1. ブラック・スワン
《ネタバレ》 展開そのものは使い古されているため、どんでん返しなどを期待する映画ではない。ダークナイトのヒース・レジャーや名優ドナルド・サザーランドの演技のように、ナタリー・ポートマンの存在そのものを味わう作品と言うべき映画。 スターウォーズの頃などはアイドル的な存在にも見えたが彼女だが本作ではそこから脱却し、人間の焦りや美しさが合わせ持つ狂気や冷酷さを我々に魅せる。カメラワークなども鬼気迫るものがあり、ポートマンのファンならずとも見ておいて損はない。誰もが 聴いたことがあるであろうチャイコフスキーの白鳥の湖が、ラストシーンではより神々しく聞こえた。 [DVD(字幕)] 9点(2011-12-18 21:37:25) |
2. プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂
《ネタバレ》 ゲームはMS-DOS版初代のみクリア済。極めて悪いところはないものの、似たような昼間の逃避行のシーンが多かったのが残念だった。設定に矛盾が生じてしまうが最後の展開も強引だったため、短剣を返上したときに姫の記憶が蘇ればまだ自然な流れだったのでは? [DVD(字幕)] 5点(2011-05-11 00:03:55) |
3. フェイス/オフ
《ネタバレ》 顔を入れ替えて潜入するといった設定も秀逸だが、行動が変わるだけで善にも悪にも見えるといった内容が面白い。このへんはジョン・トラボルタとニコラス・ケイジの演技力やオーラがあってこと成し得たものだと思う。鳩やデュアルハンドガンとジョン・ウーお決まりの描写も盛り込まれており、音楽や展開も終盤まで見所満載だった。 [DVD(字幕)] 7点(2011-05-04 16:01:29) |
4. プレデターズ(2010)
《ネタバレ》 とにかく主人公がジローラモ、日本のヤクザがへルシア緑茶CMの香川照之に見えて仕方がなかった。 次回作を想定しての終わり方なのか、何シーズンも生き延びた生存者が示唆した通りなのか、オチが完全に消化不良。音楽を旧作のものから使用したり、ミニガンを持ったブレイン担当や、白兵戦で迎え撃つビリー担当など旧作を彷彿とさせる場面もある。だが演出としてはインパクトがあるものの、プレデターとのチャンバラはやりすぎ感があった。今回のプレデター達はUAVを飛ばしたり足跡なども分析などの新能力を披露。さらには「プレデターに仲間割れはないのだろうか?」という疑問について回答の一部が見られる。だが、何故にプレデター同士が対立したのかまで描いてくれれば良かった。 「最低の駄作だから見るな」とまではいかないが、プレデターが三度のメシより好きな人や旧作未見の人じゃないと凡作評価で終わりそうな作品。 [DVD(字幕)] 6点(2011-05-01 15:18:45) |
5. PLANET OF THE APES/猿の惑星
《ネタバレ》 最新技術を駆使しており、旧作の雰囲気は崩れてないはず。 オチはハッピーエンドではないものの、 少しパロディ要素が入って思わず笑ってしまった。 余談ですがゴリラの最近の研究では、凶暴ではなくてむしろ 繊細で臆病な性質であるという結果が出たみたいですね。 [地上波(吹替)] 6点(2010-07-31 19:27:22) |
6. プライベート・ライアン
《ネタバレ》 アメリカが世界の警察を誇張するような映画ではありません。ノルマンディー上陸作戦のシーンに唖然。悪や正義という概念よりも、前線の兵士個人からの観点から見た空しさなどが前面に押し出されてます。ヒーロー性を除外した戦場の悲惨さなんかも、ベトナムの反戦映画に通ずるものがあると思います。 [DVD(字幕)] 7点(2010-07-24 11:24:05) |
7. フライトナイト
《ネタバレ》 隣の屋敷に引っ越してきた吸血鬼のミドルエイジ色男が、隣人のヤングボーイに吸血鬼の能力を「どやどや?」と誇らしげに自慢する。ハンサムオッサンの下僕になってしまった友人。彼だと思わずにうっかり刺しちゃったよ、死んじゃったよ。その後どうするんだろう? [地上波(吹替)] 5点(2010-07-19 17:05:03) |
8. プレデター2
《ネタバレ》 個人的には悪くないと思うんですけどねぇ。「どうせ人がたくさんいるところに出てきたら、単体のハイテク宇宙河童なんてあっさりレイプされちゃうんでしょ?」とかいう考えに対する結果を映像化してくれた作品。ネットガン / メディカルコンプ / スピアガン / プレデターの仲間意識など、前作からプレデターの特徴を広げた作品でもあります。リーサルウェポンシリーズのノリで、ダニー・グローバーが主人公を好演。 [ビデオ(吹替)] 8点(2010-07-18 19:45:58) |
9. プレデター
《ネタバレ》 いま考えると、出演陣がものすごく豪華だと思います。終盤のシーンまで敵の全貌が見えませんが、そこまで見てる側を引っ張り込む出演者の演技力にも脱帽です。プレデターは今でこそ「あぁ、アイツね」的な感じですが、子供のときに見たときは「何、このハイテク宇宙河童は?」とか思ってました。音楽も世界観にマッチしていたり、2にも引き継がれていたり、印象的です。 [地上波(吹替)] 8点(2010-07-18 19:41:00) |