1. ベルファスト71
《ネタバレ》 憎悪の連鎖。その連鎖を利用する人間と翻弄される人間。 そして、誰も得をしない、虚しいだけの物語。これは、人間の業なのか・・・・いろいろと考えさせられます。 [DVD(字幕)] 7点(2016-08-12 11:50:29) |
2. ペレ
《ネタバレ》 希望の見えない過酷な状況の中で、生きるために希望を諦める大人たちの姿は、実は形は違えども今も昔もそんなに変わらないように思えました。その中で、希望を求め新天地へと旅立つ主人公の姿はやはり心を打ちますね。 過酷な状況と美しい自然の対比も印象的でした。 [ビデオ(字幕)] 7点(2013-11-24 23:54:43) |
3. ベルリン陥落 1945
《ネタバレ》 第二次世界大戦の敗戦国としてのドイツの悲劇を赤裸々に描いてひて非常に興味深い作品でした。ファスビンダーの「マリア・ブラウンの結婚」でも感じたのですが、ドイツ女性のタフさ強さは本当に凄いですね。 しかしまあ、ベルリンを占拠したソ連軍の姿を見ていると戦争というものの醜さ・愚かさがよくわかりますね・・・。 [DVD(字幕)] 8点(2013-10-03 00:28:09) |
4. ペイ・フォワード/可能の王国
《ネタバレ》 「非常に勿体無いなあ」というのが正直な感想ですね。 「自分が受けた恩を他の3人に返す活動」という非常に興味深い題材を、素晴らしいキャスト陣が演じるというのに、どうしてこんな仕上がりになってしまったのかが良くわかりません。まあ、簡単に言えばファンタジーのように見せかけたドロドロの昼ドラという感じです。 まあ、アメリカという国が「ペイ・フォワード」という素材をおとぎ話としても成立させられない位病んでしまっているということなんでしょうか・・・・・。個人主義・自由であることの重圧は非常に伝わってきました。 [地上波(吹替)] 4点(2012-11-17 11:10:58) |
5. 蛇にピアス
《ネタバレ》 吉高由里子の魅力で何とか最後まで見通せましたが、正直、自分と全く価値観の違う人たちが子供のように欲望の赴くに行動する様を延々と見せ付けられるのは苦痛でした。 [DVD(邦画)] 4点(2011-11-19 12:31:23) |
6. ヘヴン
《ネタバレ》 「そこに愛があれば、それで良いのか?」というのが観終わった直後の正直な感想でしたね。復讐のために、何の関わりの無い人たちに、この世の地獄を味あわせておきながら、愛にすがりながら罪を償おうとする心理がどうしても受け入れ難かったです。何せ、夫の復讐を果たした後で他の男を愛するようになるわけですから。 まあ、逆に言えば、このような終末的な状況にありながら愛情に包まれる事こそこの世の天国なのかもしれませんね。 後半出てくるイタリアの田園風景は非常に美しかったです。 [地上波(字幕)] 6点(2011-08-06 00:01:26) |
7. ペルシャ猫を誰も知らない
《ネタバレ》 バフマン・ゴバディ監督の腹のくくり具合が半端なく伝わってくる、まさに「これぞロック!」といいたくなるような作品でした。テヘランのアンダーグラウンドの音楽シーンの実情をまるでドキュメンタリーのように撮っており「ここまで映してこの人たちの身の安全は大丈夫なのか?」と心配になりましたね(特に過激な歌詞やパフォーマンスはないんですけどね)。 牛小屋でのヘヴィー・メタル演奏などユーモラスなシーンが結構あって面白かったです。それと、大都会テヘランの町の様子をまるでPVのように映しだしているのも興味深かったですね。 [映画館(字幕)] 8点(2010-08-08 07:59:12) |
8. 北京原人 Who are you?
