1. ベイビー・オブ・マコン
最悪で最高の映画、という感じでしょうか。グリーナウェイの変態ぶりは個人的に大好きなので、期待はしていましたが予想を上回る大いに気分を害した覚えがあります。しかし、誰にも真似できない映像美と凝った演出による混沌と混乱が楽しいです。クィーンズイングリッシュも心地よく、独特な半分意味不明のセリフも重みがあり、流れる展開に避けきれない運命という境遇がサディスティック。最高傑作は「プロスペローの本」と思っている私には、それに追いつく作品だと思います。まぁ、誰に見せても納得しませんが・・・。 [映画館(字幕)] 10点(2006-10-04 21:00:28) |