1. 放課後ソーダ日和 -特別版-
《ネタバレ》 最後は何故だか涙が止まらなかった。 羊文学のエンディング曲『天気予報』を今後どこかで聴いたら、条件反射で涙が出てきそうでヤバい。 高校生3人のかけがえのない青春ももちろん良いし、父娘の話も良い。 そして物語の始めと終わりで穂志もえかが出てくるのも良い。 つまり、この映画の全てが気に入った。 各地のレトロな喫茶店、それぞれのお店の個性的なクリームソーダも見どころ。 主演の森田想の表情がいちいち良い、表情豊か、素敵。 おっちょこちょいで人懐っこいキャラクターも可愛い。 最後に音楽を担当した羊文学について。 元からファンなので、良く感じたのは当たり前なのだが、この映画とコラボしたら更に魅力的に聴こえた。 これぞ音楽と映画の融合、相乗効果というやつか。 この映画に、この音楽あり! [インターネット(邦画)] 10点(2024-11-17 10:55:14) |
2. 芳華-Youth-
《ネタバレ》 誰しもが輝いていた青春時代として、10代の頃を華々しく描いているんだけど、青春時代が輝いていなかった人も存在するし、そもそも若い頃だけが良かった的な描き方はいかがなものかと思う(わたしが何を言ってるか分からない方は玉袋筋太郎氏著『美しく枯れる。』をぜひ読んでみてください)。 演出も中国映画というよりはアメリカ映画寄りで、CGを乱用した戦場シーンは作り物感が強く臨場感がない。 再会のシーンこそ良かったものの、この映画に期待していた中国映画っぽさはあまり感じられなかった(わたしにとっての中国映画っぽさ=ジャ・ジャンクー作品みたいな映画!)。 [インターネット(字幕)] 5点(2024-11-11 23:46:53) |
3. 疱瘡譚
《ネタバレ》 よく分からない内容なので5点にしようかと思ったが、ナメクジ、いやカタツムリか、どちらでも大して変わらないが画面にドアップで這っているのが気持ち悪いのと、汚い歯磨きシーンの延々垂れ流しヨダレ垂れ流しにゲンナリしたので0点で。 あとアートだからか知らないが下半身丸出しも不快なので、それも合わせて文句なしの0点でよろしいかと。 [インターネット(邦画)] 0点(2024-10-19 13:45:33) |
4. 暴力についての瞑想
《ネタバレ》 前半はこれ何だろう、太極拳なのかな?それにしては動作が速すぎる。わたしが知っている太極拳はもっと動きが遅いが、太極拳にも種類があるかもしれないし、不明。 中盤は少林寺拳法のシャドーみたいヤツ。言ってみればシャドー少林寺拳法? 後半は再び太極拳っぽいヤツ。 ん? おかしいな、何も感想が出てこない。 むしろ出なくて当然というか。 [インターネット(字幕)] 1点(2024-09-24 19:40:59) |
5. 螢川
《ネタバレ》 螢がいっせいに出現する現象や螢川にまつわる言い伝え自体は、とても素敵だし好きなのだが、二枚目気取りのたっちゃんと、喋り方がむちゃくちゃ素人臭い英子のお陰で、時代遅れなしょぼい仕上がりになっている。 三國連太郎は言うまでもなく存在感抜群で、女と金にだらしない男を完璧に演じている。 さすが日本が誇る稀代の俳優だ。 [インターネット(邦画)] 6点(2024-09-16 16:06:58) |
6. 帽子箱を持った少女
《ネタバレ》 帽子箱を持った少女と宝くじをめぐる珍道中。 少女は帽子を作って売って生計を立てているが、代金の代わりに宝くじを受け取り、そのくじが大当たりだったからさあ大変! 当たりくじをめぐって、それを取り返そうとするオッサンなどが入り混じってドタバタが起きるという展開。 サイレントのドタバタ喜劇ということで好みに合わなかった。 [映画館(字幕)] 3点(2024-09-01 15:42:50) |
7. 炎のランナー
《ネタバレ》 イギリス映画が世界一嫌いだと確信させられた一本。 宗教くさい上に真面目が過ぎる。 話も良かろう方向へ真っ直ぐと進む。 絵に描いたような好青年たちが躍動する。 良いのはエンドロールと音楽だけで内容は完膚なきまでにつまらない。 [インターネット(字幕)] 0点(2024-07-06 23:21:32) |
8. 暴力行為
《ネタバレ》 戦争時に被害者であった元部下が、結局最後には生き残るという結末は、極めて良識的な終わらせ方と言ってよいであろう。 途中の追いつ追われつの展開や、ラストの三人三すくみのシーンなんか、緊迫感があってなかなか面白かった。 [インターネット(字幕)] 6点(2024-07-03 09:07:23) |
9. ぼくらの亡命
《ネタバレ》 主演の男性は一年間髪を洗わず撮影にのぞんだらしい。 その相手をした女優さんはさすがのプロ根性。 よくこんな髪の臭い男の相手をしたものだ。 話は分かりやすいのに不思議と目が離せない。 変に話が複雑だったり分かりにくかったり伏線がどうのこうのとかないのに、これは凄いことだ。 やはり内田監督はただモノではなかった。 美人局が腹を刺されて苦しんでいる様を、ニヤニヤしながら眺める主人公、まさに怪演である。 それにしてもこの主人公は気持ちが悪い。 男の私からみてもこれだけ気持ちが悪いのだから、女性からしたらよほど気持ちが悪いだろうな。 この映画は主人公の気持ちの悪さが全て。 気持ちの悪い髪の臭そうな男を、ひたすら2時間鑑賞する映画! それに8点!つけていいのかな?! まあいいっか! [インターネット(邦画)] 8点(2024-06-13 06:48:27) |
