3. ファイト・クラブ
大学時代、講義をサボった足でふらりと入った平日真っ昼間の閑散とした映画館で偶然この作品に出会った。それまで「映画なんて女の子とデートする際の選択肢の中のひとつ」ぐらいにしか思ってなかったおれにとって、あのラストシーンのドンデン返しはそれこそ鈍器で頭を思いっきりぶん殴られたような衝撃だった。全身の血が沸騰して血管を突き破って湧き出してきそうなあの時の衝動と高揚感。それは何年たった今でも昨日のことのように思い出す。あの時、スクリーンの前で感じた興奮と感動を思えば、やはりこれ以外の点数はつけられない。 [映画館(字幕)] 10点(2004-03-21 22:08:26) |