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プロフィール
コメント数 355
性別 男性
自己紹介 「昔は良かった」という懐古主義ではなく
「良い映画は時代を超越する」事を伝えたく、
 昔の映画を中心にレビューを書いてます。

ジブリ作品が配信できないのなら
せめて「毎年1作品をリバイバルで上映する」
位の企画がたってても、いいんじゃねーかな?

「赤毛のアン・グリーンゲイブルズへの道」
限定公開初日だったこともあったけど、人入ってたし。

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1.  不良番長 《ネタバレ》 
※今回は作品単体、というよりはシリーズの総括という感じで確認下さいませ。    参考書籍は杉作J太郎/植地毅氏の「不良番長・浪漫アルバム」【徳間書店】  (これ数ある「浪漫アルバム」シリーズの中でも結構名著と思います)    ・東映ピンキー・バイオレンスにはまり、ポルノ映画館に通い詰めだった若き日の私。  お目当ての同時上映がだいたい決まってこのシリーズ。  4年間に16本、というどんだけ作品出してんだよ!もういいよカポネ団!  自分も何が何作目でどんな話かもうさっぱり。思わず苦情言った事がある。  「興行的に時間つぶしになるし、単純に面白いし、何よりフィルムの上映料が安い!」  とは映画館側の返事。ハァ、市場経済の中では優良なコンテンツなんですなぁ。  ・映画館上映のすき間を埋める為に東映社長岡田茂が指示したのは  なにしろ低予算。プロデューサー吉田達に指示し当時の製作費としては  最低レベル。監督も外注ではなく、この作品が初監督作となる野田幸男。  関西出身の野田監督「谷岡ヤスジの様にメチャクチャにしますよ〜」。  上映当初は不評だったものの、観客にそのハチャメチャさが受けて  社長岡田もその流れに乗った。で4年間に16作。  ・私にとっての名作「0課の女・赤い手錠」('74)の監督でもある野田監督。  ただ結局若くして亡くなられた為(97年、62才で逝去は若すぎる)、  話を聞く機会は無かったが、先輩の石井輝男が良く講演会、上映ゲストで  話してたのは「野田ちゃんは、あの作品で時流に乗った」という事。  60年代後半の学生運動の高まり+邦画の斜陽化によるエログロ路線への移行、  そして野田監督の才気が生み出したエネルギーによる賜物であった、  てな話なのでしょう。  【ただ石井監督は「会社のコマ」になってしまった野田監督が   後年細かすぎるカット割りや予算を越えた映画作り=作家性追及   の結果、岡田茂社長=東映から追い出された事も話しており   収益性と芸術、両立の難しさも語っていたのが印象的でした】   ・撮影時のエピソードは上記の「~浪漫アルバム」に記載されてますが、  もう凄すぎですな、こりゃ。神坂弘=生前の辰兄ぃのインタビューも  記載されてますが、「(共演者たちに)撮影開始の時間だけは守らせた  =開始までは遊んでも良いと認識してた」「女性にはもう飽きた」  文脈の裏にはどんだけトンデモない事実があったか、という事ですよね。  でもそんな作歴を「誇りに思う」という辰兄ぃだったからこそ、  ダウンタウンの突っ込みを平然と受け、ロバート秋山の物まねも許容してた。     「映画というのはあくまでも娯楽である」という事を徹底したこのシリーズ、 いちいち突っ込むのは野暮。とことん楽しもう。 駄文失礼しました。
[映画館(邦画)] 5点(2021-11-10 11:02:46)
2.  フープ・ドリームス 《ネタバレ》 
