1. プロジェクト・グーテンベルク 贋札王
いやー、とても面白かった。 所謂、容疑者の供述・回想ベースで物語が進むが実は・・・という形式の作品。 ここまで言えば、あらかたの想像はつくと思います。そう、その想像通りの展開です。 しかし、回想シーンでのアーロン・クォック演じるレイ、チョウ・ユンファ演じる「画家」のキャラクター・関係性、その他、偽札製造組織メンバーの描き方が素晴らしく、何の不自然さも感じさせず、だからこそラストの驚き・爽快感は格別でした。 この作品、ラストには2段階の驚きが用意されています。警察を欺いた事に目が行きがちですが、この作品で一番印象に残ったのは、レイの歪んだ哀れで悲しい人間性。回想シーンでも、やたらと元恋人の事が取り上げられていたのは、レイの彼女への哀しい執着が現れていたのかなと思いました。 最期に余談ですが、日本での本作プロモーションが、「チョウ・ユンファ、久々のガンアクション復活!」に偏っていたような気がして、確かのアクションシーンは迫力がありましたが、それ以上にドラマ自体が素晴らしく良かったのに少し勿体無かったとも思いました。 [DVD(吹替)] 9点(2023-01-05 16:01:59) |
2. プレミアム・ラッシュ
《ネタバレ》 チャイニーズマフィア、ロシアマフィア、ギャンブルに溺れる超悪徳警官 などなどてんこ盛りの非常に物騒な作品です。 悪徳警官はギャンブルの金をマフィアに借りたり、マフィアの手下を蹴り殺したり、金の為にワイリーを殺す事も何とも思っていません。 勿論、マフィアはマフィアで言わずもがな。密入国は行うわ、躊躇無く引き金を引きます。 こんな事をさらっと描いています。 重苦しいバイオレンス映画ならこんな事位当たり前ですが、この作品は若者の青春映画ばりにノリが非常に軽いです。 そこが物凄くアンバランスに感じられましたが、アメリカってこんな感じなんですかね(そんなはずは無いと思うが)?? 真偽は知りませんが、自転車の走行シーンが危険だ云々の理由で日本未公開になったという話を聞きましたが、それ以外にもヤバイ描写がいっぱいあると思うんですがね。。。 一転、自転車に関する描写は自転車好きにとってはとても面白く、これぞアメリカンメッセンジャーという感じで楽しめました。 この作品はやはり、ジョゼフ・ゴードン=レヴィットがあってのもの。ヤバイ状況を飄々と切り抜ける姿は、あたかもアメコミヒーローの如く。ラブコメもアクションもシリアス作品も何でもこなす非常に多才で素晴らしい役者さんですよね。 [DVD(吹替)] 7点(2018-07-09 14:44:14) |
3. ブラジルから来た少年
《ネタバレ》 これは面白い。 邦題も原題の直訳で正解、非常に惹かれるタイトルです。 ストーリーも明確だし、ジワリジワリ明らかになる真相の展開が非常にうまく、目が離せませんでした。 今リメイクしても十分面白い作品になると思う(ナチ云々がOKならば・・)が、やはりこのオリジナルを超えるのは無理だろうな。 [ビデオ(吹替)] 8点(2015-06-24 09:22:48) |
4. ファントム・オブ・パラダイス
大好きな作品です。何度観ても飽きる事が無い。 超大作で誰もが知っていても心に残らない作品もある中、この作品はさほど認知されているわけではありませんが、心にずっと突き刺さって抜ける事はありません。それをカルトだからの一言で片付けるのは容易いことですが。 主要登場人物が皆、焼き付くほどの強烈なパワーを持って生きている。 70年代独特の雰囲気と音楽があいまってそれはとても凄まじい。 だけどとてもロマンティックで切ない。 現代の日常生活の中にいる自分にとっては、頭に手を突っ込まれて脳みそをかき回される様な感覚に陶酔し、この世界の中で生きてみたいとも思ってしまう。 [DVD(字幕)] 8点(2014-09-02 10:15:02) |
5. ファイナル・デッドブリッジ
