフラダンスに、涙ではなくヨダレが出そうになりました。 [DVD(邦画)] 7点(2007-03-22 01:21:08) |
4. ブロークン・フラワーズ
《ネタバレ》 淡々とした展開の中に時折シニカルな笑いが秘められていて、一見退屈そうな映画の割には面白いです。謎解き要素も盛り込まれているため、結末を知りたいオーディエンス側の心理を巧みにじらしては進んでいきます。ただ、最後までじらして終わりっていうのは、人によって受け止め方は様々だと思うものの、私個人的にはやや否定派です。ラストのビル・マーレーの呆然とした表情のアップからエンドロールに切り替わったとき、僕の表情もまた、彼さながらに呆然となってしまいました。 [DVD(字幕)] 6点(2007-03-08 01:37:28) |
5. ファイナル・デッドコースター
1と2の大ファンですが、何故か前ほどワクワクしない。笑えない(笑う映画なのかどうかはさておき)。自分が慣れてしまったからではなく、明らかに質が落ちています。個人的には「2の冒頭のスパゲッティに滑って」死ぬのが一番気に入っているのですが、ああいう、風が吹けば桶屋が儲かる的な回りくどいギミックを期待していたんですが、今作はどこか淡白です。トラップが一旦作動し始めると、予想通りの結果でもって死んでしまう。次はもっと凝った仕掛けをよろしくお願いします。あれ、この邦題って、シリーズ最終作ってことなんでしょうか?次作が仮に出たとして(出るんじゃないかと思っていますが)、ファイナル・デッドコースター2とかいう訳の分からん邦題はやめてくださいね。そもそも2の邦題がいけなかったんだと思いますが。 [DVD(字幕)] 6点(2007-01-04 17:00:45) |
6. ブロークバック・マウンテン
友情と愛情の境界は何処にあるんだろう。気心の知れた親友と、人里離れた静かな山里で牧場を経営し、のんびり釣りをしたり、山野を駆け回ったりして、誰にも邪魔されず自分のペースで生きる。これに関しては、僕でも男のロマンを感じますけどね。ただ、仮にそういう親友が居たとしても、肉体関係にはならんなあ(笑)。ま、自分のことは置いといて、そうなってしまった人たちの物語なんだから仕方がない。みようによっては退屈になりがちなゆったりテンポの脚本ですが、最後まで楽しめたのは、いい作品だったってことだと思います。 [DVD(字幕)] 7点(2007-01-04 16:29:35) |
7. PLANET OF THE APES/猿の惑星
オリジナルの作品の方も大体の映画ファンなら一度は見たことがあると思います。そういう状況の中で、敢えてバートン監督がリメイクである本作に挑戦した意図がよく分かりません。単なる「焼き直し」としか感じませんでした。オリジナルを観たことが無い人だったらそれなりに楽しめるかもしれませんが、観ている人間にとっては全く新鮮味の感じられない仕上がりになっています。でも観たことが無い人にも、オリジナルの方をお勧めしますけどね。 [DVD(字幕)] 5点(2006-01-02 18:52:48) |
8. ブルース・オールマイティ
ジム・キャリー濃すぎ。オーバーアクションが本当しつこい。でもこれが意外に嫌いじゃないって思えるから不思議です。本作で一番大爆笑だったのは、ライバルキャスターを操ってぶっ壊れるところ。でも考えてみたら、このシーンで本当にぶっ壊れているのはジム・キャリーじゃないし、ネタとしてもベタ中のベタ。まあでも全般的に面白かったと思います。別に感動はしませんでしたが。 [DVD(字幕)] 7点(2005-12-15 02:04:31) |
9. プリティ・リーグ
想像してたもの(メジャーリーグのようなコメディタッチのスポ根もの)と全く違って、ヒューマンタッチなドラマでした。スカっとした映画が観たい気分だったので少し肩透かしを食らわされたような気がしますが、これはこれで悪くない映画でした。それにしても、同時代、スポーツどころかその日の食べ物すらロクに有りつけないほどのひもじい生活を強いられていた日本に比べ、アメリカは豊かだったんだなぁ、平和だなぁ、と、別な意味でも感慨深い映画でした。 [DVD(字幕)] 7点(2005-12-09 23:41:51) |
