1. フライト・ゲーム
《ネタバレ》 リーアム・ニーソンによるハイジャックもの。「スネーク・フライト」といった珍品が作られるくらい、ハイジャック作品はやり尽くされている題材なんですが、これほど面白く観れるとは正直ビックリでした。一番の勝因は凄腕の捜査官だが、アル中という危うい状態のために、乗客を敵に回してしまう、観客さえも主人公を疑ってしまうという主人公の設定でしょう。ネタばらしからラストまで10分強という短い時間の為、「アレ、これって結局誰がやったの?」とか「なんで、いちいち主人公に協力しちゃってんの?」とかお話の整合性を観客に考えさせる隙を与えないのがグッジョブです!笑 [映画館(字幕)] 8点(2014-10-01 21:45:35) |
2. ふがいない僕は空を見た
《ネタバレ》 2013.07.27鑑賞。原作未読。上映時間、内容共にボリュームたっぷりの映画で見応えがありました。永山、田端2人の不倫の話というよりは、窪田正孝、原田美枝子を含んだ群像劇の構成であり、特に永山と表裏をなすキャラクターを演じる窪田が素晴らしい。ホンモノで撮影された出産シーンは胸に迫るものがあり、笑顔を取り戻した主人公のラストが心地よい余韻を残した。 [DVD(邦画)] 9点(2013-07-28 10:36:12) |
3. フォーリング・ダウン
《ネタバレ》 2012.08.11鑑賞。ロスのどこか~ヴェニスビーチまでの短い道のりの異色のロードムービー。短い道のりながらも、有色人種が集まる治安の悪い地区がある一方、ゴルフ場や豪邸の並ぶ地区もあるなど、混沌としたロスが描かれていて興味深い。娘の誕生日に暑さ・大渋滞でプッツンしたマイケル・ダグラスと退職日に更年期の妻を振り切り現場復帰するロバート・デュバルの行動が妙にリンクしている脚本もイイですね。 [ブルーレイ(字幕)] 8点(2012-08-12 09:40:14) |
4. 復讐捜査線
《ネタバレ》 2011.08.17鑑賞。メル・ギブソン復帰作で、監督は「カジノ・ロワイアル」のマーティン・キャンベル、編集が「エクゼクティブ・デシジョン」のスチュアート・ベアードと最強な布陣なだけに期待してました。ストーリーは96時間の娘殺されたバージョンで、これからぐいぐい盛り上がっていくのかと思いきや、話をやけに複雑にしたいのか急ブレーキ。目ぼしいアクションもなく、ダラダラと進んで終了。がっくし。 [映画館(字幕)] 3点(2011-08-17 19:42:53) |
5. プール(2009)
《ネタバレ》 「かもめ食堂」、「めがね」に続いて同じ座組みで作られた作品。今回も音楽もうるさくなく、ゆったりと俯瞰気味で撮影されており、おしゃれなコマーシャルフィルムのように仕上がってます。ただ、作品のテーマに応じて撮影方法も変えるべきだと思います。「かもめ食堂」がヒットしてこの手の映画がやたらと増え、本家であるこの作品に対してもそのようなスロウな映像を観客が期待しているのは仕方のないことかもしれませんが。伝えたいことがいまいちよくわからず(特にもたいさん)、でも映像を観てるとなんとなく癒されるような気がするからと思いながら睡魔と戦って観るというのは実は癒しでもなんでもなく苦痛でしかなかったりする。 [DVD(邦画)] 3点(2010-12-24 01:41:21)(良:2票) |