1. 北斗の拳(1995)
圧倒的にケンシロウが似ていません。本物のケンシロウはそんな奇妙な動きはいたしません。まるで五木ひろしとロボ五木並みに違います。本来はブルース・リーをお手本にしたという迫力ある拳闘ポーズも、まるで決まっていません。一歩間違えれば「飛びます、飛びます」です。ウワサのペチペチ百列拳も、聞きしに勝る酷さでした。あんなヘッポコパンチでは、相手の血行がじんわりと良くなるだけです。ただのセラピーです。また、金髪で色黒でジェット・リー似のバットとケンシロウの背丈があまり変わりません。ケンシロウが小さいのか、バットが大きいのか、それは解りません。なお、私が観たのは吹き替え版ですが、主要キャストは、アニメ版の声優さんが担当されていました。神谷明さん、古川登志夫さん・・・さぞお辛かった事でしょう。もっとも、アフレコ現場で一番肩身の狭い思いをしたのは、自分自身のセリフを吹き替えた、鷲尾いさ子本人だったかもしれませんが。 [ビデオ(吹替)] 1点(2007-06-24 04:03:55)(笑:6票) |
2. 星の王子ニューヨークへ行く
いや~、ホント好きだなぁ~この映画♪。劇中に使われる固有名詞・・・「ザムンダ王国」「アキーム」「キング・ジョフィ・ジャッファ」とか、「ソウルグロー」「マクドーウェル」なんて単語にパンチが効いてて、実に最高です。個人的なお気に入りは、アキーム王子がダブルデートでバスケの試合を観に行って、トイレの前で売り子のオッサンに気づかれちゃうってシーンですね。なんか「オー・マイ・グッドネス!!」とか言っちゃってるし(笑)、「私はザムンダ人です。今日は生涯最良の日です・・・」と感激するそのオッサンの瞳の輝きといったら、素晴らしいとしか言いようがないです(オッサン、グッジョブ!!ww)。それと登場人物としては、やはりアーセニオ・ホールが演じた「セミ」の存在が大きいですよね。彼がいたからこそエディーが引き立ったわけですし、エディー独りでは正直ここまで観れる作品にはなっていなかったように思います(忠実な家来であると同時に、無二の親友であるという設定もグッド♪)。あとどなたも触れてなかったみたいなので書き込みしておきますが、アキーム王子がリサとのデートで食事に向かう途中に施しを与えるホームレスの二人組みは、実はエディ・マーフィーがダン・エイクロイドと競演した傑作コメディ「大逆転」に登場する大金持ちの兄弟、「ランドルフとモーティマー」その人なんですよね~(もちろん演じている人も一緒)。彼らはあの映画のラストで、エディーとダンの二人組みに「してやられて」、無一文になってしまうのですが、つまり彼らのその後を描いた「楽屋落ちのネタ」になっているというわけなんですよね(監督も同様にジョン・ランディスが勤めています)。そういった細かい部分にもサービス精神が感じられて、エディー・マーフィー好きの自分にとっても、たまらない作品だったように思います。---※ところで黒人集会でステージを務めた「ランディ・ワトソンとセクシーチョコレート」は、なんであんなに冷たくあしらわれてるんでしょうね??歌だって結構上手なのにね(笑)。 [DVD(字幕)] 8点(2007-01-31 22:44:00)(良:1票) |
3. 香港国際警察/NEW POLICE STORY
《ネタバレ》 ん~~評価高かったので期待してたのですが、ストーリーやキャラ設定に無理がありすぎて突っ込みどころ満載ですなぁ・・・。例えば犯人グループがXゲーム好きでパソコンマニアの若者って設定はいまさら感たっぷりだし、お話に関してもシリアスな展開の中にいきなり「この前の続きだ!素手で勝負しろ!!」だとか、最後の最後に来て「銃の組み立てで勝負だ!!」なんて(何で屋上にテーブルが??)在りえないやり取りの連続で思いっきり萎えてしまいます。それにあのニセモノ警官も普通に新人警官でよかったんじゃない??なんでそんなに回りくどい設定なのかね??(って言うか自分の着てたジャンパーぐらい覚えてるだろ!!)。もっともアクションシーンに関してはジャッキー作品らしい痛みを感じさせるスタントが久々に見れて良かったです。ビル屋上からのワイヤー降下とか「ホント、よーやるね・・・」って感じで見入ってしまいますね(でも警察署の爆破シーンはCG丸出しじゃない??誰も突っ込まないの??)。結論としてはまぁ最近のハリウッドメイドのジャッキー作品に比べればそこそこマシだと思いますが、やはり全盛期の作品に比べパワーダウンしている感は否めませんのでこの採点です。 あ、あとコンピューター処理係のササちゃんが可愛かったことを付け加えておきます(笑)。 [DVD(字幕)] 5点(2005-10-02 15:42:49)(良:1票) |
4. 炎のメモリアル
《ネタバレ》 真面目で真摯に描かれた良い映画だったと思うが、しかしだからこそ最後まで主人公には生き残って欲しかった。例えそれが甘っちょろいセンチな希望だったとしても、それが許されるのが映画ではないのか??辛く悲しい結末なんて現実だけで十分に思う。 [DVD(字幕)] 6点(2005-10-02 01:17:27) |
5. 火垂るの墓(1988)
戦争の悲劇と兄妹の情愛を隠れ蓑にして描かれた極上の「ホラー作品」。すなわち、自身の死に行くさまを俯瞰に見つめるアニキと、それを止めようとする妹の・・・(ギャ~~ス!!!)。 7点(2004-03-31 00:30:19) |