10. ぼくのエリ 200歳の少女
《ネタバレ》 随所に散りばめられている怖いシーンが適度に刺激的。 少年とヴァンパイアの少女との究極の友情。 それは恋愛とかを超越した生き物同士の強い結合意識だ。 時にはおぞましい少女に対し、偏見を持たずにそのまま受け入れた少年。 おそらく心が綺麗なんだろうと思う。 非常にピュアな物語。 [インターネット(字幕)] 7点(2024-06-06 23:10:09) |
11. ほつれる
《ネタバレ》 リアルさという点においては近年の日本映画の中でも随一。 不倫と離婚という内容を描いているので、とにかく雰囲気が暗い。 しかもその内容を徹頭徹尾リアルに描くので、居心地というか気分が優れない。 まるで負の一大イベントを体験している感じ。 体験したくもない嫌な人生のイベントを、否応なく体験させてくれる稀有な映画。 エグいぐらいにリアルに。 [インターネット(邦画)] 7点(2024-03-24 21:38:26)(良:1票) |
12. 抱擁のかけら
《ネタバレ》 長く感じたし、終盤の種明かしもまどろっこしい。 そしてストーリーが私にとってはとても分かりづらかった。 実業家のジジイがとても気色悪く、まさに適役だった。 あと出てくる女性たちが全体的に気持ちが悪いのばかり。 気色の悪いジジババの百花繚乱、お腹いっぱい。 [インターネット(字幕)] 4点(2023-09-14 20:09:55) |
13. 暴力脱獄
《ネタバレ》 なんだかのんびりとした刑務所モノで、見ていて飽きてくる。 ラストは意外な展開だったが、あそこまで言う事を聞かない懲りない脱獄囚となると、あの落としどころしかないのかも。 [インターネット(字幕)] 5点(2023-08-13 18:50:02) |
14. ホテル・ルワンダ
《ネタバレ》 アフリカのルワンダという国自体を知らず、ましてその国で大量虐殺が行われていたことなど知らずに生きてきた。 その事実を知ることができただけでも、見た価値はあったと言える。 [DVD(字幕)] 6点(2023-01-22 17:13:52) |
15. ポセイドン・アドベンチャー(1972)
《ネタバレ》 助かったのはいいけど、伴侶が助からなかったら全く意味がない、スッキリしない。 あと見ていて疲れた。 [インターネット(字幕)] 5点(2022-12-24 19:31:09) |
16. 鉄道員(ぽっぽや)(1999)
《ネタバレ》 健さんのぽっぽや姿がカッコいい、とても制服が似合っている。 さて内容。 いくら仕事に責任感が強くとも、カミさんや子供より仕事を優先することは自分の価値観、人生観と相容れない。 仕事を投げ出して会社をクビになってでも、カミさんや子供の元に行くべきだ。 ぽっぽや合格でも人間失格。 [インターネット(邦画)] 3点(2022-11-15 19:48:49) |
17. ポテチ
《ネタバレ》 やきうネタはあまり好きではないんだけど、濱田岳にしても大森南朋にしても演技がとても良かった。 コメディなんだけど、最後は感動もあったりして。 尺もコンパクトなのが、また好印象。 ただ空き巣っておそらく、忍び込んだ先であんなに長居しないよな。 そこはリアリティが欠如していると感じた。 [インターネット(邦画)] 5点(2022-10-16 21:41:39) |
18. 誇り高き男
《ネタバレ》 ラスト、何故あの新保安官はボスを撃ったのか? 普通に逮捕で良かったのでは? ストーリーはそこそこ楽しめたが、ラストが納得いかず。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2022-10-10 12:42:43) |
19. 棒の哀しみ
《ネタバレ》 題名からはヤクザ映画だとは予測がつかず、見始めてビックリ。 内容は奥田瑛二の独壇場。 中年ヤクザの悲哀を、これでもかとタップリみっちり見せてくれた。 とにかく奥田瑛二、ひたすら奥田瑛二。 何気に、この作品が奥田瑛二のベストアクトかもしれない。 銃をドンパチやるんじゃなくて、奥田瑛二を中心とした人間模様にフォーカスしてるのが、また良い。 しかし、ヤクザの世界って、サラリーマンの世界みたいだな。 [インターネット(邦画)] 8点(2022-08-07 20:59:58) |
20. ホドロフスキーのDUNE
《ネタバレ》 ホドロフスキーのDUNEに対する想像を超えた熱意を理解できた。 まさしく命をも捧げた。 だけど、もしこの幻の作品が実現したとして、自分が楽しめたか? おそらく楽しめていないだろう。 あまりに哲学的すぎて個性的過ぎる内容だからだ。 [インターネット(字幕)] 6点(2022-05-28 00:51:22) |