1. ブレードランナー 2049
《ネタバレ》 「あらすじを教えろ」と言われても簡単には話せないくらい展開が難しくてなんとなく筋を追っかけるのがやっとだ。禅問答のような長い会話はちょっと退屈だし。だが元祖ブレードランナーの、スラム街のような未来都市、雨が降り続ける暗い街並みがいい感じに再現されていて、すっかりじいさんになったハリソン・フォードが満を持して登場するのもわくわくする。雪が降りそぼるラストシーンはBGMと合わせ美しい。ハリソン・フォードの娘との再会がちょっとだけ描かれているのもあとを想像させて良い。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2018-06-16 20:38:45) |
2. ブラックパンサー
《ネタバレ》 貧しい農業国のように見せながら実は驚くべ先進技術をもったワカンダ。あのような万能の鉱石を手に入れた権力者なら、世界征服を考えるだろうし、それも容易に可能と思われるのだが、そうは思わないところが奥ゆかしい。SFのようなあの街並みは、グーグルマップには映らないように工作されているのだろうか。登場人物がほとんど黒人というのも新鮮。世界を股にかけた痛快なアクションムービーとして存分に楽しめる。 [映画館(吹替)] 8点(2018-03-21 14:15:48) |
3. ブラックフット
《ネタバレ》 足の怪我、いかがわしい男の出現、生物の気配、物音、など、徐々に不安感を増幅させていく手法は成功している。 カメラワークもいい。 ただし、肝心の部分でスローモーションを多用するのはいまいち。 クマに襲われるのがメインの映画だが、襲撃場面はほんの少し。 前段が長い。 こんなに執拗にクマが襲ってきて人が食われるなんてとんでもなく現実離れしてるのではと思ったが、調べてみると、三毛別羆事件など、この映画よりはるかに怖ろしい事件が現実に数々起きていることがわかったのが思わぬ副産物。 [DVD(字幕)] 7点(2015-09-05 14:43:43) |
4. フルスロットル(2014)
《ネタバレ》 アクションシーン、というか要するに暴力シーンの連続に次ぐ連続で、ストーリーなんかあってもなくてもいい感じ。主人公二人、極悪人のボスともに殺戮に次ぐ殺戮を繰り返しているのに、最後のどんでん返しで全員善人になり、市長だけが悪者になるのもどうなのか。 [DVD(吹替)] 6点(2015-05-03 15:38:09) |
5. フェイク
《ネタバレ》 冒頭のひげのあるジョニー・デップはほとんどフレディ・マーキュリー。ひげをそって以降も、現在のジョニー・デップの一風変わったイメージはなく、普通のイケメン俳優。このマフィアは、ほとんどコメディアンみたいな人たちで、上下関係もしっかりしてないように見えるし、資金獲得手段も体系化されておらず、行きあたりばったり。こんなんで組織がきちんと維持できるのか心配になります。二人が波止場でFBIに逮捕されるとき、レフティが何の疑いももたず、ドニーを気遣う言葉を叫び続けているのが哀れで、感動的です。 [DVD(字幕)] 7点(2010-10-16 22:15:39) |
6. THE 4TH KIND フォース・カインド
《ネタバレ》 「実際の映像」と再現映像とを織り交ぜ、交互に、あるいは画面分割でうつしながら展開する手法。アラスカの山あいの風景と、暗めの映像、小声で話す人たち、と、静けさを強調し、対比して「衝撃の」事実を際立たせようと狙っているが、あまり盛り上がらずに終わる。出来事を暗示にとどめるだけなので、なんでもとことんまで説明してくれる作品に慣れた身にとっては、結局何が何だかわかんないで終わる。「実際の映像」も、役者が演じていて、あまり「実際の映像」らしくない。DVD付属のミラ・ジョボビッチのインタビューでは、「実際の映像」が本当に実際の映像であるかのように語っているが、これも演出の一環か。ミラ・ジョボビッチのファンなら見ても損はない。「実際の映像」のタイラー博士と、ミラ・ジョボビッチとの美醜の差が激しすぎる。 [DVD(字幕)] 5点(2010-07-13 17:39:28) |
7. フェイク シティ ある男のルール
《ネタバレ》 こんな人権意識の低い警官が実際にいたら大問題。ウォッカ飲みながら運転はまだしも、「疑わしきは罰する」の原則で犯罪者に見えるやつは次々に射殺。裁判なんてめんどくさい手続は受けさせない。証拠隠滅、暴行、脅迫やり放題。って、まあ映画ではありがちだけど。ほかの警官も極悪ばかりとはいえ、ここまで暴虐の限りを尽くしたやつが結局ヒーローで終わるのは後味が悪い。 [DVD(字幕)] 6点(2009-09-20 00:50:37) |
8. ブレイブ ワン
《ネタバレ》 暴漢に襲われて恋人が殺されたあと、そんなに日もたたないうちにコンビニで殺人現場に居合わせ、数日後に地下鉄でナイフを持った恐喝犯に遭遇する。とても法治国家とは思えない、殺人鬼が野放しになっているニューヨーク。これを見たらニューヨークを訪れる観光客は激減するでしょう。けっこう行き当たりばったりな殺人を犯す主人公ですが、全く足がつかないのは、市警のレベルの低さを示します。最後、凶悪犯人が助かってしまうのではないかとはらはらしましたが、無事処刑され、すっきりしたのは事実。が、恋の芽生えた警部と主人公、今後結ばれても一生幸せになることはないでしょう。 [DVD(字幕)] 6点(2008-09-23 23:14:03) |
