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 > ムラン さん
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プロフィール
コメント数 300
性別 男性
年齢 41歳
自己紹介  点数が低い作品に関してはかなりボロクソに書いてありますのでお読みの際はご注意を。
 私の駄文が皆様の映画ライフの助けになれば幸いです。

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1.  武士の一分 《ネタバレ》 
時代劇はあまり見ません。 兎にも角にも果たし合いの演出が最高だった。 深読みし過ぎかも知れないが、主人公の行動全てが勝利に繋がっている。 盲目と舐めてる敵の初動を制し、力強いの太刀筋を見せることで『不用意に斬り掛かると危険』と相手を警戒させる。 切っ先を交え続ける、河原の小石を蹴る音を頼りになんとか持ちこたえ更に警戒心を煽る。 主人公の戦い方(上記)を理解した敵が、突然の強風で音がかき消されているにも関わらず、それに乗じて攻撃してこないため(仮にこの時攻撃されたのならそれこそ相打ち覚悟かも)、主人公は、敵は師の教えにあった『死を覚悟した戦い』ではなく『生きるための戦い』をしていることを看破すると、偽の物音に騙されたふりをした次の瞬間、素早く小屋の屋根から不意打ちをしてきた敵目掛けて渾身の太刀を浴びせ勝利。 そこまで主人公が考えていたのかは不明でただの結果論か私の妄想かもしれないが、事前の特訓時に師から偽の物音による不意打ち戦法を受けていたことで次の攻撃が予想でき、更に近くに小屋があったことで逆に不意打ちしてくる方向が絞れた事や、その直前の主人公の構えが、それまでの手探り的なものと違い、明らかに落ち着きどっしりと構えているとこらから次の攻撃が予想できているように感じられる等、主人公の勝利の根拠がしっかりと演出されていた。 最後のハッピーエンドも、部下の裏切りを告口するより、目の見えない相手に完敗したことがバレる方がよっぽど恥と考えれば納得できた。 盲目の剣士といえば北野座頭市を見たが、ど派手な大立ち回り(こっちも良かった)のあちらとは異なりながらも実に見応えのある戦いだった。
[ビデオ(邦画)] 8点(2023-01-05 09:38:16)
2.  プロメア 《ネタバレ》 
こいつドリル積んでそう。こいつが今回のドリルメカか。ドリルっぽい装備だけどドリルじゃないな。今回の戦闘ではドリルはお預けか。なるほどコレはドリルへの伏線だな。ここらへんはドリルの匂いがしないなぁ。おお、こいつが真のドリルメカか。ああ、ますますドリルを持ってそうに。絶対ドリル出すだろこいつ。敵もドリルっぽいの出てきた。なるほど開拓ドリル・・・は無し?なるほど竜が集まってドリルに・・・ならない。ええ、ドリル無いの?やっぱりこいつがドリル持ちだったのか。ナイスドリル!あれ、ドリルもう終わり?ドリルは少なかったけど面白かった。こんな感じです。
[映画館(邦画)] 9点(2019-05-25 13:03:25)
3.  ブレードランナー 2049 《ネタバレ》 
 内容としては前作の続きなので、観ていればより楽しめるが、観てなくても『一応』話は分かるようになっているのは良かった。  逃亡したレプリガント(人造人間)を捕らえるために作られたレプリガントである主人公。今日もいつものように仕事(逃走レプリガントの排除)をしていると、大昔に製造されたレプリガントの白骨死体を見つけるが、調べると世界を揺るがすとんでもない情報が・・・・と導入部は引き込み十分。  その後も操作を続け少しずつ確認に迫っていくと、自身の出生にまつわる重大な謎に行き着くことにと、話のスケールがどんどん大きくなっていくので、2時間越えの尺もそれほど気にはならなかった。