10. フェイク
《ネタバレ》 結果的に裏切られた事実を知ってて且つ、自分の命と引き換えにしてまでも尚「お前だから許す」とまで言わしめてしまう友情って一体何なんだろう。僕の見方では、レフティーがドニーに抱いた友情ほどには、ドニーはレフティーに愛情を持っていなかったと思います。エリート捜査員であるドニーにとってはあくまでもミッションだったわけであって、小物で根っからの悪人ではないレフティーだけは救ってやりたいという憐みにも似た感情を持ったに過ぎないように思います。そこが一層レフティの悲哀を引き立ててるんですけどね。 [DVD(字幕)] 7点(2005-11-22 23:56:08) |
11. ブリジット・ジョーンズの日記
レニー・ゼルウィガーってこんなデブだったっけ?と思ってシカゴを確認したら見事な劇ヤセぶりで、しかも本作の続編ではまたデブってるという話なので、役作りのために±10kg程度の体重操作を意図してやってるんですねってところは素直に凄いと思います…。ただ、少々デブったって美人は美人、腐っても鯛ってところで、普通に見りゃ「とうていお嫁に行けないような」モテない30女にはなっていません。かと言って本当にリアリティあり過ぎる女優さんが主演していても興業的に成り立たないでしょうから(笑)それはいいんですが、実際この話は、モテない女の話なんかでは全然なくて、平均以上に充分幸せな女の話でした。性に奔放なアメリカ人の感覚では(ってかなり偏見的な言い方ですが)、真性の30代負け犬女性(すみません、世間一般にそう呼んでるって意味で使ってるだけで)に勇気を与える作品など作り得ないだろうな…。などと、観ながら何となくそう思ってました。かくいう私は30代負け犬男ですけど(笑)。 [DVD(字幕)] 6点(2005-11-17 02:26:32) |
12. フリーダ
正直に打ち明けると、私はこの映画を観るまでフリーダ・カーロという画家のことを全然知りませんでした。じゃあ何故観たのかというと、エドワード・ノートンが出演してるというのが動機だったのですが、そのノートンの出番と言えばほんの一瞬だけでした(爆)。なので、この際ノートンのことは置いといて、純粋にこの映画に対する感想を。率直に言うと、ラテン人の感性や生き様って、純日本人の自分には何だか情熱的すぎて、相容れないなぁなんて思ってしまいました。ですが、彼女の、夫への愛憎・苦悩・死への恐怖・自らへの憐憫といった感情が、絵を通して痛いほど伝わってきました。そういう意味では、非常にパワフルな文芸映画ではあったと思います(面白かったかどうかは別として)。因みに、このフリーダ・カーロという人のことがちょっと気になったのでインターネットで探したところ、本人と夫とのツーショット写真を見付けました。本人、すごい綺麗な人ですねぇ。確かに眉は繋がってるんだけど…。 [DVD(字幕)] 6点(2005-09-20 20:47:04) |
13. ブレインデッド
これは本当に凄い。そこらのスプラッターものなんてこの映画に比べたら生ぬるい。まさにやりたい放題のハチャメチャスプラッター。デブのオッちゃんにはもうちょっと頑張ってほしかった(途中まで嫌なヤツだと思っていたのに、何故か途中から応援している自分がいた)。あと、ベビーゾンビの最期はもっと壮絶なのを期待したんだけどなぁ。それにしても凄い血の量。画面全域が真っ赤っ赤でドロドログチョグチョです。 [ビデオ(字幕)] 8点(2005-07-24 22:48:13) |
14. フォーン・ブース
公衆電話1つのロケーションだけで1本の映画を製作してしまった手腕には素直に拍手。主人公のスチュがヘタレになって情けない独白を始めるまでの展開は、緊迫感もありドラマ性もあり非常に面白かったと思います。ただ、あの独白のシーンは、無理矢理、倫理・道徳の観念にこじつけてオーディエンスにお説教を垂れているようでもあり、また映画の展開として在り来たりでもあり、個人的には何となく冷めました。でもまあ総じて言えば、かなり頑張ったと評価してよいと思います。ただ、最後に声を大にして言いたい。「犯人の動機は何?」 8点(2004-08-23 21:27:47) |