貧民街の黒人少年二人が才能を見込まれてバスケットの名門高校に入学し、自分達の夢=NBA入団→「フープ・ドリームス」を叶えるべく努力する姿を4年間にわたって記録したドキュメンタリー。なのだがこれは「井の中の蛙が大海を知ってしまう」残酷さが描かれている。才能あった少年ウィリアムは怪我でひざの手術をし周りとついていけなくなったあげく、ガールフレンドが自分の子供を出産した事で心が折れてしまう。もう一人の少年アーサーは才能が花開かないまま奨学金のバックアップが足りなくなってしまい、名門高校を退学。公立高校に再入学し目標であったトーナメントには出場出来たが名門大学に進学できるかはわからない。日本でいうところの「野心/ハングリー」という言葉の意味合いが諸外国ではまったく違う、重いのだという感慨を初見時の私は感じたものでした。あれから20年の時が経ちますが貧困から脱する為の「スポーツ」の意味はますますもって増大しつつあります。そしてマニー・パッキャオやレブロン・ジェームス、リオネル・メッシの下には何千何百万人のウィリアムやアーサーがいるのだと考えさせられました。DVDは廃盤ですが、Netflixとかでは視聴可能のはず...多分。少々上映時間長いけど機会があれば。
[映画館(字幕)] 8点(2016-08-01 17:29:13)
3.  冬構え<TVM> 《ネタバレ》 
山田太一+笠智衆コンビによるNHKドラマ三部作の二本目は、人生の晩年に付きまとう「老いと孤独」に対してどうしたら「冬構え」できるのか考える一本。自死する場所を求め遺書を携え東北を彷徨う老人だが、私が思うにこれは彼にとって死への旅程ではなく「老齢に向き合う=生きてゆく為の活力を再び見いだす」為の確認作業ではなかったか。ふとした事から知り合う寒村の老人(藤原釜足)が呟く「人間生きてることが一番ええって言えと。だけども生きてることが一番だと、そんなことは言えねぇ...」ほんとうそのとおり。ただ絶望の内に終わらせるよりも今日よりも違った景色が見えるかもしれない明日に懸けてみるというのも悪くはないのではないか、そう実感したであろうラストの笠の笑顔に救われる。それにつけても笠智衆+沢村貞子/小澤栄太郎/藤原釜足だよ...今のTVドラマではまったく望めない、「本当の」演技だよねこれ。NHKオンデマンドでも視聴可能なので機会があればぜひ。
[地上波(邦画)] 8点(2015-06-19 16:46:26)
4.  不射之射 《ネタバレ》 
川本映画の魅力はもちろん人形造形と動作(ストップモーションの映像にしては物凄くなめらかで細かい!)だけではなく、ライティングやカット割りの工夫で無表情の人形に命を吹き込んでしまう映像作家としての彼の技量。そこに自分は安心感を持っているのである。弓の道を究めんとした男が最後にたどり着いた境地、それは作家川本の「愚直にまで自分の進んできた人形アニメ映画に取り組み全うする」事に結びつくのでは無いか。これはもうアニメ映画を越えた「芸術」。年に一度は見てため息ついてます。
[DVD(邦画)] 9点(2010-08-22 22:29:04)
5.  風船 《ネタバレ》 
本当は「女優芦川いづみの最高傑作」だけですむこの映画のレビューだがそれだけでは寂しいので一言。北原三枝の演技も良い。多分彼女はルリ子や小百合やいづみ、雅子といった日活若手女優の中でも若い頃から演技力の幅・器が合ったと感じさせる一本。もちろんこのような小品で彼女達の演技を引き出せた監督川島のうまさあっての事だと思うが。
[映画館(字幕)] 7点(2010-04-03 11:47:38)
6.  不良姐御伝 猪の鹿お蝶 《ネタバレ》 
はっきり言ってこの様な高評価を付ける輩は多分自分ぐらいであろう。話は荒唐無稽であるし、女優も当時は凄いグラマーで美人だったかもしれないが現在の目で見れば劣ることこの上ない。そしていつもの私ならば憤然と反論するが、この作品に関しては『「馬鹿馬鹿しい」と片付けられた』世評の方がまったくもって、正しい。ただ私は邦画界の斜陽化が進む中、観客の要求に応えるべくまさに「ど根性」で撮りあげたこの作品が大好きで仕方がない。冒頭の襲撃・惨殺シーンからオープニングに至る流れはまさに任侠映画で名を馳せた東映の実力の片鱗を見せており素晴らしい。森鴎外「舞姫」の換骨奪胎である異人女スパイと若者の恋物語も笑ってしまうかもしれないがたまらなく良いのだ。そして池玲子。初めて伝説の「全裸殺陣」を見た時はドキドキするどころかその役者根性に対して圧倒されたというのが正直な感想であった。そして復讐を終えた彼女が胸に着いた血を拭き取れないままよろよろと歩き、苦悶の表情のまま雪が花札に変わるラストシーンの中で彼女はポルノという範疇を超えた、まさに名女優と化した。昨今の「脱いだ脱がない」で騒いでいる女優・風潮に本当、池玲子の爪の垢の1ミクロンでも飲ませたい気分である。日本最高のバットガール、池玲子の魅力がダイナマイトのごとく炸裂する!(なんじゃこの文章。でもこんな感じなのよ、実際。)