ただ希望としては捜査中にもう少しアクションシーンが欲しかったら、そうなると3時間越えの可能性も出てくるので致し方ない。  全体的なミスリードやどんでん返しも、コレまでに起こった大小含めた出来事や発言、『論理的にありえないだろ』『だが映画的ご都合展開と考えればありえるかも』等と言った妄想を膨らませると最後まで楽しめるしオチにも納得できた。  ただ難点もあり、主人公が敵の襲撃を受けて重要人物を連れ去られた際何故か殺されずに済んでいたり、その重要人物の護送も非常に手薄であっさり主人公の襲撃を許してしまったり等、ラスト30分辺りがそれまでに比べてご都合成分が一気に増大し、且つ、主人公が殺されそうになった所で第三勢力が介入等少し演出を考えれば自然な流れに出来たと思うだけに残念に感じた。   総評  流石に『SF映画の新たな金字塔』とはいかないが、十分楽しめた。  それと、謎を追い求める際の捜査や、ちょっとした人物の言動やコレまでの状況証拠からラストの展開に繋げたり、主人公が『優秀な捜査官』と言う自身の能力をしっかり活かしていたのはかなり好感触だった。
[映画館(字幕)] 7点(2017-11-03 20:58:43)
4.  フューリー(2014) 《ネタバレ》 
中盤から終盤に掛けては文句なしのすごく惜しい作品。 厳しさを叩き込まれるために捕虜を銃殺するように隊長から命令された新兵を乗組員が同情して友好関係図が完成したと思いきや。 その後市街地戦に勝利したが、暴行されるのを恐れていた女性に紳士的な態度をとる隊長と新兵、それを見つけた乗組員が空気を読まずにめちゃくちゃにし激情。 と言った感じで、ここまでにある2度の戦闘経験から、やや新兵視点で戦場の狂気(上記の乗組員の悪ふざけはある意味比喩的表現)を体験していく感じは、同等とまではいかないながらも「プライベートライアン」のアクション・ドラマ性と「シン・レッド・ライン」の無感情な戦場描写(褒め言葉)をミックスさせた感じで良かった。 戦闘シーンもどれも非常に迫力あり、中盤最後に現れるタイガー戦車との決戦は手に汗握る展開だった。 ここまでは良かったが、終盤色々あって1両だけ残った主人公戦車が故障し、敵歩兵と戦車内に篭りながらの篭城戦を繰り広げ仲間が次々死に新兵だけが生残るが、完全にプライベートライアンの劣化版。 「たった1両で敵を食い止める」という展開へのもって行き方もちょっと強引(タイガー戦車強襲はともかく、歩兵を一人も追従させず戦車4両だけの意味や、その場所を守る意味が不明確だったり)、おまけにこの直前の戦車戦が良かっただけに最後の戦いが一層チープに感じてしまった。そして最後、車内に手榴弾を投げ込まれながらも原型を留めている仲間の死体に激萎え。 脱出して怯える新兵を発見しながらも見逃したドイツ兵の場面は、全てが「戦場=狂気、敵=悪」ではないと言うメッセージ性を感じ良かったのだが・・・・。 総評 本当に終盤の失速が惜しまれる作品。ドンパチだけを期待するとドラマパートが長すぎ、ドラマ性を期待すると終盤の戦闘にお粗末感を抱いてしまう。
[映画館(字幕)] 6点(2014-12-06 11:46:07)
5.  プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命 《ネタバレ》 
『①:息子のために銀行強盗でお金を稼ごうとする男』と『②:その男を撃ち殺してヒーローになった男』と『③:先の二人の子供』と言う大きく3パートに分かれている。 ①に関しては以前この役者が演じた『ドライブ』に雰囲気が似ており、一番面白かった。 ②は①の主人公を撃ち殺した警官が一躍ヒーローになるも、そのポジションを利用され警察の暗部(ゆすりや窃盗、押収品の横流し等)に絶望すると同時に、逆にそれを利用し成り上がっていくダークなサクセスストーリーで、カメラワーク等細かい演出が急に悪くなった(意図かな?)が悪くはない。 ③ははっきり言って微妙。①と②の子供が知らずに仲良くなるも、真実を知り復讐に燃えると言う、何ともありきたりな内容。親と違い子供の素行は、大出世した②の主人公の方が悪くなっているが、①の子供も中途半端に悪でカブり気味、どうせならもっと真面目な感じにした方が退避が聞いて良かったと思う。 ・・・・と言った感じで、話が切り替わる度に出来がだんだん悪くなっていき、おまけに尺の長さもあって③の時点でかなりへとへとだった。 決して駄作ではないが、雰囲気や演出、尺の長さ等総合的に見ても『ドライブ』の方が良いかな?  総評 良くも悪くもなく長い作品。