9. ファイナル・デッドコースター
「それ」がいつくるかいつくるかを楽しむ映画なので、理屈はどうでもいい。製作者も3作目にしてそれを悟ったようで、けっこう投げやりになっている。でも、まあいいんじゃない? [DVD(字幕)] 6点(2007-01-20 19:39:08) |
10. ファイナル・デスティネーション
アメリカらしいホラー。ぜんぜんこわくはないけど、多少どきどきはする。エピローグのパリの場面でヒロインが急にきれいになっているのが印象的だ。 [DVD(吹替)] 6点(2006-12-10 01:47:44) |
11. ブレードランナー/ディレクターズカット<最終版>
哀愁漂う映像美に彩られた傑作。過去か未来か、東洋か西洋か、都会か田舎かわからない街の描写。常にしとしとと振り続ける雨。哀しみをたたえた登場人物たちの演技。レプリカントの運命は人間共通の哀感を表彰している。 [DVD(字幕)] 9点(2006-12-10 01:41:49) |
12. フライトプラン
《ネタバレ》 冒頭からトーンの低い会話、奇妙な静けさとときどき出る大きい音、は恐怖映画みたい。おばけでも出てくるのかとおもった。何をいってもねたばれになるが、一瞬、すべてが彼女の妄想であったかと思わせといて、どんでん返しが来る展開は楽しめる。犯人は、弱すぎであっけない。一応ハッピーエンドでよかった。 [DVD(字幕)] 7点(2006-07-16 00:05:05) |
13. プレデター
森の中でどこから何が襲ってくるかわからない、じわじわと迫る恐怖。一人また一人とやられていく。これは「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」と同じだ! 前半は恐怖映画、途中キャンプを襲撃するところは戦争映画、最後の1対1の対決はアクション映画と、3つの側面を楽しめる。けっこうグロい。 [DVD(字幕)] 7点(2005-12-17 15:34:52) |
14. フラッド
洪水に襲われた町という閉塞的な状況で、お互いの置かれた立場を敏感に察知し、敵味方がころころと入れ替わるという発想にはやられた。 [DVD(字幕)] 6点(2005-05-03 12:36:08) |
15. ブラック・ダイヤモンド
なーんかいいかげんなストーリーだなあ。あんな派手な金庫破りする極悪の黒人が娘の前でだけあんな善人になるか? こんな善人なら最初から犯罪者やめろよ。金庫破りするのにあんな数億円しそうな近代的な兵器使えるくらいなら金に困ってないんだろうから、マイアミで別荘かって悠々自適に暮らせばいいのに。また都合よく娘が誘拐されるなあ。誘拐されたことより、盗品のダイアモンドお父さんにもらって無邪気に喜んでいる姿がかわいそう。黒人一派が心入れ替えて、というかたまたま行きがかり上もっと極悪のやつと娘奪還のために戦うことになって、それで戦車で建物に突入して人殺しまくって、超極悪人一派は壊滅するが、そこに警察がやってきても何でおとがめなしなんだ! あれだけ人殺しまくっても正義の味方だから無罪放免なのか? ジェットリーは一応公務員だからわかるが、普通あんたら全員その場で射殺だろ! あとあじ悪い。 3点(2004-09-03 00:34:04) |
16. フォーン・ブース
パニックルームの泥棒が今度は警官に! フォレスト・ウィテカーがいい味かもしだしてます。最初は「そんな電話ふつうとっとと切るだろ」と思いました。ずっと同じ場面の割には緊迫感があり楽しめました。最初の5分で、コリンファレルってこういう人なのかと思ってきらいになりかけました。 8点(2004-07-21 23:03:53) |
17. プライベート・ライアン
最後の戦闘シーンは、「7人の侍」のパクリか? 戦争アクション活劇を描きたかったのか? 反戦映画じゃないのか? それにしても、本当の戦争ではあんなにばかばか人が死ぬのか? あれじゃあ全員自ら的になってるみたいなもの。無駄死にが多すぎる。生き残ったライアンが老人になって過去を回想するのだが、感情移入できない。ただ映像はとてもきれい。冒頭の戦闘シーンが印象強すぎて、後半盛り下がる。 6点(2004-06-03 00:26:36) |
18. ブレア・ウィッチ・プロジェクト
心理的に追い詰められていく過程は面白い。子供の泣き声は気味悪い。でもあんまり怖くない。最後も、何がなんだかよく見えない。 5点(2004-02-15 02:24:53) |
19. フォレスト・ガンプ/一期一会
物語が次から次へと展開していくので、あきさせられません。最初見たときはトムハンクスってこういう人なのかと思った。この映画ではゲーリーシニーズの存在が大きいですね。 8点(2004-01-30 02:01:41) |
20. フランティック
ハリソンフォードは困惑した表情がうまい。 6点(2004-01-30 01:47:57) |