1. BLOOD THE LAST VAMPIRE
作画・デジタル技術を見せ付けるための作品、てところでしょうか? 鑑賞後に「おぉすげーっ!」とは思えても、何も訴えかけるものは無いように思えました。「だから何なの?」と言うか、小夜のプロモを観ているみたいと言うか。 もう少し内容を膨らませても良かったんじゃないかなぁ、と感じました。 セーラー服・日本刀・化け物・横田基地と、素材はマニア心を擽るものばかりです。 工藤夕貴の声は、質感・英語の発音ともに最高でした。 6点(2005-01-14 21:25:14) |
2. ブレイブハート
世界史上最大の悪国、って言ったら絶対にイングランドなのである。アメリカ作品でありながら、そこを逃げていないところが一番評価したいところ。 また、1人の英雄(カリスマ)vs才能の無い貴族(妬む人々)、と言う、歴史のターニングポイントに必ずといって良いほど出てくる構図を、すごく上手に表現できている。いつでも英雄の足を引っ張るのは、外敵ではなく嫉妬に狂った味方(微妙だけど)なのだ。 あとは、本当に痛そうな戦闘シーンは秀逸。 チョッとご都合主義な点が?だけど許容範囲内。 9点(2004-05-10 00:13:01) |
3. ふたり(1991)
自分が高評価を与えたくなってしまう①喜怒哀楽のバランス②日本の美しい風景・日本らしさ③音楽が良いの3要素を、全て高いレベルで満たしていてくれているという点で、邦画TOPクラスの評価を与えたいです。この素晴らしい作品の中では、手抜きCGなんかは全く気にならないほど小さなことです。中嶋朋子は、これが一番のはまり役じゃないかというくらいいい演技してます。また、石田ひかりも、後半になるにつれて成長していく主人公に合わせるがごとく、どんどん演技が良くなっていきます。「お姉ちゃんなんか、どっか行っちゃえ!」は、心にグサリと突き刺さりました。この作品を観る度に、やっぱ兄弟・姉妹っていいなぁと思えてきます。最後に、皆様書かれていますが、「草の想い」は映画史上に残る名曲です! [ビデオ(字幕)] 10点(2004-02-03 19:36:19) |
4. 梟の城
人物描写が弱く、かと言って見るべきアクションがあるわけでもない中途半端な作品。 ストーリや人間関係も、ちょっと分かり難いし。 鶴田真由と葉月里緒奈の2人は、とても綺麗。 個人的には、原作とかけ離れてしまうかも知れないが、アクション娯楽時代劇として、故深作監督とJACの面々でリメイクしたら面白いものが出来上がるのでは、と思った。 3点(2004-01-30 01:10:48) |
5. ファンシイダンス
日本でしか作れない、日本人ならではのギャグが満載。周防監督は、こういったマイナーな世界(坊主→相撲→社交ダンス)を映画にするのが、本当に上手な監督ですよね。この映画を観て、坊主に対する畏敬の念が完全になくなってしまいました。 9点(2004-01-28 20:33:31) |