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1.  ペインレス 《ネタバレ》 
ラストの唐突な父から息子へのメッセージ(強く生きろよ~的な…)に、これで終わり?なんだこれ??と、ボーゼンとしました…。  だいたい目の前にいきなり髭面のおっさんが現れて、「こいつは俺の息子だ!」ってわかるもんでしょうかね。 もし直感でわかったとしても、誤って出火して火事で死ぬ羽目になったというのに、そんな場面で髭面の息子へ父親としてのメッセージなんて送るもんでしょうか。いや、送らんだろ。  現在と過去を何度も行き来して、引っぱって引っぱってようやくラストまで来たというのに、何も解決せずにとりあえず燃やして終わりにするなんて、なんて乱暴な脚本なんだ! 燃やして終わりなんてあんまりだから、とりあえず感動できそうな父から息子へのメッセージをつけとくか。…と、後から映画会社がつけたのでは??なんて思ってしまうほど、不自然だったわー。  そう考えると哀しいので、あのメッセージは脚本家がちゃんと書いたものでテーマにかかわるものだったとして。 この不自然さは、もしかしてこちらの受け取り方の問題だったりして?  で、考えたのですが、主役の医者ダヴィッド。彼はベルカノが死んだことで骨髄移植を受けられなくなり、死ぬ運命になりました。 取り残されるのは、保育器に入った息子です。 あの父から子へのメッセージは、ベルカノからダヴィッドが無意識に受け取ったと思ったもの、そして同じように死にゆくダヴィッドが息子へと送ったメッセージなのではないでしょうか。  そう考えると、父とムスコはそっくり同じ人生を生きたことにも気づきます。 ベルカノは妻を先に亡くし、子どもも赤子の時に手放した。 ダビッドも妻を先に亡くし、赤子の子どもを一人残して死んでいく運命です。 父と息子の人生が、ぴったりリンクしているのです。  だから二人とも言葉にならないメッセージを送る。自分の死に際に。  もしかして、そんなラストだったのではないでしょうか。  映画の時間がもう少し長ければ、そこを描けたのかもしれません。 ラストが駆け足すぎて、それまでの大掛かりな設定とストーリーが無駄になってしまっているのがとても残念。 ペインレスという設定を生かし切れていないのも残念。 一言でいえば、詰め込みすぎ。  ペインレスは別の映画でホラーの題材にして、この作品では内戦と子供の監禁と拷問という過去の話を絡めて父と息子を中心に描いた方がよかったのではないかと思いました。
[DVD(吹替)] 5点(2018-03-01 00:12:06)
2.  ヘルタースケルター(2012)
女性監督はなぜ映像に偏りがちなのか。 同じメッセージを、手を変え品を変えくどいほど映像でアピールしてくるが、そのせいで逆にメッセージ性は薄まり、インパクトも弱くなってしまっている。 結果、「過剰な美容整形による人体崩落」という下世話なテーマだけが浮き上がってしまった。 それと、原作まんまのシーンばかりなのに、「ハテ、こんなにSEXシーンが多かったか?」と思ってしまったのだが、それは原作はメッセージ性が正面に出ているためあまりエロさを感じさせなかったのに対し、映画ではエロが前面に出されており、メッセージ性は後ろへ引っ込んでしまったからだろう。 確かに主演の沢尻エリカはとてもいい(スバラシイ肢体と顔!)が、エロと美貌だけで127分はつらい。お腹いっぱいになってしまう。検事役をギャクに落としたせいで台詞が宙に浮いてしまったのも、テーマが不明瞭になった原因だ。 原作は、濃密なエッセンスのみで構成され、すばらしいメッセージ性を持っているが、その原作まんまの展開・キャラ・台詞で行くのなら、90分で十分だったろう。冗長なのも女性監督の特性か。スミマセン、差別みたいなこと言って。
[DVD(邦画)] 4点(2014-12-13 17:32:57)
3.  変態島 《ネタバレ》 
