1. 放浪記(1962)
かつて原作を読んだときは内容に惹かれない上、やたら断片的な日記すぎて、読んでいて苦痛しか感じなかったが、さすがに映画とあってこちらはそれなりにまとめてくれてくれているので原作よりは楽しみやすい。原作になかった部分も程よく作品のバランスを取るものになってはいる。しかしやっぱり面白くない。この主人公の生き様になんら魅力を感じないのだからどうしようもない。ただ原作で主人公に感じたイメージにとても近いものを、主演の高峰さんがしっかり再現していて感心した。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2008-02-10 15:19:45) |
2. ポーラー・エクスプレス
主人公が余計なことばかりして大騒ぎになっていく感じのストーリーでイライラし通し。ある程度観てる内に慣れはするけど、リアルに造形されたキャラクターはやっぱり気持ち悪さが先立ちます。実写で撮れる技術がありながら、リアルなCGキャラで作るというのはやっぱり実験的な意味合いが強いんでしょうかね。でもこんな話じゃなぁ。 [DVD(字幕)] 2点(2008-01-14 16:55:31) |
3. 墨攻
《ネタバレ》 原作は小説もマンガも未読。防城戦の映画で面白いのを観た記憶がないが、これもまたつまらない。大体において国王たちがあまりに馬鹿すぎる。自分たちのおかれた状況が分かっていないようなアホさ加減。一度敵を撃退しただけでもう敵が来ないかのような浮かれっぷりはなんなんだろう。謎過ぎる。王子を人質にとられて逃亡されても、王子を離したと聞いただけで、王子の身柄を確保する前に大量の矢を降り注いで自分たちで王子を殺してしまう抜け作ぶり。おいおい。敵対心あらわだった王子が、何故かいつの間にか彼に傾倒することになっている流れも相当に不自然。あんなプライド丸出しの男がそう簡単に折れはしない。ラストも馬鹿な国王が生き残ってしまうのですっきりしない。その数年後に国王は殺されたとかなんとか字幕で説明されてもねぇ。主人公の風貌、黒人奴隷の存在など、時代的にどうなんだろうと思えるが、知識がないので正誤の判断は出来ないが違和感はある。唯一良いと思えたのは主人公が時たま言う含蓄のある台詞のみ。原作は面白いらしいのでこれを観るくらいならそちらを読みましょう。 [DVD(字幕)] 3点(2007-11-04 18:37:13) |
4. ボディガード(1992)
《ネタバレ》 以前観たときは単にケビン・コスナーが格好つけているだけの映画という印象だったが、今回観てみたら、ケビンよりもホイットニーのプロモーションビデオ映画のような感じがしてくる。まあそれはともかくとしても、やはりプロを気取っていながら、いとも簡単に依頼人と寝るプロ意識の低さが最低極まる。ここだけでもうダメダメです。真犯人もみえみえだしなぁ。しかしホイットニーの歌は良かったので+1点。 [DVD(字幕)] 1点(2007-08-27 23:20:06) |
5. ポセイドン(2006)
《ネタバレ》 あんな状況で子供がどこかへほっつき歩くというのはないねぇ。大体、あんな状況で目を離す親がどうかしてる。出口があるという確証も無いのにいきなり全員で水中を泳いでいくのもちょっとね。その前のシーンでも息が長く続きすぎていますし。まあ、そんな現代リメイク物らしい欠点は数々あれど、なんら期待をしないで観た分それなりに楽しめた。 [DVD(字幕)] 6点(2007-07-18 19:45:36) |
6. ポセイドン・アドベンチャー(1972)
《ネタバレ》 蒸気の扱い方が軽すぎたり、不満もなくはないが、全体にはかなり良く出来ているパニック映画。ジーン・ハックマンの強引なまでのリーダーシップに説得力があるし、やはり人間ドラマがしっかりしています。牧師に着いて行かなかった人たちもそうですが、途中で逆方向に向かう別の生き残り組みに出会うところが良いですね。あんな状況でどちらが本当に正しいかなんて判らないのだという現実を再び思い出させてくれます。終盤、バタバタと人が死ぬのは現実的とも言えるが、逆に慌てて多くを殺しただけのように見えてしまわなくもない。 [DVD(字幕)] 8点(2007-07-18 19:30:40) |
7. ほしをつぐもの
《ネタバレ》 レポーターの扱いも宙ぶらりんになってしまっているし、家族の絆どうこうという話でもない。幻想なのか回想なのかも判らない主人公の夢。回想というにしては時代考証が稚拙すぎるので、記憶の再編による幻想と考えるべきだろうか。どちらにせよ何も感じるものがありません。この映画で何がしたかったのかすら良く判らない。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2007-07-06 21:08:49) |
