1. 放浪記(1962)
《ネタバレ》 まあ、芙美子はなんていけ好かない女かなと思う。 面食いで男を見る目がない、好きになる男はろくでなしばっかり。 貧乏で苦労の連続とはいいつつ、半分自分に原因があるだけである。 加東大介の定岡さんが気の毒でならなかった。 只、負けん気が強く、寂しがりやの一女性の半生記としては飽きの来ない面白い内容だった。 若い頃の草笛光子はいい女やな。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2024-11-02 22:57:45) |
2. ぼんち
《ネタバレ》 まあ凄いキャストですね!特に女優陣、よくこれだけ集めたものだ。 内容だが、ばあちゃんのインパクトが凄い。家の繁栄と仕来りのみを重んじる冷酷無比、人権無視ぶりは怖すぎる。 跡継ぎはあえて男の子じゃなくてもよく、女の子なら婿養子を迎え、意のままに操れるという考え方にも驚かされる。 又、気の強い役が多い山田五十鈴が珍しく母親のいいなりで自分の意思がない情けない役を演じている。 ボン役の市川雷蔵ですが、肩の力が抜けたおっとりした役を好演。女遊びが好きだが、面倒見が良く、仕事もちゃんとこなす姿が、なんとなく憎めない。 戦争ですべてがパーになった時のばあちゃんの落胆ぶりは哀れである。そんな中、妾達のたくましく生きていく姿が印象的。 宮川一夫のカメラワーク、上から見下ろすショットは印象的で、市川崑映画では後に「犬神家の一族」でも使われていた。 [インターネット(邦画)] 7点(2024-11-02 18:01:16) |
3. ぼくは明日、昨日のきみとデートする
《ネタバレ》 小松奈菜はいいよ~、なんとなくミステリアスな笑顔がこの配役にぴったりくるし、愁いを秘めた瞳が美しい。 前半、二人の出会いからデートのシーンは、まさに人生の珠玉の瞬間であり、自分にもこんな時代があったな~と幸福感を味わう。 ところが中盤、彼女の告白から謎が解き明かされてからが、少ししんどい。そもそも時間が逆に流れるという現象がぴんと来ない。 彼女はほんと辛いであろうが、その辛さが現実として受け止められない。 最後まで、そんなギャップを感じつつ、終わった印象である。 作品としては非常に丁寧な作りで好感が持てた。 [インターネット(邦画)] 6点(2024-05-05 12:29:10) |
4. ポルターガイスト(1982)
公開当時、けっこう話題になった映画だが、今見るとSFXもありきたりで内容も退屈です。 エクソシストなどホラー映画の名作と比べると凡作と言わざるをえない。 [インターネット(字幕)] 5点(2022-09-10 23:49:12) |
5. ポセイドン・アドベンチャー(1972)
たまに懐かしくて観たくなる映画の一つです。 特撮は今みると、やはり物足りないが、筋書きは、コンパクトに良くまとまっている。 主役の牧師が最後で死ぬのは意外な展開ですね。逆にキャラ的には死んじゃいそうな刑事のオッサンが生き残る。 ショートパンツのパメラスーマーチンとキャロルリンレイの美脚に目が行ってしまう(笑) 有名になる前のジョン・ウイリアムスが音楽担当だったんですね。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-08-05 17:46:11) |