15. ファインディング・ニモ
CGのクォリティには相変わらず目を見張るものがありますが、ストーリーは良くも悪くも子供向きです。ドタバタコメディとベタな感情表現が満載で、このノリに付いていけない大人には向いてないです。ニモを見てたら昔世間を騒がせた人面魚を思い浮かべてしまった。ニモって可愛いのか不気味なのか微妙なキャラクターですよねぇ。 6点(2004-08-15 21:01:49) |
16. フルメタル・ジャケット
既に語り尽くされている感があるので多くは語りません。キューブリック作品を多く見ているわけではないですが、確かにこれは自分にも分かりやすかったです。一番印象に残っているシーンは、皆が腕立てさせられる中で直立不動でドーナツを食らうシーンかな。爆笑でした。 7点(2004-06-29 00:45:26) |
17. ブルース・ブラザース
正直言って、この映画のことを侮ってました。確かに、1つの映画の中では二度と実現しそうもないR&Bの大御所がズラリというキャスティングは、それだけでも商品価値大ですが、特別このジャンルの音楽が好きなわけでもない私にとっては、"ただの"歌あり踊りありのコメディ映画だろ?と思ってたわけです。しかし!モノは試しとはよく言いますが、こんなに面白くて痛快で清々しい映画だったとは。音楽が素晴らしいのは、このキャストなら最早当たり前のレベルでしょう。だけど、アクション映画としてだって秀逸すぎるくらいよく出来ています。アクションそのものと言うよりは演出が。パトカーがこれでもかと言わんばかりに大量スクラップしていくシーンなんか、爽快極まりなしです。勿論、主演の2人のコンビネーションも最高です。ベルーシの方ですが、あの体型で、よくまああんなにも身軽に踊れるもんだ。食わず嫌いは損ということを教えてくれた映画ということで9点献上しときます。 9点(2004-01-23 01:53:21)(良:1票) |
18. フォー・ルームス
自分の感性には合いませんでした。何が面白いのかさっぱりわからない。まあ、3、4話はそこそこでしたが、それにしても特段面白いと言うほどのものではない。1、2話に到っては全然意味不明。0点+0点+2点+2点=合計4点ってことで。 4点(2003-12-14 02:32:39) |
19. プライベート・ライアン
最初のノルマンディー上陸作戦が終わった辺りからどうにも退屈で…。1回目に見たときこの辺りから爆睡してしまって、起きたときには殆ど終わってました。今日こそは最後まで見るぞと気合を入れて臨んだ2回目も、やはりここで寝てしまった。そして今日、やっと通して見ることが出来ました。正直言って、大して感情に訴えかけてくるほどのドラマ性は無いし、戦闘シーンのビジュアルくらいしか印象に残りませんでした。しかし、あれほど弾が乱れ飛んでくる中、皆よく前へ突っ込んでいくものだ。自分だったら、降りた船の後ろでずっと隠れてるだろうなぁ。 4点(2003-12-07 00:44:08) |
20. フィラデルフィア
好き嫌いは別としても、やはりトム・ハンクスの役者としての素晴らしさは認めないわけにはいきません。最初に彼が映ったシーンで、そう言えば若かりし頃はこんな精悍な顔をしてたな、と思わず今の彼の姿と比較してしまいましたが、映画(病気)が進行して行くにつれ、マジでこの人病気なんじゃないか?と心配してしまうくらい顔に死相が滲み出てました。勿論特殊メイクの効果も大きいでしょうが、だからと言って並の俳優じゃここまで完璧な病人になりきれないでしょう。ストーリーは到ってシンプルで、粗筋にしてしまえば一文で足りるような映画ですが、その分役者の真価が問われる作品とも言えるでしょう。デンゼル・ワシントンの弁護士も良かったです。 8点(2003-12-02 02:34:57) |