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プロフィール
コメント数 1648
性別 男性
自己紹介 基本的に3~8点を付けます。それ以外は、個人的に特別な映画です。

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1.  プライベート・ライアン 《ネタバレ》 
多くの方が仰る通りに、私も初見或いは(かなり以前に)二度三度と観ていくうちは「オマハ・ビーチは確かに凄いんだケド、その後のお話があんまし…」と思ってました。今回、かなり久し振りに再見した感想としても、ソレは(ある面では)確かにそーだとも今だに思ってるのも確かです。ただ今回観直すと「オマハ・ビーチは面白い⇒そっから先はイマイチ」というコトではなくて、単に「オマハ・ビーチの印象が(史上最強レベルに)鮮烈すぎる」というコトだった様にも思います(流石に何度目かの鑑賞でその部分の印象もだいぶ落ち着いてきた故、そーいう気持ちに為れた…とでもゆーか)。  コレも確かに、映画として或いは映画の「構成」としては(初っ端が最高!てのは)まぁ宜しくないコトかとも思います。でも、より大局的に例えば映画産業全体として或いは映画の「歴史上のイベント」として捉えるならば、どー考えても(アレをあの様に撮ったコトは)正しかったと確信していますし、重ねてそれ以降のお話だって(その部分の印象をニュートラルにした状態で好く見れば)相当に好く出来たモノだとも思えましたよ。コレまたこの部分は確かにテンポ重め・かつ人間ドラマも少し弱め(少なくとも一般映画と比較して「強く」はない)のもまたそーだと思うのですが、まずテンポは重く撮るしかない話だとも思いますし、そしてこれ見よがしな人間ドラマで飾り立てないコトこそが今作における「リアリティ」なのだ(=戦争とゆーのは、本当に普通の人々がやらされていたコトなのだから)とも思います。諸々と、当然の如くに徹底的に考え抜かれている映画だ、とゆーのも今回観て大いに感じ取れたと思うのですね。  10数年ぶりに5,6回目の視聴でしたが、今回が一番面白かったですね。やはり、このジャンルでは金字塔と言って好いかと。
[ブルーレイ(字幕)] 9点(2022-05-07 00:23:45)
2.  フィラデルフィア 《ネタバレ》 
時期的にも、該当する社会問題に対する意識の向上に大いに貢献した、という(社会的意義の方の大きい)作品かと思う。その面の描き方はごく真摯で抑制的で、多くの人が受け容れ易い・共感し易いだろう(ごく穏当で)適切なものだったとも感じられる。  物語としては多くの場面を法廷シーンが占めているのだが、そこでの遣り取りにしても多分に前述の側面に関わる啓蒙的な「効果」の方を重視している…とも感じられる。ただし、その意味からすると一点、他方で少し映画としての抑揚は欠いている…というきらいも無くはないのですよね。特に、現在の視点からすればこの裁判はも~勝つのが当たり前(否、当時としても映画としてこの流れで敗訴!は在り得ないか)であって、ソコも含めて諸々とただ淡々と為る様に為ってゆく…というお話にも見える、その点においては、純粋に趣味・興味としての目的に供する映画としては多少物足りなさも残る…のかも知れない。もう一つだけ、敵方となる法律事務所側の裁判の進め方にも少なからず疑問が残るとゆーか、彼らが為すべきはひたすらに「解雇理由がアンディの能力に在ったコトの証明」であって、彼がゲイでソレを隠していた→だから信用ならない人物だ、という一種の人格否定は、そんなん負けて当然じゃね?とも思うのですね(どー考えても悪手だろ、と)。流石に、その部分の法的判断基準は当時だろうが現在だろうが変わらないと思っても居るのだケド(陪審制だとそーでもない…のでしょーかね?)  重ねて、映画としての社会的価値の部分について1点加点して、この評価といたします。トム・ハンクスとデンゼル・ワシントンも手堅い仕事でしたし、静のハンクスと(やや)動のワシントン、という補完性もグッドでした。
[DVD(字幕)] 7点(2022-04-17 19:46:04)(良:1票)
