1. 不思議惑星キン・ザ・ザ
売れない芸術家が作ったような鉄の宇宙船?マッチには凄い値打が・・・変な言葉を喋る異星人は、どう見ても地球人のおっさんだ!ショボイSFが好きな人には絶対オススメ!? 8点(2003-04-15 21:11:01) |
2. プライベート・ライアン
この映画の全てを否定はしませんが、最後がどうしても受け入れられません。「ライアン二等兵<マット・デイモン>は国へ護送される飛行機に乗り込む直前に、U・ボートのラストのようにあっけなく、しかも冒頭のシーンを凌ぐ惨たらしい死に方を迎えた・・・」「ミラー大尉<トム・ハンクス>は彼の本当の姿を語る人間が一人も生き残らなかったため、上層部の言いなりになって小隊の兵士を全員戦死させた戦犯として埋葬されており、訪れる者の無い墓は荒れ果てている・・・」戦争を知らない私が言うのもなんですが、戦争の不条理を本気で訴えるのであれば、このくらいのラストにはして欲しかった。。。 4点(2003-02-18 20:19:30)(良:1票) |
3. ふたりのベロニカ
完全に感覚的で、感性にうったえる映画。プロットを最重視する人は肩すかしを喰う。黄色いフィルターを掛けた色調や、ガラス越しのショットなど、映像は印象的でとても美しい。もちろん女優さんも。 6点(2003-02-15 23:14:19) |
4. ブルーベルベット
道端に耳が落ちてて、それを見つけるとこから話が始まる映画なんてそうはありません(笑)。かなり好きなんですが、D・ホッパーと比べると、役柄を考えてもK・マクラクランがあまりに薄味、あっさり味でどうもバランスが悪い気がします。 7点(2003-02-12 00:32:13) |
5. BROTHER
その世界でしか生きられない、哀しい男の話。北野監督の乾いた作風は、海外ロケにも妙にマッチすることが分かった。でも、以前の作品と比べると、ね~? 5点(2003-02-12 00:12:20) |
6. 不滅の恋/ベートーヴェン
良かったと思うけど<不滅の恋>の相手の正体が。。。それにややあっさり解り過ぎかな?しかし、星の中に少年時代のベートーベンが浮かぶ、第九のシーンはとても素敵でした。当然と言えば当然ですが、音楽も良かったです。 6点(2003-02-11 22:46:42) |
7. ブリキの太鼓
オスカルの出産、馬の頭で鰻漁、小人のサーカス、魚を貪り食う母、など幾つかグロテスクなシーンがあった中で、オスカルの異様に見開いた目が、私には最も気味が悪かった。その一方で、海が出てくるシーンはどれも美しく印象深い。映画は戦争を最たるものとして、大人の汚さ、おぞましさを、自ら成長を止めてしまったオスカルを狂言回し的存在として描いている。私には、オスカルはこの大人達の愚行をあざ笑う悪魔のような存在であり、ブリキの太鼓やガラスを割る超能力はその象徴とも思えた。 7点(2003-02-05 17:53:40) |
8. フィッシャー・キング
結構いいんだけど。。。T・ギリアムにしてはヒューマンタッチ?それが映像、その他のイカレ具合とミスマッチの気がする。それが良いの?あと、個人的にR・ウィリアムスがあんまり好きでないので・・・スイマセン。 5点(2003-02-03 20:19:59) |
9. ブロウ
映画の出来としては、かなりの高得点だと思います。ジョニーも相変わらずいい仕事してるし。ただね~、なんか消化不良というか、温さがだいぶ残ったというか。麻薬王ですよねー?実際もっともっとえげつない事してるんじゃないですかね~?これDVDで観たんですが、特典映像で、実際のモデルとなった服役中の麻薬王に、製作者側がとっても親しそうにインタビューしている映像があるんですが、彼に気を使い過ぎて映画作ったんじゃないの?と思ってしまいました。 3点(2003-02-03 16:05:26) |
10. 復讐するは我にあり
思ったより面白くなかった、というのが率直な感想。殺人シーンの撮影は、全て実際の各事件現場で撮っているらしい。これは凄いと思った。殺人の動機について説明がなく、緒方拳もあまりに淡々とした演技のため、見ていてやや拍子抜けする感じがした。でも、殺人犯なんて実際はあんなもんだろうなと思った。結構リアルな映画なんでしょう。 5点(2003-01-30 15:35:23) |
11. ファイト・クラブ
個人的には<セブン>の方が好きなんですが、これは間違いなくフィンチャー監督の最高傑作でしょう。私の大嫌いな人種の一つに<映画館でエンドロールが始まったとたんに、席を立つ奴>というのがいるんですが(笑)そういう輩は、エドワード・ノートンの役どころが、なんと紹介されていたかを見逃しているんでしょうね。ジャックじゃないんですよ。知ってた?これ結構この映画のポイントなんですけど・・・ドルビーマークが出るまでが映画です(笑) 8点(2003-01-29 23:02:36) |
12. ブレードランナー
この映像、雰囲気だけで満点だが、それに加え、我々人類の永遠のテーマがここにはある。4年しか生きられないレプリカントを人間、それを創り支配するタイレルを神と見立てることで、「人間は何故生まれ、何のために生きるのだろう?」という問いに対するひとつの答えを解り易く表現している。これを普通の映画がやると、妙に宗教的になったり、哲学的になって全く理解不能になり、かえって混乱してしまう。そう、この映画は普通ではないのだ。 10点(2003-01-29 22:15:24) |
13. プレッジ
ペン監督、結構渋い作品つくりますね~展開が予想できないと言うか、次々と期待?を裏切ってくれます。こんな最後は想像できないし、ある意味かなり新鮮です。直感と妄想は紙一重で、これは人間なら誰にでも当てはまる物語だったと思います。 6点(2003-01-29 20:59:56)(良:1票) |
14. ファーゴ
コーエン作品の中では一番好きです。小さいことが大事に・・・の展開、登場人物達のキャラクター・会話の間、絶妙です。何があっても朝飯は食え!! 9点(2003-01-16 23:16:26) |
15. ブルー・イン・ザ・フェイス
もうひとつの「スモーク」と言うより、これはブルックリンのプロモーションVTRですね?ルー・リード、ジム・ジャームッシュをはじめ、住人がいかにこの街を愛しているかが感じられます。「映画ではなく、TVドラマのほうが良い、と言うかそうして欲しい」と思ったのは私だけでしょうか? 6点(2002-12-30 02:32:59) |
16. 豚小屋
人を喰う!豚とヤル!しかし、ただのグロ映画なんかじゃ~ありません!食欲・性欲・金欲・物欲・・・・・人間の欲望は醜く、ついには己を破滅に導くほど恐ろしい、それは昔(中世)も現代も変わらないと言うこと!台詞がほとんど無く、狂信的とも言える昔と、不毛な会話が続き、信仰のかけらもないような現代の対比が素晴らしい作品。 9点(2002-12-30 01:58:32) |