1. ブラックアダム
《ネタバレ》 ひさしぶりに『ザ・アメコミ映画』を見た気がします。 ブラック・アダムはもちろん、ドクター・フェイト、ホークマン、アトム・スマッシャー、サイクロン、みんなキャラがたちまくり。 『シャザム』でジャスティスリーグのパチモンみたいな『ジャスティスソサエティ』という組織がちらっと出てきましたが、ちゃんとした機関だったww。 ただ、スーパーマンみたいな突出したヒーローというのは不在のようで。 ここにブラックアダムが加われば、ジャスティスリーグとも張り合える組織になりそうです。 脇役好きとしては、アトム・スマッシャーやサイクロンのようなヒーローまでまんべんなく活躍するチーム戦は大好きです。 アメコミ映画でストーリーにつっこむのは野暮かもしれませんが・・・ ブラックアダムをウォラーに引き渡すくだりは要らなかった気が・・・ 普通にブラックアダムを仲間に迎え入れるじゃだめだったんですかねぇ・・・? 結局サバックが復活して、すぐにブラックアダムの力が必要になったわけだし。 最初からブラックアダムをチームに入れていれば、ドクター・フェイトも死なずに済んだ気がするのですよ。 ドクター・フェイトもドクター・フェイトで、未来を見通す力があるのに、肝心のサバック復活の未来は視えんのか・・・。 とても良いキャラしていただけに、彼がいなくなるのはとても残念です。 この散り方じゃあ続編に出てくるのも無理だろうなぁ・・・。 さて、DC作品もだいぶいろんなヒーロー出てきましたから、ここいらでジャスティスリーグ第2弾、開幕してほしいものです。 できたら、ジャスティスソサエティ、スーサイド・スクワッドも参戦して、ヒーロー祭りやってほしい! [ブルーレイ(字幕)] 8点(2024-07-01 14:35:51) |
2. フルスロットル(2014)
《ネタバレ》 なんかどこかで見たことあると思ったら、アルティメットのリメイクかぁ。 オリジナルのほうはなんとなくしか覚えてないなぁ。 ポール・ウォーカーのほうは、もちろんすごいんですけど、普通のアクションの域を出てはいない感じ。 リノを演じるダヴィッド・ベルのパルクールが美しすぎて、比べるとどーしても霞んじゃいますね。 前半から中盤までは、テンポも良く、緊張感もあって楽しんで見られました。 でも盛り上がるべき後半のほうは、なぜだか失速気味。 アクション盛りだくさんなんですけどねぇ。格闘アクション好きなんですけどねぇ。 大男とのバトルなんで、なんだかちょっとしつこいとすら感じてしまいました。 トレメインの手下は、序盤でリノの仲間と思われる見張りのひとたちを撃ち殺したり、ヤクを売りさばいたり、やりたい放題。 更には自分の手下すら撃ち殺す冷酷非道のトレメイン。 そんな彼が映画終盤には突然良い人に。 なんだかキャラがブレまくっていませんか?オリジナルもこんなんだったかなぁ・・・? まあでもパルクールを取り入れたスピード感あふれるアクションはとても楽しい。 それだけは間違いないです。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2024-06-30 01:26:20) |
3. ファイブヘッド・ジョーズ<TVM>
《ネタバレ》 (夏が来たからサメ映画見なきゃ・・・)という謎の衝動に駆られて鑑賞しました(笑) 前2作に比べると、『あれ?ちょっとだけCG良くなってない?』 なんだかファイブヘッド・ジョーズの質感を感じられるぐらいには、なめらかに動いているような気が・・・。 あくまで前2作に比べると、ですが。 ファイブヘッド・ジョーズに襲われるザトウクジラのシーンがなかなかの迫力でお気に入り。 でも見所はそこくらいかなー。 前2作に比べるとパニック感弱め。 早い段階でサメとの対決モードになっちゃって。 『こっから先は関係者以外立ち入り禁止』みたいになっちゃって。 もっと不特定多数が襲われてパニックになるのが、サメ映画の醍醐味だと思うんですけどねー。 で、対決の仕方ってのが、『イルカの鳴き声を使って入江に誘い込む』『爆弾でふっとばしてやるぜー』という超絶シンプルなもの。 