1. ベンジャミン・バトン/数奇な人生
《ネタバレ》 おもしろいとは思う。しかしこの感興は良い文学作品に触れたときのものであり、映画として高得点を与えるのはどうかと考えてしまう。それはたとえば、様々な人たちとの出会いとか別れとか生とか死とかの繰り返しであるとか、永遠に価値のあるものはないように思えてじつはあるのだとかいうことである。少なくとも私は、そのようなことは若い頃文学の世界でハマったのであり、映画館で見ようとは(あまり)思わない。ひとつの作品世界を構築するには成功した映画だと思うけど。 でも最後の方はちと盛り上がりに欠けたかな。 [映画館(字幕)] 6点(2009-02-22 22:12:31) |