[映画館(字幕)] 5点(2013-06-05 19:58:54)
6.  フォーン・ブース 《ネタバレ》 
終盤までのハラハラドキドキ感を見事に裏切ってくれました。 程度は関係なく、とにかく目に付いた『悪い人間』を脅して更生させるチャンスを与え、従えば釈放、断れば射殺する。 終盤トリックを見破り警察が突入するが、主人公の懺悔は終了し、犯人も自殺して万事解決・・・・と思いきや生きていました(しかも赤の他人)。と素人でも使わない様なオチを持ってこられ台無し。どうせなら主人公の付き人をやっていた若者(下調べで雇われているふりをしていた)を犯人とかの方がマシだったんじゃない? 犯人も主人公とのやり取りの間に2人殺しており、少なくとも一人に関しては悪人でもなさそう(悪く見ても町のチンピラ)だし更生のチャンスも与えず殺しており、行動目的と行動内容に大きなギャップを感じた。 犯人の位置特定も、電話ボックスは逆探知防止システムを使っているのに、事件直前に主人公の奥さんに電話した際は使用せず位置がバレてしまう上、意図的にお行ったわけでもなさそうなので作中のシリアスな雰囲気に水を差されゲンナリ。 総評 最終盤からオチに掛けての出来がそれまで積み上げてきた全てを台無しにしてしまった。  電話ボックスを使ったアイディアと大事を介して小心者の主人公を改心させると言う構成は悪くないが、そう言った事を強要する犯人の設定とオチに関する良いネタが思いつかずやっつけで台無しに。
[ブルーレイ(吹替)] 3点(2013-05-08 21:38:00)(良:2票)
7.  フライト 《ネタバレ》 
『清廉潔白有能機長が誰かの不祥事のせいで容疑者に仕立て上げられ、皆で無実を勝ち取るドラマ』と思っていた私の予想は開始5分で見事に裏切られ、序盤からショッキング。これは『ゼメキスやワシントン』と言う集客要素を信じ、そういう風に見せる予告でミスリードするよう仕掛けた広報の度胸をまず評価。 内容は『アル中主人公が災難に会いながら立ち直る』と言った偉くこじんまりとしたものだが、タイトルになっている飛行機事故が映画と言う短い尺で主人公が更正するための切っ掛けや出会いをもたらしつつ、話がきっちり映画的に盛り上がるよう『登場人物と視聴者』どちらにも対応したカンフル剤としてしっかり機能していた。 主人公の設定も『英雄だが駄目人間』と言う何とも歯がゆい性格で、彼は悪くはないのだが、散々見せられる横柄な態度に『痛い目に会っちまえ』と思わせてきます。しかし、そんなダメ人間であると同時に百人近い命を救った英雄でもある。 終始淡々と話は進みながらも、同僚の死に涙したり酒を断とうと努力したりと、客が主人公に対し一線以上の不快感を与えないような演出のため、『黒なのか白なのか』だけではなく『黒になっちまえ、でもそれじゃ可哀そうだしかと言って白でもすっきりしない、どっちに転ぶのかな?』と、結末に対する視聴者の希望と期待をムズムズ刺激してきます。 そして終盤『よっしゃやっぱそう簡単に人は変われないな(笑)。あれ?え?そんな手アリ!?なんだよこのオチは?え?え?まだ続くの?ええっ!!』と二転三転し、『黒か白か』どちらかしかないと思っていたオチも、黒でも白でもグレーでもなく『黒だが白』と絶妙な着地を見せてくれました。  デンゼルワシントンの演技も、一般平均以下の英語力しかない私にも分かるようなたどたどしい喋り方で『横暴ヘタレな優秀パイロット』をキッチリ魅せてくれるあたり流石だった。 2時間近くあんだけ大嫌いだった主人公が最後の最後に見せた英断で一気に大好きになりました。体は自由だが心が窮屈そうに見えた彼が、体が窮屈になった代わりに心が自由になったシーンが実に印象的だった。
