1. ボヘミアン・ラプソディ
高評価に釣られて、遅ればせながらの鑑賞。 自分にとってクイーンは「知っている曲がいくつかある」程度。 「Don't stop me now」を使った浅田真央の動画でいたく感動したことがある、そんな程度。 さて映画。 ストーリーは意外に凡庸。 実在の天才を扱った映画を過去にいくつかは見ており、そこから想像できる物を超えはしない。 印象的なエピソードを短くどんどん出してくるから、飽きはしないけど。 「日本がらみのエピソードが出てこないなあ」なんて思いながら見てた。 それでも、クライマックスシーンには心動かされた。 クイーンの曲の歌詞に意味があるなんて、今日まで思ってもみなかったけど、ジンときた。 初めてのIMAX鑑賞だったけど、その価値はあった。見て良かった。 [映画館(字幕)] 7点(2019-01-14 09:30:02)(良:1票) |
2. ボーン・コレクター
最初から80分はかなり面白い。 猟奇的な事件だけでなく、機知に富んだ主人公、強情なヒロイン、優しい看護婦、憎らしいライバル...みんなキャラが立ってる。 ところが。 残り40分、どんどん話がしぼんでいく。 クライマックスなんか、「今までの伏線はなんだったの」っていうくらいひどい。 あーあ、って感じ。 [DVD(吹替)] 4点(2011-10-01 13:40:20) |
3. ぼくたちと駐在さんの700日戦争
いったい誰に見せたいんだろう? 悪いけど、ずーっとそう思いながら見ていた。 自分は、この映画の設定、1979年の高校生とほぼ同年代だけど、全然共感できない。 むしろ、違和感ばかり感じてしまう。 やっていることが小学生レベルのイタズラで、しかもストーリーに積み重ねがないから、アラばかり気になってしまう。 特に気になったのは、コンビニの扱い。 コンビニがコンビニと呼ばれるようになったのは、80年代の後半だから。 80年代の前半にセブンイレブンがPOSシステムを導入し、24時間営業化も加速した。 それで、いつ行っても店が開いていて、欲しい物を売っているという状態になった。 それが浸透して、ようやくコンビニはコンビニ(便利)と言われるようになったはず。 そんなの映画と全然関係ないって? そんなこと考えちゃうくらい、つまらなかったってこと! 本来、日本の青春コメディには甘い自分だけど、中途半端にノスタルジー入れたこの映画には、かえって反感ばかり覚えた。 [DVD(邦画)] 2点(2011-08-25 16:14:38) |
4. 僕の彼女はサイボーグ
もし、ドラえもんがメスで、かつ姿形がしずかちゃんだったら、のび太はドラえもんに恋愛感情を持っただろうか? 持たないと思う。 自分は、この原作をほとんど読んでいるが、この点ではっきり言って全然好きになれなかった。 男に都合のいい妄想全開の話についていけなかった。 じゃあなんで今回見たかって言うと、綾瀬はるか好きだから。 こっちの期待通り、綾瀬はるかは魅力的に撮れてるし、ストーリーはキモイ。 そして終盤、ものすごく頑張ってるCGと、驚愕のラスト。 いや、驚愕って言うと、いいことに聞こえちゃうか。 唖然に憮然にふざけんなのラスト。 とにかくひどい。 ところがだ。 見終わってみると、可愛かった綾瀬はるかに結構満足している自分に気付く。 もう1回見たいくらい。 こんなんじゃ評価に困るけど、間を取って4点で。 だって、お話はほんとひどいから。1点がいいとこ。 [DVD(邦画)] 4点(2011-08-13 12:34:09) |
5. ホテル・ルワンダ
大切なのは、家族と仕事。 序盤から丁寧な描写でのめりこめる。 人を救うためなら賄賂もウソも使う。 自分なら、はたしてここまでできるかどうか。 ツチ族とフツ族の関係は理解しづらいが、日本と韓国の関係に置き換えると、ぼんやりわかるような気がする。 見ている間は手に汗握り、見終わった後は色々と考えさせられる秀作。 高校生大学生くらいの若い人に、特に見てもらいたいなあ。 [DVD(吹替)] 9点(2007-11-30 23:18:37) |
6. ポセイドン・アドベンチャー(1972)
ハリウッド大作映画の傑作。自分が初めて見た字幕映画であり、映画好きになったきっかけとなった映画でもある。 子供の頃は主人公のリーダーシップに憧れた。今は刑事の気持ちもよくわかるし、自分は冴えない独身中年男(マーティン)に近い大人になぜかなった。 こうして今なお楽しめる時、この映画の脚本がいかに優れているか改めて気付かされる。古い映画なのにテンポの良さも絶妙。 この映画はパニック映画の初期代表作のように言われるが、今でもハリウッド大作映画はどこかこの映画を意識して作られているように思えてならない。 [DVD(吹替)] 10点(2007-09-02 22:02:22)(良:1票) |
7. 火垂るの墓(1988)
《ネタバレ》 大嫌いな映画。子供に見せたくない映画でもある。子供が妹を殺して自殺する話なんて、誰が見せられるか。戦争?関係ないでしょう。おばさんに謝って帰ればすむことなんだから。それよりも盗みや死が優先することに全く共感できない。 そもそも子供向けエンタテイメントに必要な要素は「努力・友情・勝利」で、今も昔も変わらない。この3つのうち、1つくらい違っても良い作品になることはある。しかし、この映画はすべて逆の「怠惰・孤立・敗北」。本来ならお話にならないはずなのに、反戦をチラつかせることで商業ベースに潜り込ませることに成功した。でも自分はこんなやり方で戦争を見せられても、製作者側にしか嫌悪を感じない。 [DVD(邦画)] 0点(2007-08-19 03:00:39)(良:3票) |
8. ポセイドン(2006)
ポセイドン・アドベンチャーを見たことない人向け。そう割り切れば終始ハラハラドキドキできる良作。この手の映画はハラハラドキドキが続けば合格点。それ以上は求めない。 ただ、ポセイドン・アドベンチャーはそれ以上があまりにも凄かった...同じような脚本だからどうしても比べてしまう。女性がただ弱いのまで同じにしたら、今じゃ違和感ありまくり。男はただ必死になっただけだし。映像は当然進歩してるけど、水の恐ろしさは前作のが上。 いかんいかん。比べたら。比べなきゃ、なかなかの映画。 [DVD(吹替)] 7点(2007-01-06 16:59:51) |