1. プロテウス(1995)
ヘルレイザー等で素晴らしい特殊メイクを披露したボブ・キーンの監督作ということで、当時えらく観たかったのを思い出します。 ありていに言えばリバイアサン(89)のぱくりというか同じ展開で、キャラ設定が違うだけの代物。 ただえらく編集が特殊で、事がおこる前を何故かカットしてしまい、結果のみを見せる部分がいくつもあり、この違和感はハウリングIV以来久々に味わいました。 見所はダグ・ブラッドレイが素顔ででていることと、迫力あるクリーチャーが大きく見えていい感じ、な2点でしょうか。 [インターネット(字幕)] 4点(2017-06-17 16:35:04) |
2. ファイナル・デスティネーション
怒濤のVFXで押しまくる近作とは違い、小ぶりにまとまっている本作。まだ死に方博覧会ではなく、良く考えられているB級ホラー。主人公や周囲の行動がなんかおかしい部分が終始あり、全体的に荒削りな感はあるけれども、時間つぶしに観るのには最適な気がする。 [インターネット(字幕)] 5点(2015-01-19 12:58:25) |
3. ブルース・ブラザース
《ネタバレ》 むちゃくちゃ面白い映画と記憶にあったのだが、現在観ると割にそうでもなかった。長尺すぎて途中で疲れてきてしまうのだ。歌や踊りは最高に楽しめるし、公衆電話を吹っ飛ばすシーンなどのいかにもSNLなギャグは何度観ても笑えるのだけれど、カーチェイスの部分が長過ぎる。この部分をもう少し刈り込んでいければまとまりが良くなったのではなかろうか。しかしながら、ラストの大量のエキストラによる追跡は圧巻で、この頃のランディスとブルースブラザーズの好調ぶりがよくわかる。いかにも80年代な描写で素晴らしい。 [インターネット(字幕)] 7点(2014-12-26 22:23:48) |
4. ファイナル・デッドブリッジ
《ネタバレ》 予知夢で何故モリーが死ななかったのか?の問題を放り出して全員さようならの展開は少し酷いと思いましたね。しかしながら、最後までダレることなく、ズッシャズッシャと死に様を連鎖させていくので見応えはありです。3、4、5と観ましたが、本作が最もまとまっていました。前作にあった下手に生き残ろうとする助長的な部分がまるで無く、前向きに死んでいくのでスピード感があったからでしょうか。でも一番はレーシック手術のおかしな器具を目に突っ込むシーンでした。どんなに良く出来た死のシーンよりおっかなかったです。現実はこわいね。 [インターネット(字幕)] 6点(2014-12-11 18:31:08) |
5. フランケンフッカー
日本版DVDを待ち望んでいた傑作。 ツボにはまるというのは明らかに個人的なモノなのだけれども、この作品は最初から最後までスパッとハマってくる。 無駄な描写はなにもなく、すごいねフランクは。と。 この作品で本物のすごさがわかった気がした。 [DVD(字幕)] 9点(2010-10-05 20:03:00) |
6. ブラッド(2006)
つかみは良い。が、なにひとつ盛り上がらずに淡々と進行し、そのままありきたりのラストショットで終わる。謎なのは、何故にある程度の地位を築いている(と思われれる。)ルーシー・リューがこんな脚本で出演しようと思ったのだろうか?という一点に尽きる。 作品そのものよりも気がかりだ。 [DVD(字幕)] 2点(2008-01-01 21:12:26) |
7. ブレア・ウィッチ・プロジェクト
結局このての作品に何を期待しているのかで評価が真っ二つに分かれるのは仕方のないことであるが、見事なもんであるというのが私見である。 これだけ金をかけないで、中身もまるでなく、それこそ誰でも撮れそうなのに、昨今のCGやら何やらばかりのどうしようもない作品と違い、わけのわからない恐怖が確かに存在する。 それはなんだろうといえば、手持ちキャメラと編集なんだけど、まぁ昔で言えば川口探検隊とか、食人族の見せ方のうまさと同じものがあるわけだ。 これをつまらないとか、くだらないとかいう連中はしゃれがわからない自身がつまらない奴だと自覚すべし。 8点(2004-08-13 23:00:58)(笑:1票) |
8. プラトーン
舞台がベトナムの戦場にある必要がまったくないと思われる。例えばストリートギャングの抗争としても成立する話であり、観終わった後はクリス、エリアス、バーンズの3人の事をじっくりと反すうしてしまう。確かに戦場は人間が主役なわけであるし、この作品のような描きかたもあるのかもしれない。しかし根本的内省の部分が意図的に外されてしまっている。何にもまして”面白い”と感じてしまうのが(ただの戦争アクションではないと思うからこそ)どうにも腑に落ちない。 5点(2003-12-28 18:03:23)(良:1票) |
9. ブレインデッド
90年代スプラッターを代表する作品です。というかこれがでてしまい他の作家は黙るしかない傑作です。それまでの様々な作品を総括するような内容で、ありとあらゆるタブー(良識人にはね・・ククク。)を大激笑な見事なテンポで描ききっています。これほど笑える映画はめったにありません。ラスト30分はあきれるほど素晴らしいですね。 10点(2003-12-26 22:22:32) |
10. ファンハウス/惨劇の館
仮面をとると更なるフリーキーというところで笑ってしまう。 後半からのたたみかけるようなカットつなぎはフーパーの真骨頂。なんでもこれを観てスピルバーグはポルターガイストの監督にフーパーを起用したそうだ。可哀そうに。 確かにフーパー作品では最もバランスがとれている。ラストも無難にまとめてあるが、少しものたりない。 6点(2003-12-20 20:41:35) |