3.  フォーリング・ダウン 《ネタバレ》 
なんとゆーか年を喰うと、あまり怒ったりしなくなりますよね。いや、私も怒った「フリ」とゆーのは(必要に迫られるので)しょっちゅうやってますが、根本的に感情に流されて行動すること自体がすごく減るとゆーか。まあ、理屈抜きで感情に任せて行動した所為で散々痛い目を見てきた、という「学び」故なのだとは思いますケド。  ド初っ端から素っ頓狂にブチ切れてオッ始まるので、もっとシンプルな(そしてイカレた)アイデアのスリラーかと思ったのですが、一枚重層的なのが、周囲の世界がイラつく事象に満ち満ちているという状況自体はよく見るとマイケル・ダグラスもロバート・デュヴァルも大して変わんない、というコトに見えます。もちろん、適度に器が広くて穏便に対処してゆけるデュヴァルの方には大いに共感してゆくワケです。終盤、嫁さん相手にキレてる「フリ」をしたシーンなんか個人的には最高でしたね(その後は一発マジギレしちゃってますが)。  ただ、作品として奥行きが在るからイイのかとゆーと必ずしもそーではなくて、マイケル・ダグラスの側のお話(=大人気なくキレちゃうコトの一種の爽快感)とゆーのはイマイチ盛り上がってゆかないとゆーか、最初が一番な尻窄みの様にも思えます。結局のトコロ、本作はスリラーではなくてブラック・コメディなのでしょーね。結論的に私個人としてどちらが観たかったのかと言えば、ダグラスの暴走が果てしなくエスカレートしてゆくという(どこか笑える程度の)アクション・スリラーだった、という様にも感じます。シンプルなアイデアはシンプルに、とでも言いますか。
[DVD(字幕)] 7点(2021-07-22 08:57:37)
4.  ファウスト(1994) 《ネタバレ》 
建付けとして『ファウスト』の構造を取り入れてはいるものの、基本的には監督のやりたい放題、という映画ですね(特に序盤は完全にそーですケド)。何しろメフィスト登場までにもエラい時間が掛かりますし、そこまでの描写にはシナリオ上の意味、というのも殆ど見い出せないのですから、こーいうのに馴れてない人にとってはかなり辛い映画だと思います。  やはり見ドコロはその独特な表現にあるかと思います。これはもう説明不要かと思いますが、ストップモーションアニメ・人形劇・シュールな演技、等々、その意味での面白さ・ユニークさはこれも十二分に備えている作品かと。個人的に注目していた「食事」のシーンは、今作時点ではさほど「悪趣味」でもなく、少しホッとしましたが(後続作品でのアレ、ワタシはかなり心を抉られるものですから)。  2018年の監督最新作『蟲』も、早く一般公開・DVD化されないかと期待しています。
[インターネット(字幕)] 6点(2021-06-06 21:09:37)
5.  ファンタジア2000 《ネタバレ》 
私の思う前作『ファンタジア』とはコンセプト面(というか経済的な面)で、それに比肩する作品でないことは観る前から(そして前半を観た段階でも)ひしひしと感じてはいました。まあ75分映画に8000万ドル掛けてるのですから、決してリーズナブルな作品とも言えんでしょうが、でも『魔法使いの弟子』は単なるリマスターですし、人が喋ってるシーンも前作と比べて多かったり、メリハリを付けて何とか凌いだ、という感じにも取れました。どだい『風と共に去りぬ』の製作費が400万ドルだった時代に200万ドル以上掛けた前作とは、色々と違ってきてしまうのは仕方の無いコトだとも思います。  しかし、実際のトコロはどーでしょうか?特に後半は徐々に本気を出してきたというか、結果的にはかなり(というかメチャクチャ)楽しめましたですね。『威風堂々』『火の鳥』あたりは相当にクオリティ高かったのではないでしょうか?やはりディズニーというのは流石ですね~これはIMAXで観たかったですねえ。。是非『ファンタジア2060』をお願いしやす(生きてたら観に行きます)。
[インターネット(字幕)] 7点(2021-01-06 22:48:38)
6.  フルスタリョフ、車を! 《ネタバレ》 
