1. 武士の献立
《ネタバレ》 江戸時代の加賀藩に仕えた台所方とその妻、実在の人物だそうな。中盤から加賀騒動で少々きな臭くなるものの、全体的としてはハートフルで起伏があるので最後まで飽きずに観れた。あえて言うなら主役である春が断り続けていた再婚を決心したシーンや暗殺計画を聞かされて刀を隠すところなど性格や心情をもう少し深く掘り下げて描いてもよかったはず。主役の二人は若さ故にしっくりこない感はあるものの難しい役どころを一所懸命に演じていた。他のかたも言及してるようにラストの曲は全く合っておらず、流れた瞬間に作品の余韻が消えてしまうのが残念。あと近年はナレーションで声だけのお仕事が多かった緒形直人を久々に拝見しました。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2014-10-30 22:58:56) |
2. 不連続殺人事件
《ネタバレ》 原作未読。まずキャラが濃いんだか薄いんだかわからないような登場人物が多すぎて相関関係を把握しきれない。ハダカにジャケットで強烈なキャラを発揮してる内田裕也。その一方で主役であるはずの小坂一也演じる素人探偵は最後まで印象薄い。なぜか太陽に吠えろばりのニックネーム刑事たち。この人誰だっけ?と考えてる間に8人も殺されてた。物語に起伏がなく最後に謎解きされても説得力がないので殺された理由が希薄なまま死んでいった7人の登場人物たちが憐れ。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2014-06-15 03:51:07) |
3. フェイシズ(2011)
《ネタバレ》 鏡で自分の姿を見た瞬間の声の出ない悲鳴はミラがよくやる演技で、女性らしい甲高い悲鳴よりリアルだよなぁと思う。この相貌失認は実際に存在する障害で、一人の役を複数の人間が演じる(恋人のブライスにいたっては実に15人!)ことによって人の顔が判別できない状態を上手に表現しているが、中盤まで見ると犯人がわかってしまうのでサスペンスとしてはストーリーがかなりお粗末。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2013-11-11 17:12:34) |
4. プリンセス トヨトミ
《ネタバレ》 原作未読。最後まで飽きさせず見せてしまうのは亀山氏の手腕によるものなのか、全体的にはいい雰囲気だけど肝心なストーリーがつまんない。馬鹿馬鹿しい、突拍子もない設定はもう少し説得力を持たないと観客を物語に引き込みきれない。ひょうたんで集結した国民以外の人たちは何処へ行ってしまったの?大阪国を認めないと言い切った主人公が銃弾に倒れた後すぐに前言撤回してしまうのも???という感じ。設定は面白いのにそれを生かし切れなかった印象でした。 [地上波(邦画)] 4点(2012-09-06 02:29:54) |
5. ブラブラバンバン
《ネタバレ》 せっかく面白くなりそうな題材なのに生かし切れない残念な作品です。青春ものなら芹生の不思議設定は邪魔だし、コメディを生かすならもっと全体的に弾けないと不思議設定が生きてこない。それから全体的に感じるのがキャストの演技力不足です。せめて主役キャストの人たちぐらいは台詞に感情を込めて声を張って喋って欲しい。芹生が腕組みをして斜に構えてるシーンでは誰かの台詞が終わるのを待ってるだけにしか見えず何の感情も伝わってこないし、そのわりに他の子に比べてBENIだけ存在感が別格なので明らかに周りから浮いちゃってます。台詞が極端に少ないのに歌うシーンだけは生き生きしてるし。BENIの色っぽい悶えとラストの歌唱力に4点。 [インターネット(字幕)] 4点(2010-05-29 02:27:22) |
6. フレフレ少女
《ネタバレ》 一言で言うとウォーターボーイズとかスウィングガールズのあの青春路線です。タイトルから想像できるストーリーがそのまま展開される。が、最後までダレることなく面白く見れた。応援団といえば野太く大きい声が特徴だがガッキーの声の細さが逆に必死な元文学少女っぽさを醸し出してて功を奏していた。全体的に演技力不足は否めないもののガッキーの団服に鉢巻き姿が可愛いので許しちゃう(笑)ライバル校である不知火の団長が本当は硬派でいい奴というのがわかる団長会議のシーンもよかった。 あ、あとタイトルバックの曲で笑った。 [地上波(邦画)] 7点(2009-08-25 12:59:30) |