1. プライベート・ライアン
《ネタバレ》 「引く描写」「描かないで語る」という事ができないんですね。 戦争の悲惨さ、哀しさ、矛盾、 それらを抱えて自分の中でなんとか消化して、あの戦場で前に進む、人を殺すということ。 それぞれの人間に語られないストーリーがある、ということ。 親の哀しみ、普通に生きるということの静かな輝き、はわかる、でしょ。 そりゃ。描写わかりやすいもの。ねえ。 で? と穿った見方をせずにいられません。 ドイツ兵の人間性が描かれないのはいわずもがな(マストではないにしても)、 はいはい、そこは差し引きましょう。でもね、、、 指令出す上層部からして「いい人」で、 あの時点で醒める... いっくら偽善も善である場合もある、としてもだなあ。 で、あの星条旗... 繰り返しますが、「引く描写」「描かないで語る」という事ができないんですね。 スピルバーグ先生、もう一度、小津を見直して下さい。 監督違うが、「ブエナビスタ~」のラスト、ライ・クーダーで画が止まるとこ思い出した。 (メンバー紹介最後から二番めがライの息子) 笑。 厚顔無恥。ヴェンダースの指示なのか?小津大好きじゃないのか! これも監督違いますが「パールハーバー」に世界一感動する日本の観客や、 ユダヤにはいいんでしょう。 「客=大衆に合わせた」んでしょう。 観客はそこまで馬鹿じゃないといいのだが、結構じっくり去勢されてるからなあ。 彼の映画は、例えばビートルズの歌の域までは行けない(彼らにも「差別」は存在したりするけど)。 スピルバーグという名に期待しなくなってスゴ~く長い時間が経っています。 あ、小学校のときだけか。子供騙し? 「リアル」な戦闘場面云々もねえ。そうなんだろうけど... 金かけて「リアル」を見せようとするだけの、 「入り口と出口が一緒」の映画、が世に溢れたが為に CGと特殊メイクに毒されている方々~! 例えば、「蜘蛛の巣城」ね。 あれ、本物の矢だよ。手だれを雇って、至近距離からびゅんびゅん放って撮ったんだよ。 本物の弾丸で撃てるわけないだろ、って話じゃないよ 笑 そういう議論じゃない 爆 世間的にパワフル、とされている人は、 責任と自覚を持って、もっとスゴい作品を作ってよ。 客を驚かせてよ という、いち客の無責任さから、この点数。 さもないと、どんどん衰退する。 実はもっと深い、の?ひょっとして 笑 [DVD(字幕)] 2点(2005-11-02 06:09:39)(良:1票) |