シンプル・イズ・ベスト。わかりやすくて良いです。 そう、わかりやすくて良いはずの作戦なのに、今何やっているのか全然わからないのです。 見せ方へたか。 低予算なB級映画であっても、もっとわかりやすく作れたはず。 その結果、前2作に比べると後半が一番退屈というあってはならない事態に。 だってずっとレーダーばかり見ているんだもの。 『何かおかしい。』『何か変だ』って、不安をあおって、期待させておきながら、そっから話全然ふくらまないの。 なんなの、いったい? それから、せっかくおいしいところに5つ目の頭出したんだから、使おーよ、それー。 [DVD(字幕)] 4点(2024-06-16 02:56:47)(良:1票) |
4. プーと大人になった僕
《ネタバレ》 前半は退屈。 中盤はイライラ。 終盤、マデリンとプーさんたちが書類を届けに行くとこだけ面白かったかな。 そもそもストーリーが嫌いです。 『家庭と仕事、どっちが大事なの?』みたいな質問を本気でするな。家庭が大事だから仕事をするのです。 『自分のしたいことをしている人間』が、『自分がしたいことを我慢して家族や従業員のために頑張っている人間』を非難するんじゃないよ。あまつさえそれを正論のように語り、美談に仕立て上げる。嫌いだわー。そーゆーの。 クリストファー・ロビンも、『仕事のことは僕が間違っていた。』って、べつに何も間違っちゃいないよ。胸を張って仕事しなさいよ。 唯一『えっ?』って思ったのは、プーのお世話をしちゃったことかな。 その時間が取れるのであれば、家族との時間だって作れたでしょ、とは思いました。 この映画が一番まずかったのは、クリストファー・ロビンをあまりに責任のある役職に就かせてしまったことでしょう。 だから家族やプーさんの言うことが、現実の見えていない絵空事にしか聞こえないのです。 ただ、プーさんたちがマデリンと一緒にロンドンに来てから、しゃべるぬいぐるみたちにいちいち周りが驚くのは面白かったです。 [ブルーレイ(字幕)] 3点(2024-05-26 02:11:47)(良:1票) |
5. プロジェクト・アルマナック
《ネタバレ》 結構サスペンス色強めです。 流行りのPOV方式のモキュメンタリーな雰囲気の作品。 当然BGMなどはありません。 このリアルな質感、嫌いではないです。 主人公のデヴィッドも含め、基本的にやばいやつは出てきません。こーゆータイプの映画は暴走する人が一人くらいいそうですが、今作では主人公がちょっとやらかしちゃうくらいです。 基本みんなまとも。どちらかと言えば頭が良いひとたち。 そんな頭が良くて、オタク気質な3人がタイムマシンを作っちゃうお話。 スクールカーストでいけば、おそらく底辺にいる人たちなんだろうなぁ。 その3人のなかでも、主人公は割とイケメン。その妹も明るくて美人。ヒロインよりも妹のほうがかわいいくらいです。妹は撮影係なので、他の人に比べると露出控えめなのがもったいない。 そんな3人がタイムマシンを作っちゃったことで、学園のマドンナと仲良くなっていくのもお約束ながら楽しい。青春ものは嫌いではないので、前半から中盤までは楽しく見られました。 過去に戻れたらやってみたい。ちっちゃなことからおっきなことまで、結構幅広くやってくれたのは楽しい。 雲行きが怪しくなってくる後半。 過去を改変したことで、現在に影響が出始めます。 もちろん悪い影響が。バスケ部が廃部になったり。飛行機が墜落したり。 いわゆるバタフライ効果が出始めるのです。 このころから主人公のルール破り、スタンドプレーも出始めて、状況は悪くなる一方。 1人でタイムトラベルしちゃうから、現在に戻ってきた主人公は結果はわかってもそのプロセスがわかりません。 原因を突き止めようと焦りますが、当然うまくいきません。 この最後のたたみかけが、エンターテイメントを重視したためか、雑で分かりにくくて説明不足で不親切。 父親とのやりとりの結果、結局どうなったのか私の頭では??? 最後もうすこしわかりやすい着地点がほしかったです。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2024-05-13 03:25:45) |
