1. フレンジー
ヒッチコックの中でも特に好きな作品のひとつです。何が好きといって、あの開巻からむせかえるような英国ムードがいい。この強い雰囲気と、ツボをこころ得きった演出(と脚本)とが相俟って、なにか上等な犯罪小説でも読むような完成度を持ったと思う。スリラーとしても怖いし、随所にある皮肉でブラックなユーモアもいいし、この監督には珍しい人間的な味もある。ラストシーンも味わい深い。ヒッチコックは根っからのロンドンっ子なのだとあらためて認識した。 9点(2003-01-15 20:50:21)(良:1票) |
2. ブルーサンダー
けっこう面白い映画だったけど、別の意味で怖い映画でもあった。「アメリカはこんな凄い技術持ってんだぞ~。怖いだろ~。おまえら楯突くなよ~」と言われているようで。 5点(2003-01-06 22:06:34) |
3. フラッド
この頃のモーガン・フリーマンて大作ばっかり出ていて、なんか昔のジョージ・ケネディみたいだった。刑務所映画にも出てるし。檻の中のスレイターをミニー・ドライバーが救うシーンはちょっとスリルがあった。 5点(2002-12-30 17:20:05) |
4. プライベート・ライアン
「4人息子を全員戦場で失う母親も気の毒だが、1人息子を失う母の気持ちも同じではないのか」と考えながら観た。あれだけ大勢の人間が死んでいく中でたった1人の兵士を救うという話はドラマとして説得力がなく、あの大作を支えるには軽すぎると思う。戦闘シーンを描くスピルバーグの演出はたいへんに巧いので、なにか貴重な才能がムダ使いされてるように見えてしかたがなかった。 6点(2002-12-30 16:44:07) |
5. ブレア・ウィッチ・プロジェクト
深夜なにも知らずにテレビをつけたらやっていた・・・という風に観たら、ひじょうに怖い映画だったろうと思います。 4点(2002-12-17 16:06:46) |
6. フルメタル・ジャケット
原作を読んだらまだあの続きがあって、そこまで描いてやっと意味が通じるというのに、なんで途中でチョン切ってあんなようわからん話にしてしまったのか。理解に苦しんだ。 6点(2002-11-29 19:28:13) |