「衝撃の変態エロティック・スリラー!」ってCM、なんですか。 ハナから「今回もまったく変態じゃないんだろうな」と思って観た自分のような人間はいいですが、「変態」を期待して観た人は怒るんじゃないですか。 変態どころか、子どもを失ってミャンマーのジャングル奥深くへさまよいこんでいく白人夫婦の哀しい話じゃないですか。  しかし、あいかわらずテーマを読むのが難しい監督の作品だ…。 ムリヤリ社会派の解釈をすると、「わが子を探す事だけを目的に、人身売買される子どもたちを無視し、禁忌の島へ入りこんだ白人夫婦の末路」ってトコでしょうか。  そこに「子をおもう母がたどりついた狂気」と「母を求める子ら」「父性の限界」「父と息子の対立」をからめて、原始人メイクの子どもたちをプラス、不気味さで味付け。そんな感じ???正直わからないわ…。  しかしあの子どもたち、妙にみんな体格がよくって、不自然さを感じたなぁ。もっと栄養失調気味のガリガリの子ども達が登場した方が、怖さが増してよかったのでは。  同じ年頃の少年ばかりで青年期の人間がいないのも不自然だし(すぐに成長する年頃のハズ)、少女がひとりもいないのは、なんで。少女は売り物だが少年は捨てられる、ってのはオカシイ。ひどい話だが、幼女を好む人間は男の幼児も好むから、商品としては変わらないハズだから。たぶん、ラストでジャンヌが殺されない理由を作るためと、不気味さを増すためなのかな。  船で一緒になったじーさん・ばーさんも囚われていたけど、どっから来たんだ。  とかいろいろ考えちゃうと、「オイ、結局ナニが言いたいんだ」とか言いたくなっちゃうから、ダメ。こーゆう映画は、考えない。 ある部分では社会提起しているけれど、全般的には「このおどろおどろしいムードを楽しんでくれ!」って感じの映画なのかな、と。 意味を求めるのは現代人の病ですが、こーゆう映画には意味を求めちゃいかんのかもしれません。そーゆう映画はもちろんあっていい、と思います。 ハイテンション&派手&衝撃的な映画に飽きた人、おどろ系が好きな人にオススメ。「変態村」よりは役者はずっといいです。が、くれぐれも「変態」は期待しないでください。
[DVD(吹替)] 4点(2014-04-29 00:57:40)
4.  変態村 《ネタバレ》 
DVDパッケージは、村のただひとりの女性であったグロリアの磔刑の死体。それにそぐわないタイトル「変態村」。う、う~ん(汗)。 原題通り、キリスト教の概念である「受難」をタイトルにした方がよかったのでは? でないと、強烈な邦題タイトルに魅かれて観た人が、ガッカリする確立が高いのでは ?と思いました。 いえ、自分はホラーを期待して観たのでガッカリはしませんでしたが、「変態」に魅かれて観た人の中には、セオリーにのっとったドギツイ映像やストーリーを期待して裏切られ、「ヲイヲイ」という気持ちになった人も多いのでは(笑)。 それにしても、ラストで死に際の男の望み通りに「愛していた」のセリフを口にするマルクが謎で、ナゼなんだろう~と考えてふとひらめいた答えが、 「そっか、マルクは売れない歌手だから、観客の望み(欲望)を内面化するのが癖になっていたのだ!」 と、いうモノ。 マルクは常に相手に望まれ、欲望の対象として見られてきた人間だから、たとえ自分を殺そうとした男でも、死に際の人間の欲望には応えてしまうのだ、と。 相手に欲望されることが彼の存在意義であるのだからして、その欲望に応えない事は考えられないのだ、と。 この映画の登場人物は、マルク=欲望の対象、マルク以外の人間=欲望する人間、の二通りしかなく、欲望の対象になる人間は、それを受け入れるしかない、というのがテーマなのかと。 赤いダッフルコートは記号で、それを着ている者は欲望の対象にされる者。それ以外の人間は欲望する者で、欲望の対象を蹂躙する権利がある者。そして、対象を愛する者でもある、と。 欲望される者にとっては、すべてが理不尽な受難であるが、それはまた愛でもある、らしい。無慈悲な欲望を、愛と呼べるならば。 そういう風に感じたラストでした。 奇をてらって作った作品ではないし、単なる駄作ではないのでしょう。 それなりの感受性がある人ならば、色々考えさせられる所があるのではないでしょうか。 それにしても、あの酒場での村人(全員男)達のダンス(ポルカ?)怖かった‥。不気味度満点で、危うく笑う所でした。笑いと恐怖は紙一重、ですから‥(冷汗)。
[DVD(字幕)] 4点(2011-09-10 20:24:12)
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