[映画館(邦画)] 8点(2008-11-15 17:39:08)(良:1票)
7.  フィフス・エレメント
彼が言っていた「構想10年!の映像世界」底の浅い監督だなぁと思っていたが。本当にそうだったのはその後の作品を見ても明らか。素直に「愛は地球を救う」でいいじゃんか。サライ~のそ~らへ~。
[映画館(字幕)] 2点(2008-05-23 02:15:03)(良:1票)
8.  フラガール
最後は気持ち良く鑑賞できたし、話そのものも恥ずかしながら私は映画館でオイオイ泣かせてもらった。ただラストのフラダンスに至る「這いつくばってでも生きていく」という処までの経緯にもう少し工夫、というのか良くあるパターンになってしまっていてそこがたまに疵。あ、あとダンスシーンにストップモーションはやめようよ。あのフラダンスは余計な事をしなくても充分に魅力的なんだから。
[映画館(邦画)] 6点(2008-04-19 18:35:04)
9.  フィールド・オブ・ドリームス 《ネタバレ》 
もう少しスマートに演出できないかなぁ(例として野球をする喜びを写すショットを入れているのに登場人物に「ここは天国か?」などと言わせているところとか俗物根性溢れた者に選手が見えないとか)と考えるけど90年代アメリカ映画の中ではピカイチの「愛すべき法螺話」。夢の球場=フィールド・オブ・ドリームスというのはただ有名選手がよみがえりプレーをするという類の話ではなく、(バスケやアメフト等はさておき)ベースボール(「野球」じゃない)を国民的娯楽として胸に描いているアメリカ国民精神の発露なのでしょう。親父や友達と一緒にキャッチボールをしたり、楽しんだ日々。有名選手のプレーにあこがれ夢見たあの頃。この映画の登場人物達は自分達の忘れかけていた心の原風景を取り戻すことで人生捨てたモンじゃない、と喜びや楽しさを再発見していったはず。だから印象に残るのは役者の「笑顔」。エイミー・マティガン(私この女優さん大好き)の優しい笑顔。ジェームス・アール・ジョーンズのわくわくぶり。そしてバート・ランカスターの人生を達観したような微笑み、そして背中!主役のケビンが一番魅力に欠けると思うのは私だけ?
[映画館(字幕)] 8点(2008-03-14 14:08:31)
10.  ブレードランナー/ファイナル・カット 《ネタバレ》 
まずは映画館のスクリーンで鑑賞できた事に感謝。酸性雨の降りしきるロサンゼルスはやはり映画館の暗闇の中でこそ生える。ヴァンゲリスの音楽も効果的。監督リドリー・スコットの望んでいた「SFのハードボイルド」は十分表現出来ている。そしてこれはデッカードではなく、レプリカント=ロイの話。まぁこの映画から影響を受けた作品が漫画やアニメ、文学に限らずどれだけ溢れていることか。ちなみに私、モノローグの入る最初のバージョンも好きです。
[映画館(字幕)] 8点(2007-11-25 21:42:31)
11.  ファニーとアレクサンデル 《ネタバレ》 
「サラバンド」を後年撮っているとは言え、この作品でベルイマン自身の「大河ドラマ」はここに完結した、と言ってもいいでしょう。教会関係者の子供として生まれた彼は幼い頃からキリスト教の厳格な定義に向き合った生活を余儀なくされた事で「絶対的な神」の存在に対して疑問を常に抱き続け、その存在意義を模索し続けた映画人生でありました。ある意味亡霊の見える少年アレクサンデルは下の方が述べておられるようにベルイマン自身の投影に他なりません。ラストシーンでアレクサンデルは自分を苦しめてきた養父の亡霊に生涯付きまとわれる事を感じます。これは彼自身が妥協という意味ではなく、キリスト教徒として生まれた人生に対する悟りのようなものを体感したからではないかと私は思ったわけです、ハイ。5時間版DVDがでたこともあるし、ぜひ皆様にも堪能していただきたい。小難しい話ではなく下手なサスペンス映画よりも断然面白い。特にオープニングの映像表現と養父との生活が始まる三部からの流れは圧巻!文句なし。