[映画館(字幕)] 8点(2013-03-02 00:49:15)(良:3票)
8.  プロメテウス 《ネタバレ》 
宇宙船での移動や遺跡内調査の『起承』部分は1や2を彷彿させるが、シーンの1つ1つが長くダレる上、『砂嵐に巻き込まれピンチになるが何とか助かる』等それにより人物同士の関係や心境が変化する事も無く、本当に何のために入れているのかわからないものも多い。 終盤ようやく事件(転)が起こるが、『変な薬飲んで変死』『変死した男と交わった女性が何故かエイリアン身ごもるが切開で助かりエイリアンも閉じ込められる』『フェイスハガーっぽい奴に襲われた男が何故か蘇生凶暴化するがすぐに焼却処分』『友好的と信じていた宇宙人(創造主)も変に暴れてヒロイン追いかけて上述したエイリアンに寄生され死亡』等どれもパッとしない上整合性も無く、起こると同時に解決してしまうので旧作にあった様ないつどこから襲われるかわからない恐怖が無い。たぶん『スフィア』みたく恐怖が押し寄せてくる的演出だと思うのだがとにかくショボくて印象も弱い。 オチ(結)に至っては脇キャラに『地球のために死んで』と言っておきながら自分はちゃっかり生き残り旅を続けるヒロインと後味最悪。 パクってはいないだろうが、宇宙人の設定もまんま『ガイバーの降臨者』だったのでインパクトゼロ。 登場人物にも悪人がおらず、エイリアンVS主人公VSお持ち帰り希望組と言う『お約束の三竦み』が無く、目的もエラく庶民的(軍事利用や儲け話ではなくただ単に永遠の命が欲しい)で全員『薄い』。 多分本作で一番描写が細かいアンドロイドも、その描写を活かす(自制心が目覚めたり、命令より良心を優先する)事無く普通に主に従い殺され『2』の状態になり終了。 デザインは基本微妙で、良いと思ったモノに関しても『どっかで見たことある』感が強い。 総評 相変わらず撮り方は上手く映像も綺麗なので見てる最中は退屈しないが、視聴後集中して見れた割に思い出すと全然面白くなかった事に驚く。 『VSプレデター』を含めたエイリアンシリーズの中でも1番詰らないし、独立したSF映画として見ても全く独創性が無く、なにより中途半端にエイリアンっぽくしているのも駄目。 余談 女雇主の宇宙服姿がどう見ても『結び目が少し下になっているゼロスーツ着たサムス・アラン』だったので是非次回は彼女を主役にした『メトロイド』を作ってほしい。 
[映画館(字幕)] 3点(2012-08-04 21:50:27)(笑:1票) (良:1票)
9.  BLACK & WHITE/ブラック&ホワイト(2012) 《ネタバレ》 
『キザったらしくないボンド』と『誠実バツイチな英国紳士』と言う二人の『負けず嫌い』がCIAの職権乱用しまくって好きになった女性を取り合うと言う、予告編通りの内容でした。  なので予告編を見て興味が出たり、あとは『トゥルーライズ』でシュワちゃんが奥さんの素行調査をしているあたりのシーンを面白く感じた方なら見て損は無いと思います。  二股かけるヒロインに関しても、過去の経験やオバサン友人、そして現状に対する罪悪感等不快感を抱かれないように調整してあるのも良かった。二人に駆り出される局員も出番こそ少ないがしっかり個性を付けており、そんな良いように振り回される彼らに『ご苦労さん(笑)』と一言。  オチに関しても想像はできたが、本作の場合そこに至るまでの『過程』を楽しむものなので良しとしましょう。  細かい所では場面の移り変わりやカメラアングルなどの演出関係も概ね良好で最後までダレる事は無かった。  難点があるとしたら、折角CIA局員と言うスパイのエリートなのに使用する機器が盗聴器や衛星カメラ、無人機等とありきたり過ぎだった。