8. 星になった少年 Shining Boy and Little Randy
まとまりがいまひとつ。感動するだろうエピソードを適当に切り貼りしたような粗雑な感じ。感動させようという意図が透け透けで、どこまで実話なんだろうかと逆に疑わしくなって感動するには程遠い。主役の子が棒読み調なのも辛かった。 [DVD(邦画)] 3点(2007-05-24 20:11:40) |
9. ポリス・ストーリー3
ちょっと苦手なこのシリーズ3作の中では一番楽しめた作品。やっと国際警察っぽいし。ミシェル・ヨーの存在感が抜群です。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2007-05-07 18:58:43) |
10. ポリス・ストーリー/香港国際警察
《ネタバレ》 体を張ったアクションは相変わらず凄いけれど、内容が面白くありません。悪は許さんという情熱はあっても、度を越しすぎてる主人公。最期も結局私刑というのではすっきりしない。アクションに対して+2点。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2007-03-15 18:57:16) |
11. ホストタウン/エイブル2
前作とは違い、今回はホームステイをメインに追った話ではなく、よりダイレクトに障害者の現実を描いたドキュメンタリー。ダイレクトである分、ちょっとTV的にはなりました。出てくる障害者の子や家族の前向きさに、観ているこちら側が逆に励まされてしまうような感覚の映画です。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-01-26 21:56:47) |
12. ほしのこえ
《ネタバレ》 背景などは綺麗に画けているけど、肝心の人間が何故ああもへぼい絵になるんだろう。宇宙から携帯でメールするなんていうとんでも話だけど、その辺はファンタジーとして面白い。しかし、せっかくだからやりたいことを詰め込んでおけ式にどこかで見たようなロボットアニメの要素まで入れたのは余計。その為に個人の趣味的な色合いが強くなってしまいました。 [DVD(字幕)] 2点(2006-07-27 19:48:53) |
13. ホテル ビーナス
期待して観たんですが、登場人物の殆どに上っ面感を感じた時点であとは退屈なだけでした。全体にバラバラで、その場限りの重みをつけているようにしか見えません。 [DVD(字幕)] 0点(2006-05-21 19:20:53) |
14. 炎のメモリアル
大体結末は見えているし、思い出との交差でつづる作りは単純だが成功している部類。 [DVD(字幕)] 6点(2006-05-21 19:01:35) |
15. ボブ・ディランの頭のなか
もっと退屈なのかと思っていたが、それほど酷い内容でもなかった。ストーリーに期待するタイプの映画でもないので、その場その場の感覚を楽しめればそれでいい。最後まで退屈せず、なんとなく観られてしまったのでこの点数。 [DVD(字幕)] 5点(2006-05-21 18:55:52) |
16. ボビー・フィッシャーを探して
《ネタバレ》 父親の改心のし具合の過程がちょっとはしょり気味なことが気になるけど、まずまずの良作。 [DVD(字幕)] 6点(2006-05-16 18:11:28) |
17. ボーイズ・ドント・クライ
ヒラリー・スワンクは良く演じてて、それだけで見ごたえがあります。ただヒロイン役に魅力が無さ過ぎて、主人公が一目ぼれしたことに説得力がないのが痛いですね。考えさせられる題材ではあるものの、性同一性障害についての詳しい説明は無いので、映画だけ観て、この障害について理解するのは相当困難でしょうね。かえって誤解を招きそうで心配になります。 [DVD(字幕)] 7点(2006-04-24 21:28:54) |
18. ホテル・ルワンダ
ドン・チードルが素晴らしく、彼が演じたからこそ伝わってくるものが多分あった感じがする。同じ間違いを繰り返さない為にも、こういった事実を映画として残すこともまた重要なことなのだと思う。多くの人に見てもらい、色々感じてもらえれば、未来が変わる可能性もまた広がるのだから。 [映画館(字幕)] 9点(2006-04-19 10:54:55) |