6. フォーエバー・パージ
《ネタバレ》 「ゾンビの出ないゾンビ映画」とは言いえて妙ですね~。まさにそんな雰囲気の映画です。 パージが始まる前の独特の緊張感健在です。パージファンとしては、この雰囲気が感じられるだけでも嬉しくなります。 そしていよいよパージが始まってからの惨劇・・・・が起きない。 まさかの、何も起こらず終了のサイレン。これは今までになかったパターン。ちょっと意外。 ところがところが、パージは終わったはずなのに、街には何やら不穏な空気が・・・。 パージが終わったはずなのに、いったい何が起ころうとしているの~?という不謹慎なワクワクが止まらない。この辺までは良かったのですよ。 問題はこっから。 「フォーエバー・パージ」ってそーゆー意味かーい。 てっきり、廃止になったパージが復活して、『パージは、永遠に不滅です!』みたいな意味かと思ったら、全然違う。 いや、それはど~なの~?あのルールありきでやるからスリリングなんじゃないの~? 法治国家の法がなくなる恐怖。昨日まで家族だったり隣人だったりした人の内に秘めたる狂気。 そーいったものを見せてくれるのが、このシリーズの醍醐味だったように思うのですが~。 ほらほら、警察や軍が鎮圧に動き出しちゃってるじゃない。 「もし現代で内戦が起こったら?」のサバイバルアクションになっちゃいましたね~。 それはそれで、この映画よくできていますので、最後まで楽しんで見られるのですが。 パージ的サスペンス、パージ的風情を求めると、裏切られちゃうかもしれないですね。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2024-04-26 14:53:19)(良:1票) |
7. 武器人間
《ネタバレ》 タイトルからすごくふざけた映画だと思っていたのですが、超真面目。 いや、ふざけた映画ではあるんですが、超真剣にふざけているという感じ。 最初の30分くらいは武器人間出てこないんですけどね。どーでもいい仲違いを見せられるだけ。少々かったるい。でも何か出てきそうな不安感は常にある。なにせ戦時中で敵地。いつ何が出てきてもおかしくはない緊張感があります。 突然でてくる謎の生物。なんだこいつは、人間なのか?尋問しようとする隊長がいきなりやられちゃうのはお約束。 隊長が離脱したことで、さらに隊はバラバラに。いがみあい、対立しあい、パニックに。そこに武器人間投入。 思っていたよりオーソドックスなストーリー展開かも。毛並みは違いますが、どんどんエスカレートしていく感じはグレイヴ・エンカウンターズに似ているか? そして武器人間の質感がリアルでまた良い。レパートリーも豊富。手が武器になっているものが多いけど、頭がトラバサミやプロペラになっちゃっているものも。銃器じゃないっていうのが、また良いですね。よくわかっていらっしゃる。ホラーはやっぱり刃物と鈍器。 途中から仲間に見放され、ディミひとりに。こっからは完全にお化け屋敷アトラクション。なんかのアーケードゲームのデモを見せられているよう。臨場感あって、私は好きですけどね。これには賛否ありそう。 仲間たちも、途中で遭遇する看護師や敵の兵士や少年なんかも、あっという間にやられちゃう。はっきり映像で見せられたわけではないですが、おそらくやられちゃったのでしょう。 武器人間にやられちゃうところを映像で見せてくれない。音と雰囲気で察しろって感じ。 それがあんまり多くて、状況の全体像がつかみづらいのがやや不満ですかね。 まあ、どんな撮影方式も一長一短ってことなんでしょう。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2024-04-07 03:28:33) |
8. フッテージ