むしろそんな事にCIAの技術をフルに動員するとかの方がより馬鹿っぽくて良かったと思うが、ただ「個人の権限で行えるのがコレが限界だった」と考えればリアルっちゃあリアルだね。  もう1つはラスボスのギャング、先ほども書いたが本作はコメディなので真面目なシーンが少ないのは仕方ないが、それにしてもあっさりし過ぎ。序盤二人に仲間を殺され復讐を近いヒロインを誘拐して・・・と思ったらものの五分で取り返されすぐに退場。活躍はおろか『そもそもアイツはどう言った犯罪者なの?』と言う所すら描写無しなのでむしろ可哀そうになってきた。  総評  良い意味で予想通りの作品でした。ただ上述したように予告を見たりしてあまり興味をひかれなかったら視聴はお勧めしません。  私の場合ドストライクだったのでちょっと甘めの高評価になっていますのでご注意を。
[映画館(字幕)] 7点(2012-04-21 00:18:30)(良:1票)
10.  ブラックホーク・ダウン 《ネタバレ》 
 現代戦争モノの中では『ジャーヘッド』と並び群を抜いて素晴らしかった。  良く戦争映画で描かれる『人の尊厳』やら『人を殺すことへの葛藤』『敵兵士を悪者に仕立て上げるための過激演出』等が前に出る事は無い。  とにかく『民兵とアメリカ軍兵士による市街地戦』と言う『状況』をただただ描くのみ。そしてその演出がとにかく素晴らしい。  最新装備と一流の訓練等、個体戦闘能力では圧倒的有利なアメリカ軍が、訓練も装備も劣りただただ『物量』で押し寄せてくる民兵に苦戦を強いられる様はヒッチコックの『鳥』の様な恐怖感があった。  各登場人物の描写もされているがあくまでメインとなる戦闘シーンの合間に挿入される程度で、メインはとにかく戦争戦争戦争。大げさかもしれないが、本当透明人間にでもなってその場にいると感じてしまう程凄い臨場感だった。おかげで中盤の『止血』シーンは本気で気分が悪くなった。  メッセージ性も無くは無いが、ベタな戦争映画の様に『見せつける』のではなく、戦闘中の兵士の仕草や会話から『感じ取る』様に描いているのも面白く、ラストの帰還シーンはジェットコースターから降りた後の様な清々しさがありました。  後になってリドリー・スコットが監督だと言うの知り、本当彼の多才さに驚愕。 
[DVD(吹替)] 8点(2011-05-14 18:43:42)(良:1票)
11.  ファンボーイズ 《ネタバレ》 
 SWはイチ映画としてまぁ好きかな程度、そこまで思い入れはありません。  雰囲気的には『ギャグ多め、ヒューマン少なめな大人版スタンドバイミー』と言った感じ。  ギャグが全体的に下ネタ寄りだがそこまで下品に感じず丁度笑えるあんばいで、途中入るスター・トレックファンとの争いは正に子供の喧嘩。  パロネタはあまり分からなかったですが、SWを『知って』さえいれば単純に映画としても楽しめる出来です。  ただ難点を言えば、友人の病気の設定が旅の目的だけで、イマイチ話に活かされていなかった。この程度の絡みならもうチョイライトな理由で旅に出るようにすれば良かった気がします。 
[DVD(吹替)] 6点(2010-09-23 20:13:37)
12.  ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン 《ネタバレ》 