《ネタバレ》 このシリーズのファンです。 4作目(サーキット)から、CG多用し過ぎで、チープな映像になってしまいましたね。 内容はお決まりながら、よくもまあ思いつくなぁと感心。このシリーズのキモはココですからね。そういった意味では評価高いです。 生き残るための方法、本当なのか嘘なのか、曖昧のままでしたが、新しい要素が加わった事は新たな展開かな。 そしてそして、ラスト。そーーーー来ましたか!!思わず唸りましたよ。なるほどフランス。気付けと言うほうが無理な伏線(?)ですが、やはり全く気付きませんでした。1作目を観ている方は同じ感想ではないでしょうか? [DVD(字幕)] 7点(2012-02-25 23:40:35) |
6. 復讐者に憐れみを
《ネタバレ》 復讐三部作、これだけ何故か避けて(だってストーリーが・・)来ましたが、やっと観ました。 あれだけ凄まじい事をしているのに、映像に脂っ気が無く、終始淡々と、淡々とラストまで進みます。まるでドキュメンタリー映画の様に。そのせいか、派手な怖さは全くありませんでした。でもそれが本当は一番怖い。妙に身近に感じられるから。又、精神的に避けたいもの、見たくないものをわざわざ「ほ~らっ」と眼前にさらさたような拷問を受けた感じがしました。 愛する者を奪われ、頭の中には「復讐」しかなくなって、行動に移すリュとドンジン。その姿にはタイトル通り「哀れみ」しか感じられません。そして、、結局皆死んでしまった。微塵も救われない。。 要所要所に「?」的なシーンがありましたが(自分が理解出来なかっただけかも知れませんが)、やはりこの監督のセンスには痺れます。 リュがエレベータ内で、ヨンミの亡骸とそっと手を繋ぐシーンには「う~わ、これは凄い!!」と思わず唸ってしまいました。 時々無性に韓国映画を観たくなるのは、こういう作品があるからだと痛感しました。 [DVD(字幕)] 7点(2009-10-22 01:16:59) |
7. ファイナル・デッドサーキット 3D
《ネタバレ》 このシリーズ大好きで、期待していたのですが・・残念でした。 CGが安っぽく、且つ、CGに頼りすぎている感があります。 シリーズ通して、目新しい事が何ひとつ無かったのも残念。 何より、ラストが雑過ぎ。2・3作目であれだけ頑張ったのに・・。「えっこれで終わり!!??」って感じでした。 でも俳優さん、特に主役の2人はとても良かったです。 シリーズのファンなので、あえて辛口な評価にしました。 次回(有るのか?)に期待しますっ!! [映画館(吹替)] 5点(2009-10-17 20:27:48) |
8. ファイナル・デッドコースター
《ネタバレ》 このシリーズ好きなんですよ。 シリーズ通してあらすじは同じですが、結末が微妙に異なるんですね。 3作目の本作品のラストは・・・死神、一気に片付けようとしたんですかね(^^;)。物凄い力技です。3人が偶然地下鉄の乗り合わせて、結局運命には逆らえなかったというまとめ方は良かったと思います。 それにしても、次から次へと新しい死に方を良く考えられるものですよね。 刺さる、潰れる、切れる、吊るされる、燃える・・今回新たに削る(車のエンジン)が仲間入りですが、個人的には潰れるが一番イヤです。。。 [DVD(字幕)] 7点(2009-10-16 20:59:44)(笑:1票) (良:1票) |
9. ブルース・リー/死亡遊戯
《ネタバレ》 確かに編集は酷い。いくら当時とは言え、これは無いだろと思う所も多々。 でも、でもっ、リー作品の中で一番好きなんです。 黄色いトラックスーツのリーの姿には、神々しさすら感じます。 カリム戦ラストの締上げシーンは、他のリー作品には無い恐ろしさがあります。 でも、「これがもし全編リー出演だったら・・・・凄かったろうなー。。」とも思ったりします。 [ビデオ(字幕)] 8点(2009-09-22 20:39:39)(良:1票) |
10. プロジェクトA
《ネタバレ》 年齢的には、蛇拳・酔拳からジャッキー作品を観た世代(汗)なのですが、ジャッキー映画の中の№1はコレです! 学生時代にビデオでアホほど繰り返し観て、今でも時々観たりします。 ジャッキー映画のお約束的要素が全て含まれている、まさに「超娯楽活劇映画」ですね。 だけど、ドラゴン隊長は、あのペースで生きてたら早死にしそうですね(動き過ぎ)(^^)。 [映画館(字幕)] 10点(2009-09-22 20:16:03) |