《ネタバレ》 スランプ中で追い詰められたベストセラー作家が、一発逆転を狙って殺人事件の現場となったおうちへ引っ越してくる。それだけでちょっとワクワクしちゃいます。そして早速屋根裏で、怪しい箱発見。中にはフッテージが。フッテージ?よくわからなくてググりました。ふむ、未編集の映像素材。なるほど。この荒い画像がなんとも・・・。 主人公が映像を見てみると、そこにはスナッフフィルムのような映像が。4人が首つりをされる映像。時間差で息絶えていく様子がなんとも生々しい。このなんとも言えない気持ち悪さと、ゾクゾクくる恐怖感はかなり好きです。 前半はそーゆーノリが多かったので良かった。 副保安官も、やたら協力的で、逆に怪しくて良かった。この人結局ただのミーハーだったってのは肩透かしですが・・・。でもいいキャラしてましたね~。 で、中盤以降、あまり好きではない展開に。せっかく前半で良い雰囲気作っていたのに、どんどんお化け屋敷路線へ。 大きな音。突然ばあっ。んー。この映画もかぁ・・。怖がらせるのと驚かせるのは似て非なるものなのに。 オカルトにみせかけて、じつは真犯人がいると思ったのですが、やはりただのオカルト。後半はなんでもアリに。 で、ブギーマンって結局何者だったのでしょ? あと、こーゆーホラーでラストが救いようがないほどバッドエンドっていうのも、後味が悪すぎるなぁ。 妻とお兄ちゃんなんて、結構中心人物だったのに、肝心のラストでは台詞すらないじゃない。 ミイラとりがミイラになるようなオチ自体は好きなんですけどね~。 なんか全然すっきりしないホラーでした。 [ブルーレイ(字幕)] 5点(2024-03-01 14:48:58)(良:1票) |
9. フライト
《ネタバレ》 別の映画の予告に入っていて気になっていた映画。 機体トラブルで墜落不可避。その状態から神業で飛行機を不時着させたパイロット。 世の中で英雄視されるのも束の間。彼には飲酒・ドラッグの疑惑が持ち上がる。 主演はデンゼル・ワシントン。 もう固定観念ができちゃうんですよ。これは面白そうな航空機事故の法廷サスペンスだって。 法廷サスペンス?航空機サスペンス? いやいや、アル中が立ち直るまでのヒューマンドラマじゃないですか。 これは広告詐欺ですよ。タイトル詐欺ですよ。 アル中が立ち直るまでにどんな努力をするのか。それを描いてくれたらまだ感情移入もしやすかったのですが。主人公のウィップがとにかくクズで救いようがない。 事故自体は確かにウィップのせいではありません。ですが飲酒・ドラッグをしていたのは事実。 そんなウィップを救おうと、周りの人たちは皆救いの手を差し伸べます。 でもその手を払いのけ、口から出るのは暴言の数々。そして皆の信頼を悉く裏切っていきます。 自堕落かつ傍若無人。そんな様子を2時間延々と見せられる。はっきり言って見ていて気持ちが良いものではなかったです。 弁護士が超優秀な人物だったのに、クズな主人公のせいでかたっぱしから台無しにされて不憫で仕方が無かったです。 ウィップが最後、死んだ恋人を悪者にしたくなかったにせよ、突然の自白に呆気にとられてしまいます。 急に息子が父を尊敬しているのもなぜ? 余計な枝葉をそぎ落とし、そーゆーところこそ描くべきなんじゃないでしょうか。 [ブルーレイ(字幕)] 3点(2023-11-22 03:12:49)(良:2票) |
10. ブロークンシティ
《ネタバレ》 ミステリー仕立てになっているので興味は引かれるのですが、いかんせん退屈。リアルや重厚さを重視した結果、スピード感やテンポが犠牲になっている印象。俳優陣はそうそうたる顔ぶれ。にもかかわらず、この退屈さ加減はいかんともしがたい。 人物の印象付けが弱いので、顔と名前を一致させるのに集中力がいります。そんな努力を必要としちゃう時点で、映画としてはいまいち。会話の中だけでも、人物名や企業名が次から次へと出てくるので、置いていかれないように必死です。 『・・・ここはきっと驚くシーンなんだろうなぁ・・』ってのがわかるところでも、見せ方が上手くないので驚けない。 そこそこの尺にも関わらず、片付いていない問題がそのまま放置ってのもよくない。 結局恋人のナタリーとはあのまま別れてしまったのか。主人公のタガートは分別のある人物のようだが、なぜ黒人の若者を容疑が固まらないうちに射殺してしまったのか。警察署長は『射殺された黒人は犯人ではなかった』みたいなことをオープニングで言っていたが、そんなことを言われたらその事件の真相が気になって仕方が無い。にも関わらず、その事件の真相を全然教えてくれないのはなぜなのか。 そーいった気になるところがすべて放置。市長を失脚させてめでたしめでたしって空気出されても、全然すっきりしないんですけど。 助手役のケイティが魅力的だったのが、今作唯一の見どころかもしれないです。 [ブルーレイ(字幕)] 4点(2023-11-08 02:08:37)(良:1票) |