 元ネタゲームはクリア済み、通常版とコンプ版両方を視聴。  まず注意としてはゲームやってない人間は100%理解できない。まぁここら辺はスタッフも覚悟して作ってるでしょう。  CGは五年前(今2010年)のものだがそこは『映像のスクウェア』、流石にピクサーとかと比べると劣るが、今見ても十分凄いと思えます。  ストーリーは、2年と言う時の流れと色々あって再びネクラに戻ったクラウドがセフィロス復活(?)を目論む謎の組織と戦うと言うシンプルなもので基本は戦闘映像を楽しむのがメイン。クラウドは格好良いしティファはとにかくエロい(黒のミニスカではないがバストやバストやバストが・・中学時代の興奮が再び)、この二人に次いでヴィンセントが出番チョイ多めで他は中盤出てくるバハムートモドキとの戦闘のみでナナキ(レッドⅩⅢ)好きとしては少し寂しい。  通常版は5年前に1度見ただけなので自信ありませんが、追加シーンはティファと暮らす子供の登場するシーンが大半、戦闘なんかでは特に変わりなかったと思います。  ただメインとなる戦闘は、確かにキレイで動きとかも凄いですが基本『飛んだり跳ねたりの高速戦闘』なので、何度もやられると正直後半は飽きる(大雑把に見てもクラウドの戦闘シーンだけで5つある)。1つ1つとっても尺が結構長くスタッフの気合を感じれる(細かい所でリミット技使っていたり)が、それならクラウドの出番減らして他のキャラをもっと活躍させてほしい。  戦闘シーンの細かい所では、物理無視はともかく剣のぶつかり方やクラウドの殺陣等に『重さ』が感じられず(ハリウッド映画で日本刀を曲芸みたくヒュンヒュン振り回しているのと似た印象)、動いているときはまだ良いが、鍔迫り合いで止まったりするとお互いが押し合いしていると言うよりはその場で硬直しているように見えてちょっと冷める。 あと敵に関しても少し情報不足、目的はともかく正体が分かり難く、描写不足。  ファンディスクと見れば文句無しの豪華内容だが『作品』として見ると後半の失速感が否めない。ゲーム中ではパッとしなかったザックスやエアリスの再登場、星の浄化やクラウドの自立等構成も悪くないので、戦闘シーンを削って20分短縮できていればもうチョイ点数上がったと思う。   ただ原作ファンなら見る価値はある。コッチかバイオのOVAどっちを買おうか迷っているならこちらをオススメ。
[DVD(邦画)] 7点(2010-08-13 22:35:54)
13.  プレデターズ(2010) 《ネタバレ》 
 とっても分かりやすいアメリカのB級アクション映画。  『一般市民に飽きたプレデターが世界中から兵(つわもの)共をとっ捕まえて自分の狩り場に離しレッツハンティング。だが俺達は怯えて逃げ回るだけの小鹿じゃねぇ!目に物見せてやるぜ!』と言う内容。うむ、実に良い!!革新的な映像も豪華なCGも無いが、シンプル・イズ・ベスト。雰囲気的には1に近いので、1を楽しめた方は見て損は無いかも。ちょっとだけシュワちゃんの記録も紹介されます。  ただ最近の映画(ド派手なCG)に慣れてる人にはショボく感じるかもしれないのでそういう意味では過去の作品が好きだった人向けかな?  ただ個人的に気になった点が2点。一つは肩キャノンが命中したら以前は腹にドでかい穴が空いていたが今回は背中が焦げるだけ、てか直撃して生きてたし。ちびっこへの配慮でしょうか?プレデターがそんなの気にしてはいけないでしょう?  もう一つ、仲間にヤクザがいて後半プレと日本刀を使った真剣勝負をするが・・・・格好悪い。立ち会いのシーンまでは1のネイティブサンっぽくて格好良かったのに。『おりゃーーー!』とか言って上段で突撃するその姿は完ぺき金さんに成敗されるザコ侍。殺陣の指導者はいなかったかもしれないが、役者さんは日本人(ハーフ?)だったんだからそこは意見して何とかしてほしかった。  捻りも新鮮さも無いが、シリーズファン(熱狂的ではないですが)ですしこういう古臭いアメリカ映画が大好きな私としては十分及第点。  付け加えるなら『エイリアンVS』よりは楽しかったです。
[映画館(字幕)] 7点(2010-07-24 18:44:23)(良:1票)
14.  プレッジ 《ネタバレ》 
 ストーリーは良い意味で不完全燃焼。ラスト数分の主人公の姿は見てるだけで辛くなりました。  『最高の人生の見つけ方』『恋愛小説家』を立て続けに見た後だったので余計キツかった。  見て損はしませんが、すっきりはしないのでご注意を。
[DVD(吹替)] 6点(2010-06-02 12:44:40)
