1. ヘンゼル&グレーテル
《ネタバレ》 評判が良かったので結構がっかりした一本だ とにかく殴る 男も女も魔女も子供も殴られまくる バイオレンスが残虐だったり暴力描写がインフレだったりするのは良いが、ドラゴンボール並みにひたすら殴る描写が続くのは飽きる ヘンゼルのショットガンやグレーテルの連発式ボウガン、折りたたみ式ライフルなどのガジェットがいいので武器バトルのシーンはなかなかいい しかしラスト30分の魔女集会の殴り込みバトルまで武器バトルがあまり出てこないのはかなり不満だ ラストバトルはガトリングガンやらワイヤートラップなど武器がてんこもりで結構楽しい なのでスタッフロールでの武器CGは傑作だ ヘンゼルの糖尿病やら、白い魔法使いの死ぬ意味とかが、ストーリーにまったく関係しないのが映画的にはつまらない トロールのエドワードが出て来るシーンはかなりいいのに余り無く、CGじゃなく着ぐるみらしいのでけちけちしないでもっと出せばいいのに エンディング後のエドワードとウイッチハンター達のバディ感が描かれるおまけ部分はかなり良くて、この映画がチームヘンゼル&グレーテルのプロローグであるならば許すという感じかな あっ、あと白の魔女のデカ尻も(笑) 前半一時間がまったくダメで、ラスト30分はかなり良いと言う珍しい映画 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-02-24 16:17:29)(良:1票) |
2. ヘルレイザー2
《ネタバレ》 一作目に続けて見た 冒頭、一作目のダイジェストから始まる 続けて見たせいもあるだろうが、この部分は完全に蛇足感がある その後の展開は前作とかなりイメージが違うので前作のイメージを引きずる必要もないしむしろ無いほうが良かった 一作目と違ってかなり不条理な展開 地獄の中が描かれる 前作の不満だった描かれなかった快楽の部分も少しだけ描かれていたがほんのちょっとだ 明らかに危険なパズルボックスを進んで求めてなおかつ開くという展開は必然性にかけるが、地獄の世界観はまぁまぁだ この展開なら大林宣彦の『HOUSE ハウス』のほうがはるかに上だ 『HOUSE ハウス』が77年なのでこれを見て無ければもうちょっと点が良かったかも パズルの得意な少女がバズルボックスを閉じる重要な役割をするが、パズル自体が余り難しそうじゃないので天才的少女の存在にあまり必然性がないんじゃないか ピンヘッド達魔導士も以外に弱くて飛んでくるチェーンの釣り針さえなんとかすれば銃乱射ぐらいでなんとかなるんじゃなかろうか [ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-01-19 23:27:45) |
3. ヘル・レイザー
《ネタバレ》 昔に見た憶えがあるが再評価されたみたいなので見直してみた もっとパワーがある不条理な映画だと思っていたが、いたって真っ当なホラー映画 ちょぃ古ぐらいの映画だけどもう少し時間が経つとカルトになるかな 可も無く不可もない感じ CGが普通に使われてる時代じゃなくモンスターが特撮なのが逆に新鮮だった しかし「遊星からの物体X」から7年後と考えると特撮もそれほどじゃなかったのかな、でもその部分は楽しめた なによりも不満だったのは、物語の始まりと終わりで「なにをお望みかね?」というセリフで終わるだけに、快楽を望むと苦痛が紙一重なんだよといいたいんだろうけど、快楽の部分は全く描かれないので何故人々が、地獄の門を開いてまで「苦痛と快楽」を求めたいのかがまったくピンとこない ここがこの映画の一番の問題だ 自分的にはサム・ライミ版の「死霊のはらわた」と同様に好評価が不可解な一作だ [ブルーレイ(字幕)] 5点(2014-01-19 23:23:34) |
4. ベルセルク 黄金時代篇III 降臨
《ネタバレ》 いきなり前二作とテイストが違う 前作は結構おもしろいと思ったが今回はちょっとついて行けないな 前作までの戦記物らしい展開はまったくなく「エバァQ」を思わせる不可解ぶり これがまったくおもしろくない 戦闘シーンも相手がモンスターなのでカタルシスも無い ヒロインもバカでイライラさせるし、いいとこがない 長いし退屈した 原作は名作らしいが原作を知らないで見ても面白くないようだ それにしても一作目二作目と見てきてさほど悪く無かったのにいきなりこれになるのはベルセルク初心者に優しく無いと思った [ブルーレイ(邦画)] 4点(2013-12-20 23:32:57) |
5. BECK
《ネタバレ》 とにかくキャストがいい 一番いい時期の俳優と女優がタイミングよく集まったのは奇跡的 時期がずれれば同じキャストでもこの良さはなかっただろう コユキの声が無いのは賛否あるみたいだが成功している へたにまずい歌声を聞かされるよりは良い演出だと思う でもちょっと中盤が長過ぎるかなぁ ルシール(ギター)に関わるエピソードとかまったく無くてもよかったんじゃなかろうか 日本に銃を持ち込むとかしらけるし、銃の扱いも遊底をスライドさせたらバレルがロックするとかまったくリアルさにかける ちょっと銃の知識が有る人が見ればあの銃に弾が入って無いのがわかるはず、作り手に銃の知識が無いのが見え見えだ だったら出さなきゃいいのにって真面目に思った 映画を見た後で原作を大人買いして読んだが、ルシールに関わるエピソードは原作の中でも一番の違和感なのでしかたが無いのかもしれないな コユキのギターがうまくなる過程とか、メンバーがCDを作る為にお金を稼ぐシーンとか丁寧に描かれていて一生懸命さが伝わった ラストのロックフェスの設定とかがリアルじゃないとか言われてるようだがその辺に詳しくないせいかまったく気にならなかった エンディングはライブ会場で全員で抱き合って終わるとか、てらい無く直球ど真ん中でカタルシスがあってよい 傑作だと思う [ブルーレイ(邦画)] 8点(2013-12-16 15:50:19)(良:1票) |