11. プロメテウス
《ネタバレ》 エリザベス・ショウとチャーリーはエンジニアに会いたい。 社長は長生きしたい。 他の人はお金欲しい。友達は要らない。 社長の娘は何考えているかわからん。 ロボットも何考えているかわからん。 人類の祖先も何考えているかわからん。 なんとも感情移入しづらい作品です。 もちろん、何も考えずにただモンスターパニックを楽しめばいいんでしょうけどね。 その肝心のモンスターが、冒頭1時間くらい出てこんのですわ。オタクな会話を延々と聞かされ続ける前半。思っていた以上にマニア向けの仕上がりになっちゃってます。後半はそれなりに手に汗握り楽しめましたが・・・ 早い段階で、イケメン担当のチャーリー・ホロウェイやられちゃって・・・てっきり主役なのかと・・・ そっからはエリザベス・ショウが四面楚歌状態で孤軍奮闘。なんだかもうバッド・エンドへ一直線って感じが痛々しくて・・・。 どうにもこの映画、自分が見たかったものとは違うような・・・。 『力を合わせてエイリアンを倒そう』とか、『何とかしてこの惑星から脱出しよう』とか、単純明快なものを求めていた自分が悪いんでしょうねぇ。 チャーリーに、エイリアンの幼生らしきものをカクテルに混ぜて飲ませちゃうロボット。なにゆえそんなことをしたのか・・・。 そんな事実があるとはつゆ知らず、言われるがままにロボットを助けちゃうエリザベス・ショウ。私たちにも、ロボットが何を考えていたのかは教えてもらえぬまま・・・。見終わっても、何だか心はもやもやしたまま・・・。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2023-06-05 01:26:29)(良:2票) |
12. プレーンズ2/ファイアー&レスキュー
《ネタバレ》 1作目に比べると、ダスティがやや困ったちゃんな2作目。致命的なトラブルが2つ。どちらもダスティの身勝手さが招いたもの。なのでどーにも気分的に盛り上がりづらいのです。 まあ、1つ目のトラブルは、レースに出られないっていう現実を認めたくない気持ちから生じたものですから、同情の余地はありますが・・・。2つめのトラブルは許せないですね。 火災現場で上司の指示を聞いていない。そのうえ上司の命令を悉く無視して勝手な行動ばかりとる。消防の現場どころか、どの現場においても許されない行為です。その結果、どちらも取り返しのつかない惨事を招いてしまって・・・。 この映画の冒頭で、『消防士たちにこの映画を捧げる』みたいなテロップが出るんですが、消防士がこの映画見たら怒るんじゃないかなぁ。 今回はライバルのような存在もいませんので、そっち方面の盛りあがりにも欠けます。 唯一の悪役の所長が、とんでもないやつすぎて、アニメなのにイライラしちゃいます。 やりたい放題やって、大勢が所長のせいで危険な目に遭ったのに、『クビになりました』の一言で終わり。いやいや、それじゃ溜飲は下がりませんぜ。 アニメーションは抜群のクオリティ。特に終盤の火災大パニックの救助アクションは圧巻。それだけでも見る価値がありました。 [ブルーレイ(吹替)] 6点(2023-06-01 14:49:24) |
13. プレーンズ
