1. ベンジャミン・バトン/数奇な人生
《ネタバレ》 類を見ない独特の物語。 「感動」とも「面白い」とも違う、コクが深い作品と例えるのが近い鑑賞感。 年を取るごとに若返っていくというのは、もちろん非現実的な設定ではある。しかし、その設定に付随していた物語はとても現実的で人間臭さが出ていた。一人の人の人生が深く掘り下げられ、素直に次の展開が気になったし、ベンジャミンの生き方にドラマを見いだせた。 語り方はフィンチャー監督らしい静かで丁寧。上映時間2時間46分に無駄なコマがないと感じれるほどの仕上がりだった。同一人物でも、別人のように若く(老いて)見せる美術の質の高さにも驚かされた。 [インターネット(字幕)] 7点(2018-03-07 07:27:12) |
2. ベイビー・ドライバー
《ネタバレ》 クライムアクションという個人的に好きなジャンル。犯罪現場の「逃がし役」に焦点が当たっているので視点が新しくて楽しめる。音楽との親和性も良い。 序盤〜中盤のカリスマ的な組織の雰囲気に惹かれ、徐々に明かされる事実に期待の拍車もかかる。 だが、終盤が惜しかった。内部紛争は盛り上がりに欠けるし、最後の最後はまさかの甘々展開。 ヒロインのデボラも、出会ったばかりの少年に人生かけて味方までするか?という疑問も噴出。煮え切らないラストとなった。 [インターネット(字幕)] 6点(2018-01-08 07:18:44) |
3. ヘイトフル・エイト
《ネタバレ》 雪山の小屋で起きるサスペンス、という個人的にたまらない設定。密室の緊張感が出ていて良かった。また、誰を信用すべきなのかという疑心暗鬼な状況が生まれていて、奇妙さに拍車がかかっていた。 肝心のストーリー展開もすごく丁寧に作り込まれていて写実的。3時間の上映中、後半2時間は特にあっという間だった。 [DVD(字幕)] 7点(2017-06-17 23:01:58) |
4. ペット
《ネタバレ》 カテゴリーとしては癒やしの映画。ひたすら主人公の犬と敵の兎がかわいい。 怪盗グルーもさることながら、毎度イルミネーション・エンターテインメントのユーモアのセンスはいいなあと思う。 「動物たちのちょっとやりすぎたアクション」という鑑賞スタイルで肩に力を入れずに見ればこの満足度。 [インターネット(字幕)] 7点(2017-05-21 20:32:54) |
5. ベイマックス
《ネタバレ》 練られたストーリー&テンポがいい。 あらすじを事前に読まずに見たので、ストーリーの起伏を存分に楽しめた。想像と違った。 勧善懲悪の物語ではなく、兄弟愛を描いたり、ベイマックスの「治癒機能」にうまく絡ませたヒーロー物語になっているところがポイント高い。 笑いどころあり、感動するところありの爽快なエンタメ作。 [インターネット(字幕)] 7点(2017-04-03 01:58:23) |