《ネタバレ》 思ったよりはまともで鑑賞に堪えうる作品でした。ただ、丹波哲郎のキャラが突出していて、他の共演者のみならず映画の内容まで喰ってしまっているのがちょっと・・・ 原人役の演技は結構よかったなと思います。 [DVD(邦画)] 5点(2009-08-30 12:42:54) |
9. ペッピーノの百歩
《ネタバレ》 地域社会に深く根付いてしまっているマフィア組織に立ち向かっていくことでさえ非常に勇気がいるものなのに、そのマフィアの身内のような家庭に育ちながらもその存在に疑問を持ち反マフィア運動へ足を踏み入れたペッピーノの正義感には感服しました。そして、みんな誰かが声を上げることを待っているなかで、その「誰か」になろうとする意思の強さは見習いたいものです。(まあ、世話になった義理は大事にしなければならないとは思いますけれども)。 一方で、「殉教者」が出てはじめて人々が動き出すシーンからは、マフィア問題の根深さが見て取れましたね。 [DVD(字幕)] 8点(2009-06-07 22:03:19) |
10. Helpless
温かい日差しの中に冷ややかな狂気が入り混じったようなこの映画の世界が、不思議と心地よかったです。音楽、映像、演技等々全てがバランスよく合わさっているのも又良いですね。 観終わった後、コーラとナポリタンが欲しくなりました。 [DVD(邦画)] 7点(2008-09-12 14:24:29) |
11. ベティ・ペイジ
《ネタバレ》 第二次世界大戦後のアメリカ文化の1ページを密やかに飾っていた女性の人生のダイジェストを描いた映画という感じですね。まあ、謎めいた人物ですから表面的な描写になるのも仕方ないと思いますが・・・・。 [DVD(字幕)] 6点(2008-07-24 14:17:38) |
12. ペレを買った男
《ネタバレ》 「サッカー不毛の地」にサッカーブームを巻き起こしたニューヨーク・コスモスのドキュメンタリーです。結構ドロドロとした内幕も描かれていますが、とにかく殆ど0からのスタートから、ペレやベッケンバウアーを擁してNYを熱狂の渦に巻き込んでいくまでのサクセス・ストーリーは躍動感があって非常に楽しめました。 [DVD(字幕)] 8点(2008-07-22 15:12:05) |
13. ペルセポリス
《ネタバレ》 自分の国に自由は無く、自由なはずの外国には居場所が無い・・・・。非常にジレンマを抱えながら生きているイラン人の女性の姿をユーモアを交えながらモノクロでスタイリッシュなアニメーションで描いている作品です。 イラン革命以降のイランの生々しくリアルな社会状況を描いていて非常に興味深かったです(特にイスラム圏の女性の姿は文字とおりベールに包まれている訳ですから・・・・)。 [映画館(字幕)] 8点(2008-02-03 00:32:19) |
14. ベルンの奇蹟
《ネタバレ》 サッカーそしてスポーツの素晴らしさを味わえる作品でした。第二次世界大戦の敗戦で大きな痛手を受けたドイツのある家族の葛藤の描き方がやや重いのですが、それ故に後半のファンタジー的展開が非常に効いてきました。 代表監督のゼップ・ヘルベルガーの言葉が非常に含蓄があって良かったですね(オシム監督を思い出してしまいました)。 [DVD(字幕)] 7点(2007-12-22 15:56:37) |
15. ベロニカは死ぬことにした(2005)
《ネタバレ》 昔角川映画のキャッチコピーに『読んでから観るか、観てから読むか』 というのがありましたが、この映画は読んでから観ない方が良い作品ですね。はっきり言って、題名を変えてくれといいたくなりました。原作の冷徹なほど淡々としていながらも不思議と暖かい病院の風景や登場人物たちの心理の描き方が、映画では妙にファンタジーな感じになっているのに違和感を感じましたね。特に、インシュリンショックの場面がベタな催眠術になっていたのにはあきれてしまいました。監督は原作を理解しているんですかね?。それともベストセラーのタイトルと設定だけ借りて自分の世界を表現したいだけなんですかね? 客寄せ以外に全く意味を見出せない韓流スターの起用も、腹立たしいばかりです。(別に韓国人俳優や韓国映画が嫌いなわけではありません、好きな映画も役者もいますし・・・。ただ、いわゆる「韓流」に便乗しているのがミエミエなのがとても不快でした。) 真木よう子の熱演は良かったんですが、残念な作品になってしまいましたね。(点数は全て彼女の演技に対してのものです。) [DVD(邦画)] 3点(2007-11-15 18:51:56)(良:1票) |
16. ベッカムに恋して
しょうもない邦題で損してますねこの作品は。でも中身は、スポーツ・家族・移民といったさまざまな要素をコメディタッチで上手くまとめているとても楽しい映画でした。 文化の違いや親子の微妙な心のすれ違いを超えて、夢に向かって前向きに進む主人公たちの姿にはとても爽やかさを感じましたね。 [インターネット(字幕)] 8点(2007-02-04 14:31:19) |
17. Peluca
《ネタバレ》 バス男のDVDに特典映像として収録されていますが、まさに「おまけ映像」という感じでした。 [DVD(字幕)] 5点(2006-11-08 11:58:04) |
18. ベルリン・天使の詩
《ネタバレ》 見終わった後、内容を噛み締めていく内に味が出てくる・・・そんな作品でした。 白黒とカラーの使い方が非常に巧みで、主人公の天使が人間界に降りてきたときには、自分も自由の身になったかのような解放感に襲われました。 コロンボが元天使だったとは・・・・・ [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-07-12 16:53:49) |
19. ベルベット・ゴールドマイン
《ネタバレ》 この作品は音楽は最高です。(サントラは私的には5本の指に入るほど素晴らしいです。) ただ、それに比べて映画の内容は、デビッド・ボウイの同名曲がぴったし合う世界ですが、今ひとつでしたね。 [映画館(字幕)] 6点(2006-07-09 16:53:48) |
20. ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ
《ネタバレ》 強烈なメイクですね(トゥイステッド・シスターかと思いましたよ・・・・)。ただ、その外見のケバさとは裏腹に極めてシリアスなストーリーでした。後半ラストにかけて、急に展開が早くなり、ちょっと強引にまとめたかなという気はしました。 途中で、トミーの思い出話をしているヘドウィグが「Tommy can you hear me?」と言った時に、ついTHE WHOのロックオペラ「TOMMY」を思い出してしまったのですが、ここから役名を付けたんですかね? [地上波(字幕)] 7点(2006-07-09 16:44:58) |