《ネタバレ》 やっていることはカーズとほぼ同じ。 レースに憧れる農薬散布用の飛行機が、本当に世界一周レースに出ちゃって、優勝しちゃうお話。 仲間がいて、師匠がいて、ヒロインがいて、ライバルがいる。 何から何までカーズと同じ。特訓するノリまですべて同じ。 ・・・・でもなんだろう、ダスティのキャラが個人的にかなり気に入ってしまった・・・。素直で正直で、そして善人。とにかく見ていてホッとします。あまりに毒が無さすぎて、つまらないと感じる人もいるでしょうが、なんだかダスティが愛らしすぎて癒されてしまいました。どちらかというと、カーズよりも、よりストレートな作風のこちらのほうが自分の好みには合っていたようです。 それに、車もいいんですが、どうやら私は空を飛ぶシチュエーションが好きみたいです。 アニメーション、ばっちり。本当に自分が飛んでいるかのように錯覚する画作り。トンネルや荒れ狂う大海原のシーンはスリル満点。特に、海のシーン。高波にのまれちゃうところは本当に怖かった。ディズニーのアニメーションは本当にレベルが高い。 レースに勝ちたい。決められたこと以外のことも自分はできるんだと証明したい。そんな誰よりもレースにこだわるダスティが、困っている飛行機がいると迷わず助けにいってしまう。自分の事より人のことを考え、周りの人たちの手助けをし、仲間が増えていく。最後はその仲間たちに助けられ、遂に優勝してしまう。 ありきたりで王道。安直なサクセスストーリーだっていいじゃない。アニメなんだから。 傑作とまでは言えないかもしれません。ですが間違いなく良作アニメーションだと言えます。ってゆーかこーゆーの好き。 [ブルーレイ(吹替)] 7点(2023-05-27 01:57:17) |
14. ファインド・アウト
《ネタバレ》 警察があまりに無能すぎて、『ドキドキ』『ハラハラ』より『イライラ』が勝っちゃう映画。 当時、ジルがどーゆー状況で発見されたかはわからない。 ですが誘拐された本人が、命からがら逃げだして、被害を訴えているにも関わらず、虚言扱いして強制的に精神病院送り。いやいや、いったいいつの時代の話ですか。だから途中までは、犯人どころか、妹モリーの存在さえ主人公ジルの妄想だと思っていましたよ。 でも、ジルの言っていることは正しかった・・・・。ええ~(-_-;)。じゃあ警察がダメすぎでしょう。小娘一人が警察に追われながら四面楚歌状態で、それでも突き止められる犯人を見つけられない。いや、それどころか、事件の存在すら気付かないなんて。ポンコツにも程があります。 ・・・・・・・とまあ、散々悪く言いましたが、映画そのものはとても面白い。 警察に捕まるんじゃないかというスリル。いつ犯人に襲われるかわからないスリル。どちらも丁寧に描かれていて、なかなかの緊張感を堪能できます。 欲を言えば、ラストはもう少しだけ溜飲が下がる何かが欲しかったかな。 後になって写真を送り付けるぐらいなら、家に戻ってきたときに刑事たちに写真をたたきつけてほしかった。そこで何も言えない刑事諸君に、『犯人なんていないわ。全部私の妄想だから』って言えば、より一層皮肉が効いたのに。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2023-05-22 03:52:03)(良:1票) |
15. V/H/S ファイナル・インパクト
《ネタバレ》 全シリーズの中で最もクソな作品。 前2作が良かったからといってこれまで手に取ると、間違いなくやけどするでしょう。 さすがにこれはないわ。 いくらVHSとは言え、こんなに画像が荒れまくりになるのはどーかと思いますよ。ちょっとそれがリアルな感じで受けたからって、そんな画像ばっかり流せばいいってもんじゃないです。この映画を撮った人たちは、偏差値低くて自分では何も考えない人たちでしょう。もう目が疲れて仕方ないよ。 まず1話目というか、全編通してカメラ小僧が彼女を追いかけるストーリーがあるんだけど、これがひどい。 2話目と3話目は映像が少し落ち着いて見やすくなります。 4話目のスケボー少年たち。この映像がまたひどい。 誰が主観なのか全然わからない。何が起こっているのか全然わからない。もうただひたすら目と脳を揺さぶられます。これネット上にあったら『ググってはいけない・・・』レベルの映像です。 2話目のマジシャンと、3話目の並行世界はまあまあ見られる内容です。まあまあ、ですけどね。 2話目と3話目のオチは、うん、悪くない。特に3話目のオチは好き。 でもメインのストーリーと4話目のオチは超適当。ってゆーか、4話目は結局スケボー少年たちどうなったのさ。 メインのほうは、おそらく呪いのビデオみたいなものを主人公にアップロードさせて、これから世界中に惨劇が起きるぞーっていうオチなんだろーけど・・・ プロセスがひどすぎてオチまで気持ちが持ちません。 [DVD(字幕)] 2点(2023-04-09 21:51:32)(良:1票) |
