1. ベン・ハー(1959)
初めて見たのはもう30年近く昔だ。戦車のシーンの迫力には痺れたが、キリストの件が邪魔に思えた。それから約10年毎に見たが、見る度に印象が変わり再発見があった。そして今回、映画館のスクリーンでこの名画を見ることができた。最初の6分間ただただ音楽だけが流れ、一分毎にカウントダウンが始まる。これも家でDVD鑑賞なら当然早送りだが、映画館では逆に胸の高まりを抑えることが、出来なかった。前半が終わり休憩時間に、ほとんどの観客がトイレに行き、別に言葉を交わすことはなかったが、皆が物語の後半への期待に胸を膨らませながら用を足していたのが印象的だった。後半の戦車のシーンは、圧巻の一言。何度見ても凄いが、大スクリーンだけに迫力が違う。やっぱり体が痺れた。今回の再発見は、いつもながらハリウッド映画だからユダヤ人を持ち上げてるのは仕方ないとして、アラブをかなり好意的に描いているのがちょいと意外でしたよ。欠点もないこともないのだが、もはや伝説の域まで達してると思うので10点だ。この映画未見の年老いた両親と映画館行って良かったなー。 [映画館(字幕)] 10点(2010-04-28 01:41:01)(良:2票) |