15.  BLACK JACK ブラック・ジャック(1996) 《ネタバレ》 
 作品の雰囲気はOVA版と同じなので、原作と違いリアルな作画となっています。  話全体としては『超人的な能力を得る代わりに体を著しく蝕まれる謎の病気』に我等がブラックジャック先生が挑むお話。  上記の病状でわかると思いますがエンターテイメント性を優先した内容になっているのでそう言った(SF的?)モノが嘘臭く感じてしまう方には合わないかもしれません。  また、終盤の頭辺りまでは文句無いのですが、ラスト付近がかなり早足気味で、病魔に侵されたブラックジャックの助かった方法も『花のエキス』と言うなんともありきたりなオチ。  ただ、何と言っても本作で光るのは大塚明夫さんの演技。  冒頭に登場した少女に、死の危険性があることを知りながらウィルスを投与し、しかも『彼女に素晴らしい才能を与えた』と自分の非を一切認識しない悪女に対して詰め寄るブラックジャック。怒気を込めながらも冷静に相手を非難するシーンは一見の価値あり、途中に入る『なにぃ!?』はもう鳥肌モノ。  内容的には7点だが、とにかく大塚さんの演技の素晴らしさに2点プラス。
[DVD(邦画)] 9点(2010-05-21 12:34:24)
16.  仏陀再誕 《ネタバレ》 
仏陀の教えを広めるにはどうすれば→そうだ、アニメでやれば若い世代も観に来る!→なるほど!カワイイ女の子や有名な声優を出せばイチコロだねw的な、脳ミソ密度がスポンジ以下な大人の会話が聞こえる。そんな頭の総指揮とスポンサーの所為で痛さがギガスパークした作品に。幽霊が見える少女が悪霊に憑かれて電車に轢かれそうになった瞬間、元カレが救出。『私霊が見えるの』『俺が守ってやる』ああ、開始10分で眩暈が。不仲な元カレを無視し、仏陀の生まれ変りと逮捕必須な発言をするオヤジに助けを求めるため彼の所へ。このエスパー宗教に目覚めたギレンにしか見えません。実はギレンは悪の宗教団体だった!→弟(まことちゃん)が敵の罠で病気に→再誕仏陀を名乗るスーツ姿のおっさん出現→キモイ!→弟を治療→突然親父がガンをカミングアウト→仏陀mk-Ⅱが説得→親父歓喜→UFOが町を攻撃→笑!→巨大なはすの花ビラでUFO撃退→爆笑!→野望を阻止されたギレンはTVジャック。画面から念を出し津波の幻覚を見せる→UFO作戦よりショボイ→助かりたければ我を崇めよbyギレン!→国民は津波から逃げるのに必死で崇んでねぇ→少女「これは幻覚です!」信じれば救われます→信じる国民→次にギレンは少女を誘拐→野球中継にゲログロUFOで乱入(UFOの説明無し)→少女に「私が仏陀の再誕と言え」と強要→仏陀の再誕でも罪は逃れられないのでは?→仏陀mk-Ⅱ飛んで出現→仏陀は飛ぶ!→ギレンピンチ!→ギレンの中にいた暗黒陰陽師出現→誰!?→たぶん悪い奴→真っ黒なGNミサイルで攻撃→仏陀mk-Ⅱ光の翼展開→天空からショボ3DCGの天使と象出現!→仏陀は天使も従える!→ は、腹が(笑)→光のグランドクロスで陰陽師撃破→人以外には容赦無し→困惑する人々に対し仏陀一括→我に従え!→ええっ!?→適当にエンド。瀕死の私に追い打ちのED。音楽は良いのに歌詞が・・・『ありがとう仏陀』『素晴らしい仏陀』『闇はすぐそこに』『君も悟りにチャレンジ(の英語読み?)』。仏教映画に英語入れるな(笑)。笑えたが映画としては最悪。説法を入れるため強引な展開多すぎ。全員『仏陀に会って幸せになりました』と勧誘文句。とにかく設定やキャラの説明が無さ過ぎ。手塚先生の方が面白い。これ見たらマイナスイメージだろ?アニメの出来は悪くないし、少女もカワイイ。仏陀mk-Ⅱも女の子ならもうチョイ見れたかな?ネタとしてDVDで観ましょう。
[映画館(邦画)] 0点(2009-10-19 12:41:44)(良:4票)
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