1. ベンジャミン・バトン/数奇な人生
エート、テレビでやってていま観終わったので書きます。 私は見終わったらすぐに書く主義なものでして^^; 1口に言ってフォレストガンプに似てますね って、言われてもしょうがない映画かと思います。 寓話的、啓示的な所がもうすでに似てしまっている所へ 思い出日記のナレーション風で物語を構築して行く手法など もう完全にフォレストガンプなんですが 老人で生まれて若返って行くという初期設定は兎も角 その他のエピソードや登場人物すら相当に似ている と、思ったのは私の気のせいでしょうか? ただ、それがフォレストガンプの様に 映画自体が素晴らしい出来栄えなら私も文句有りません。 しかし、残念ながらこの作品は人生や一期一会 そして、主人公の数奇な人生を、全然描き切れてないとしか言い様が有りません。 数奇な人生というより ある意味で平凡で不条理な人生に思えて仕方が無く 特にベンジャミンの青年期以降の描き方などは 本当に安易で最悪だと思いました。 無論、私はハッピーエンドで有れ と、言っている訳ではなく 基本的に人間描写からプロットから はっきり言えば、映画その物の突き詰め方が甘く 特に出来事を駆け足でなぞったかの様な演出が 全然駄目駄目だったと思います。 最後も本当に中途半端な終わり方で、これ映画館で見たら 「なんじゃこりゃ!!」のレベルですね。私なら。 「セブン」はかなり面白かったんですが どうも、ココ10年ほどの作品は精細を欠いているというか 俳優は申し分なく、演出面でもキッチリ作ってあるのに 何か、大事な物が欠けている映画ばかりな気がして 残念で成りません。 [地上波(吹替)] 4点(2012-01-07 00:02:33) |