こ、これは中々、難解な…流石ロシア………  舞台設定・登場人物は明確で、スターリン末期の1953年2月、混迷深いソ連において、反ユダヤの陰謀に巻き込まれるひとりの将校(軍医少将)が主人公という。しかし、実際の展開運びは意味不明もいいトコロな代物で、解説が無ければほぼ解読不能というレベル。これならいっそ、中途半端にストーリー(らしきもの)が無い方がむしろマシなのではないかと思わせるホド(ストーリーを追うことが無意味ならば、そうだとハッキリ言ってくれれば無駄な努力もせずに済むのだから)。  作中に盛り込まれる演出のモチーフも多様で異様、かつどれもアンマッチである。ひとりでに開く傘、火吹き芸、理由も分からないままに勃発する取っ組み合いの数々…しかし、台詞回しからカメラワークに至るまで各シーンの実際のつくり自体は非常に綿密、かつ確信的であり、何らかの強力なモチベーションに裏打ちされたものであることだけは十二分に伝わってくる。監督にとっては、今作も会心の出来と言ってよい作品なのだろう。満を持して出品された1998年のカンヌでは、審査員長のスコセッシをして「何が何だかわからない」と言わしめたらしいケド。  ちなみにこの風変わりなタイトルは、終盤に実際の台詞として登場する(ただ別に、これも全然重要な台詞でも何でもないんですけどね)。
[DVD(字幕)] 5点(2020-07-23 22:59:01)
7.  ファニーゲーム 《ネタバレ》 
意図的に観客を不愉快にするためにつくられた映画。中盤は間延びしており、単純に退屈でもあり、本当にただただ不快なダケ…という。アヴァンギャルドと言ってしまえばソレまでなのかも知れないが。。。  以前、ホラー映画の監督連中に話を聞いていくというドキュメンタリ映画を観た中に、映画祭の舞台挨拶で観客と喧嘩になった話をする男が居たのだね。口論の末、怒り狂った観客は彼に向って「この人でなし!ミヒャエル・ハネケ!」と言い放ち、その男の方も「俺はあんな上から目線の変態じゃない!」とマジギレしたという。ここでいうその「上から目線の押し付け」こそがハネケの最大の特徴だと私も思っているのだケド、もし本作に「人を不愉快にする」以外に何らかの価値が有るとすればソレはおそらく一種の啓蒙、つまり、ヴァイオレンス映画を娯楽として消費するコトに何の疑念も持たない現代人へのハネケという賢人からの「警告」である、と。ソレ自体はまァ分かるツモリで掛かるなら(少なくとも何となくは)分からなくもない気もする、が、個人的にはソレだってソレこそ何様だテメーは!というコトでしかねーとも(また)思うのだよね。  以下、私なりの映画論(映画の在り方の基本的なトコロ)を僭越にも語らせて頂くなら、作品は映画である以上、その上映時間の中に何らかのオンリーワンな価値を残すべき(≒残そうとするべき)だとまずは思う。そして、観客を不愉快にするだけの映画などを今まで誰もつくったことが無かったのは、そんな映画にそーいう価値が明らかにナニも無いからである。本作には、過去から現在に至るまで一貫して無価値と断ぜられた「不快を齎す」という以上の何らかは本当にナニも無い(取り分けてユニークなモノは)。件の「啓蒙」についてさえ、コレは屁理屈を捏ねるのが巧い輩が思いついたコジツケを皆(とゆーかハネケ信者)が有難がって崇めているダケだと思っている。何故なら、もし本当に愚民への道標たることをハネケ本人が意図しているのであれば、もっと万人に伝わるような工夫をこの2時間の中にも盛り込めば好いではないか。まァこの「分かる人にだけ分かればいいよ」てのが正に「上から目線」なハネケ流そのものだ、とも思うのだケド、個人的にはどこまでも、クリエイターとしてはそれじゃ駄目ジャン!(基本的には)と思っているのですね。殊に、こんなに観客をネガティブにさせておいて、でも実はソコには高尚な意図が在って、なのにスタンスとしては「分かる人だけ分かりゃ好い」はも~「罪」ですよ爺さん!(人をあまりにも馬鹿にし過ぎだ)とね。
[DVD(字幕)] 1点(2019-11-21 22:43:04)(良:1票)
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