3. フラガール
ストーリーは、ありきたりなスポ根青春ものに近い感じかな? でもそれでいいんです。ラストシーンでは、自分もハワイアンセンターの客のような気分で、思わず立ち上がって拍手を送りたくなりました(笑) フラダンスよりも、動きの激しいタヒチアンダンスのシーンが多く、見応え充分です。あの床に仰向けに寝そべってから、ムックリ起き上がる動作は、何度見てもスゴイなぁと感心してしまいます。コミカルな要素も多い作品で、特に岸部一徳さんが方言をまくしたてるシーンでは笑ってしまいました。さすがです。とにかくキャストが生き生きしていて、松雪泰子の先生役もハマってたし、蒼井優はキラキラしてるし、しずちゃんも結構いい味出して、それぞれに魅力がありました。ただ、寺島進は不要。いかにもな役だし、いなくても差し支えない感じ。フラの動きには意味があることをこの映画で初めて知り、駅のホームのシーンは、ちょっとジーンとしました。東北でハワイを再現するという、当時の人達の斬新な発想やその熱意には敬意を表したいと思います。 [映画館(邦画)] 10点(2009-05-05 19:22:25)(良:1票) |