1. ベスト・キッド(1984)
技よりも心を磨くのが大事だという事を強く訴えている作品。空手は喧嘩に勝つために学ぶのではなく、自衛の手段として学ぶのだというしるしに、初めはず~っとワックスがけ(捌き技の型)をやらされます。派手な空手アクション映画と思って見ると後悔するかも・・。最後の試合までは地味な訓練が続くけど、これが見ていて結構面白い。あくまでダニエルの心の成長を描いているからです(こんな技を覚えた、あんな技を会得したとかいうのではなく)。そして最後の大会、これは空手大会の迫力と緊張感が実に上手く撮られていて感心しました。そして虚をつく一撃。まさにこのラストに全てが集約されたといった感じです。話が単純なのも良い。 9点(2003-10-14 03:34:15) |