16. V/H/S ネクストレベル
《ネタバレ》 オムニバス形式の映画にしては、1つ1つの作品の完成度は高め。 やたら酷評された1作目。評価の高い2作目。 両方見ましたが・・・そんなに1作目悪くなかったかも。まあ確かに賑やかなのはこちらかもしれませんが。 個人的に好きなのは1番目のエピソード。ショートなのでただのお化け屋敷になっちゃってますが、このアイデアだったらドラマにだってできそうです。義眼をつけると霊が見え、耳だったら霊の声が聞こえる・・なら義手だったら見えないし聞こえないけど霊に触れる、みたいな。チームを組んで霊がらみの事件を解決していく、みたいな。ほら、連続ドラマにできそうでしょ。 2番目のエピソードは怖くはないし、バカバカしいけど、最後まで見るとドラマがあります。こーゆー切なさを感じさせるゾンビもの、いーなー。自殺するゾンビって、今までありそうでなかったんじゃないですかねー。ゾンビになるまえに自殺する人はいっぱいいますけどねー。うん、やっぱゾンビものは人間視点でサバイバル感を感じさせてくれるもののほうが好きです。 3番目はテイストがややゾンビとかぶっているんだよな~。お化け屋敷やグロいのが好きな人は普通に楽しめます。 4番目が一番だめ。暗い。アップばかり。そして暗い。何が起こっているのか全然わからん。 霊、ゾンビ、悪魔、う~ん、最後宇宙人いっとくかー ・・・・・なんて安直な・・・。 [DVD(字幕)] 7点(2023-03-30 19:59:14)(良:1票) |
17. V/H/S シンドローム
《ネタバレ》 オムニバス形式のホラーは嫌いではないです。 1話1話のテンポが速いのが良い。すぐ何か起こるし。いろんなストーリーを見られるお得感もある。 ですがここでの評価が低かったので、期待はしていなかったのもまた事実。 結果、はっきり言ってそんなに悪くなかったです。 特に1話目、4話目、5話目がお気に入り。 2話目は…ちょっとだるい。まさか婚約者が・・・っていうオチは良かったのですが、そのオチのためだけに少々ひっぱりすぎ。 わずか25分くらいなのに、ずいぶんと長く感じたものです。 3話目は、相手が何者かわからん。主人公らしき女の子が何をしたかったのかがわからん。 友人たちをまきこんで、結局自分もやられちゃって。いったいどーいう結果が彼女にとって正解だったのか。 5話目はハロウィンパーティーに行ったら本物のお化け屋敷だったっていう話。 プロセスは良いんですが、オチは気に入らないかな。 たとえおばけとはいえ、自分を助けてくれた相手に対してあの仕打ちはないんじゃない?人の善意をふみにじるかのようなオチはたとえホラーでも好きじゃないっす。 さて、POV好きな私。手ブレ全然OK。 そんな私が辟易するほどひどい手ブレがいたるところに。苦手な人にはおススメしないです。 [DVD(字幕)] 7点(2023-01-16 06:21:22) |
18. フライトナイト/恐怖の夜
《ネタバレ》 オリジナルを見たのが随分まえなので、細部は覚えていないのですが、こっちのほうが面白い。 まず映像技術の進歩によって、オリジナルよりエキサイティングなホラーアクションとなっています。 もっとおふざけでユルい感じのイメージだったのですが、意外と真面目な作りこみが私好み。 隣人の怪しい奴が、まんまヴァンパイアっていうのは今どきめずらしい。これがリメイクものの良さですね。古き良きものを最新技術で仕上げてくれる。嬉しいじゃないですか。まあ、もう少しだけ『人間?ヴァンパイア?どっち?』っていう疑心暗鬼な楽しみがあっても良かった気はしますけど。 そしてヒロインがかわいい。これはポイントが高い。しかもいい娘。この娘と主人公の青春ものとしても面白い。 早いタイミングでヴァンパイアの正体を明かし、映画の大半をヴァンパイアとの攻防に費やす。