[ビデオ(字幕)] 10点(2007-09-14 11:39:40)(良:1票)
12.  プラトーン
何というのかなぁ、良い食材と性能の良い道具を使用しているのにもかかわらずシェフの腕が悪いから不味かった、そんな感じの映画だな。(悲しい音楽とスローモーションを使用してというのはある意味映画人としては芸がないと思うのだがいかがなものか。役者が頑張っている分逆に力量のなさが目立つ)しかもこのシェフ、「店内は私語厳禁」位の押し付けを平気でかましてる分だけ逆に腹が立ってくる。ある意味アカデミー賞を取ったんだから、宣伝は一流なんだろうけど。
[映画館(字幕)] 2点(2007-01-11 23:59:00)(良:2票)
13.  フィツカラルド 《ネタバレ》 
今ならCGや特撮でチャチャッと片付けてしまってハイおしまい、という事を本当に行ってしまった「山登り」のシーン。映像で見るとこの撮影当時、製作スタッフも役者も皆気が触れていたとしか思えないほどの「映画バカ一代」ぶりです。(逆にアマゾンを離れたスタジオでの撮影と思われるミニチュアを使用した激流下りのシオシオ感がまた可笑しい)ラストシーンも「もっともっとでかい花火上げたるぞ~」みたいな吹っ切れ方が好き。(監督曰く、作っていた時期が辛かったからせめて最後はハッピーに行きたかったと、DVDコメンタリーから)とは言え実際関わる人達からすればこんなはた迷惑な監督・役者はいないわけで、ある意味奇跡的なコンビだったのではないでしょうか。「キンスキー・我が最愛の敵」も一緒にどうぞ。
[映画館(字幕)] 8点(2006-05-20 14:11:47)(良:1票)
14.  ブルース・ブラザース 《ネタバレ》 
古臭いと思われていたソウル+R&Bミュージックに改めて光を照らしてくれた、というただの一点に置いてこの作品の価値はあるのだと思う。冗長すぎるのも各ミュージシャンのパフォーマンスを堪能するには仕方が無い。Do You See The Light? ええええ、私もソウルの光を見ましたとも! 感謝の意を込めてこの点数。
[ビデオ(字幕)] 7点(2006-04-19 22:54:49)
15.  フェリーニの道化師<TVM> 《ネタバレ》 
フェリーニの作品では小品だけど私にとっては愛着を感じるのはこれです。彼の幼年時代の思い出は私の感想では「道化師を見て笑った楽しさ」というよりも「笑われる道化師への哀愁」。「道化」師という職業は元々王室等で暇つぶしのネタにされるようなある意味「くだらない」職業であり、(その為矮小の体をもつ人達などが付く事が多かった)サーカスのピエロもそんな名残から人々からも見下されていた現実が多々あったという。哀しみを表に出さず自らを「道化」として笑いを生み出す職業、こんな寂しい話があるでしょうか。だけどこれはそういった人々へのフェリーニなりのエールなのでしょう。中世スペイン王宮でのお付画家として名を馳せたベラスケス、彼の絵画には道化をモチーフとした作品がありその中の人物はまっすぐな視線を鑑賞者に向けた「道化」という職業への誇りを表したかのような力強い作品が多いのですが、この映画はフェリーニにとっての「ベラスケスの絵画」。暗闇に消えてゆく道化師とそれにかぶるラストシーンの哀愁溢れるトランペット、「寂しさもあるがこれもまた素晴しい」応援歌のはずです。
[映画館(字幕)] 8点(2006-04-19 18:39:06)
16.  ブロークン・アロー 《ネタバレ》 
映画において「荒唐無稽」は大いにやっていいが、「無神経」では困るのよ。核爆弾爆発させて、どうすんじゃ!
[映画館(字幕)] 4点(2006-04-17 21:25:41)
17.  フェイス/オフ
私にとってのジョン・ウー作品の魅力というのは「誇りを失った男の、復権の物語」なのに演出が「顔変わっちゃったよ、取り戻さなきゃ」という内容ではどんなにアクションが凄くても仏作って魂入れず。失礼しました。
[映画館(字幕)] 5点(2006-04-17 03:32:19)
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