1. ホステル
《ネタバレ》 どーでもいい、延々と続くかのような序盤のエロ。グロではなくこれで吐き気がしたのは想定外。ホント、序盤のダルささえなければもっとなんとかなったろうに惜しいなぁ。オランダの描写はまったく必要ないでしょうに、まったく…。序盤の苦痛さえ乗り越えれば、なんとか見られる作品であるのが救いか。囚われてからの逃亡劇のコントぶりは素晴らしい。やっぱりスプラッターには笑いの要素は必須。死霊のはらわたやブレインデッドのようなバカバカしさがあったから、これもこれでそれなりの評価を受けているのだろう。 [DVD(字幕)] 5点(2007-03-22 14:45:00) |
2. ホテル・ルワンダ
《ネタバレ》 「キリング・フィールド」「サルバドル」以来の、久々の内戦モノの良作ですな。西側の欺瞞、単一民族国家には分からない民族弾圧。そんなものは教科書や新聞でイヤというほど教えられ、理解しているつもりなんだけど、やはり映像の前では改めてその不条理さを知り、呆然とさせられ立ち尽くしてしまいます。ただ、主人公の翻弄されまくりの人生のドラマティックさに頼り切って、映画としてどうなのか?という印象はちょっとだけある。演出面で光ったのは“霧の中川沿いを走ってみたらさぁ大変”のところくらいだったのでは? まぁ演出が邪魔になるくらい、あの状況が異常だったともいえるんだけどね。 [DVD(吹替)] 8点(2006-11-04 17:23:39) |
3. ポセイドン(2006)
《ネタバレ》 贅沢。その一言に尽きる。CGが大半とはいえ、それなりに豪奢なセットをつくり、それなりの人数(=予算)がこの映画に注ぎ込まれたはず。それなのに、90分程度にしてしまった制作陣の英断に拍手を贈りたい。沈没してからの息をもつかせぬ展開は、昨今の大作=2時間超というトレンドでは成し得ないドキワク感を生んだ。その分、人物描写が疎かになってしまいがちなのだが、そこは観客の想像力に任せる手法を取った。ジョシュ・ルーカスが一見軽そうに見えて、やるときはやる“漢”であった部分、自殺志願者のはずのリチャード・ドレイファスが生き残ろうとあがこうとする様は、こちら側であれこれ考えることができ読後感につながる。2年前に制作したら技術が追いつかなかったであろうCGも合格点(オープニングの船体一周シーンはCG史に残る名シーン)。夏に観る娯楽作品としては、レベルはなかなか高いと思う。 あ、最後に。オリジナルへのオマージュか、あの“カンカンカン”の使い方は反則でしょ(笑)。 [映画館(字幕)] 7点(2006-06-06 20:38:36)(良:1票) |
4. ホールドアップダウン
予告8点、前半45分くらいまで6点、最後まで見て3点。この監督の力はそんなもん。短編からやり直してください。キャラ付けがしっかりしていたのに、本当に勿体無い。 [映画館(字幕)] 3点(2006-06-04 01:31:09) |
5. ホステージ
《ネタバレ》 アメコミとCGをうまく融合させたオープニングがカッコよかったなぁ。印象に残るのはそれくらいか。個人的には全く評価していない『パニック・ルーム』をさらに劣化させたような人質と立て篭もり犯のやりとりで、睡魔に襲われること数度。緊迫感がなければ、このテの映画としては終わってるでしょ。もう。ラストの主人公の家族を救出するシーンでちょっと盛り返すけど、あの解決の仕方はいくらなんでも無茶苦茶。5(それ以上いたかも)対2、しかもプロ集団vs元SWAT&素人であの結末ですか。そりゃご都合主義も甚だしいということで。 [DVD(字幕)] 4点(2005-11-29 12:04:03) |
6. ボーン・アイデンティティー
この作品って確かモトネタあるんだっけ?ありきたりすぎて、どこで新味を見せてくれるんだろ?と思っていたら、それといって目新しい部分ナシ。マット・デイモンの格闘のキレのよさだけかな、評価できるのは。 4点(2004-06-28 21:24:03) |
7. 火垂るの墓(1988)
高校の頃、ビデオで見ました。これ、となりのトトロと同時上映だったんでしょ?凄いことするよねー、高畑勲ってヒト(カントクのせいじゃない?)。あんなほのぼの映画と一緒に、こんな残酷な映画を流すんだもんね。戦争はよくないのはもちろんなんだけど、これだけショッキングな戦争反対映画見せられちゃったら、思考停止しちゃって、どうやったら戦争をしない世の中になるか考えられなくなっちゃうよ。んなこたーどーでもいいけど、やっぱり作画のレベルも一定以上だし、間の取り方もいい。いまだにドロップの缶を見ると泣きそうになるよ。せっちゃん・・・ 7点(2003-11-27 20:41:29) |
8. ボイス
ホラーを作るのは難しい。恐がらせるほうのみに重点がいくと、ストーリーがままならない(呪怨みたいに)。ストーリーに重きを置こうとすると、恐さが薄くなってしまう。この作品は後者。この怪現象の原因を突き止めるお話になってしまっている。恐さを求めると肩透かしをくらう。サスペンスとしては、悪くはないと思うけど。僕は同時期に公開されたアイのほうが好き。 5点(2003-11-26 00:02:43) |