この潔さが好き。 ものすごくシンプルで驚くほどヒネリのないストーリー。 十字架も聖水も杭も太陽の光も全部効く。だから戦える。 ヴァンパイアの家から脱出するときのシーンはすごくハラハラできて、ホラー映画としてもちゃんと楽しめます。 気になったのは、主人公がエドの話を信じるきっかけになった動画。ヴァンパイアの姿が映っていないのに、車が停まってドアが開く動画。これを他の人に見せればすぐに信じてもらえるのにそーしない。 で、写真、ムービーには姿が映らないのに、防犯カメラにはしっかり映るヴァンパイア。 まあ、そんな細かいところはどーでもいいか。 それにしても親友二人は復活せず。かわいそうに… [ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-11-23 02:46:17) |
19. BLACK & WHITE/ブラック&ホワイト(2012)
《ネタバレ》 軽いノリのライトアクションコメディ。1980年代から1990年代にかけて流行った刑事バディもののノリ。今作の2人の主人公はCIAの特殊捜査官ですが、たとえ刑事でも全く同じ内容の映画になりそうです。 一応悪いやつもいるにはいますが出番はオープニングでほぼ終わり。物語の9割はラブコメなので、この悪役の影は限りなく薄い。 だめじゃないけど、サスペンスアクションにもう少し力を入れてもらったほうが、よりコメディの部分が活きる気もします。激ヤバな状況を軽口を叩きながら乗り切っちゃうような、そーゆーのが好きです。 今作はサスペンス色もアクションもほとんど力を入れていないので、とにかくユルユル。コメディ全開。でもちょっとだけ犯罪組織の動きを匂わすもんだから、どーしても刺激や緊張感が欲しくなってしまいます。 ラブコメのほうはなかなかの出来だと思いますよ。特にコメディ部分ですが。卓越したCIA捜査官のスキル。科学力。組織力。それらを総動員してやることが、一般女性のストーキング。こーゆーのは大げさにやればやるほど面白いので、そーいった意味ではよくできています。特にそれぞれのチームのメンバーが大真面目にローレンス(リース・ウィザースプーン)の身辺調査をしているのが面白い。途中まではチームのメンバーも『ハインリッヒと何の関係が?』と尋ねていたのに、いつの間にかもう何となく事情を察して尋ねなくなっているのがちょっと面白い。挙句の果てにはお互いのチームをちょっとライバル視している節もあったりして。 どうせ最後は二人ともフラれるんだろうと思っていたのですが、なるほどそうきましたか。これは後味の良い終わり方ですね。 映画のラストをケンカと笑いで〆たのも好印象です。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2022-07-08 14:33:19)(良:1票) |
20. ブリッツ
《ネタバレ》 ジェイソン・ステイサムの映画は一通り見るようにしています。まあ、いつものジェイソン・ステイサムですね。 スティーヴン・セガール、ジェイソン・ステイサム、水戸黄門はいつも同じで、それが良い。 ストーリー?悪くはないですがもう一声なんかほしかった。 ヤク中の女刑事。その女刑事を慕うギャングの少年。奥さんを亡くしたベテラン刑事。ドラマとして面白くなりそうな要素をいくつか用意した割に、ドラマパートが一様に盛り上がらない。もう少しそういった要素が映画の面白さに貢献できなかったものでしょうか。 例えば女刑事のほうでも良いですが、幸せな家庭を築いている刑事を用意してそれを惨殺させたほうが復讐のカタルシスを得られると思います。 次々と自分を捕まえたことのある警官を処刑していくワイス。逆恨みもいいとこですが、そのイカれ具合は悪くない。 ただ、ワイス演じるエイダン・ギレンの拭いきれない小者感。ジェイソン・ステイサムを相手にするにはちょーっと役不足でしたかね。せめて警察組織を逆恨みするサイコパス集団による組織的な犯行であれば、もう少し見ごたえもあったかもしれません。 [DVD(字幕)] 6点(2022-04-18 00:53:25) |