21. マグノリアの花たち
《ネタバレ》 暖かい映像が醸し出す雰囲気や家族愛、女性同士の友情を描くという設定や話は好きなのですがこれはどうもイマイチでした。後半のシェルビーが死んだ後からは段々良くなってきたんですが…もう一度見たら評価が変わるかもしれません。 5点(2004-03-06 18:59:23) |
22. マッドマックス サンダードーム
いや、“サンダードーム”てあまり関係ないじゃん!はめられた…前作、前々作は好きだけどこれは今までと趣が違って云うかマッドマックスじゃなくてマッチョマックスになってる~!でも、それでもサンダードームでの死闘や最後のチェイス・シーンなんかも見ごたえあるからそんなに損もしてない…かな。ティナ・ターナーは強い姉御を好演してましたな。 6点(2004-02-01 23:36:06) |
23. マッドマックス
メル・ギブソンを一躍トップスターにした作品。前半はちょっと退屈な部分もあるけど、上下ブラック・レザーのライダースーツを身に纏うマックスは格好良いし、後半の展開も見ごたえ充分でギブソンが“怒れるマックス”を好演している。カズゥー兄貴も仰ってますが、これが無ければ【北斗の拳】も生まれなかったでしょう。 7点(2004-02-01 23:31:21) |
24. マッスルヒート
この手の格闘アクションにはストーリーはそれほど求めてないので、大して腹も立たなかった。最近のマーシャル・アーツを題材にした映画はいつもワイヤーでビヨ~ンと跳んで人間業とは思えないような(ありえないような)動きをするのに対し、これはそれもなく(まあ、厳密に言えば使ってるんだけどね…)ケインの身体を張った体術が堪能できたので結構良かった。 6点(2004-01-05 01:57:02) |
25. マウス・ハント
《ネタバレ》 子供の次は犬、そして最後はネズミまでをコメディの舞台に出しますか…そろそろネタ切れ…いやいや、恐らく意表性を付いた事なんでしょうけど、作品としてはなんかイマイチでした。それなりにはいいんですけど、どうも手放しに面白いとは感じませんでした。そうそう、↓トランク事件の真相が描かれていない分怖いですねぇ。ラストは、結局このネズミ君は楽をして儲けず、地道に働いてこの製糸工場を守り通してくれと言うお父さんの意思を伝えたかったように思えます。それにしても、オチが【アナトール工場へ行く】だとは思わなんだよ… 5点(2004-01-02 03:54:11) |
26. 真夜中のカーボーイ
60~70年代に作られたニューシネマというジャンルの映画は、表向きは軽快な旋律にのせて人の生き方を描写してますが、その実態というのがみな陰気なものばかりですね。まあ、社会からドロップアウトした人々の生き様を描く事により、どん底に居ながら必死に生き、這い上がろうと努力するところにある種の生きる活力を感じさせられると思います。【卒業】のダスティン・ホフマンの演技力も手伝って今見ても全然古さを感じさせない作品ですし、結果は決して救われるものではないにしろ、自分の人生を自分のやり方で生き抜こうとする主人公や、どん底にいながら夢を追い続ける事によって人生に意味付けをする相棒の生き様など、人生の1つの生き方を物語っている作品だと思います。 7点(2003-12-13 04:14:58) |
27. 真昼の決闘
実際の決闘シーンは短いし特にこれといって派手というわけではないんですが、劇中の時間と実際の上映時間が上手くリンクしている事が凄いですね。そして、主人公の保安官の人物描写や市民の反応などが良く描けてると思います。 7点(2003-12-10 01:00:36) |
28. マトリックス レボリューションズ
《ネタバレ》 様々な謎を残して公開を終了した“マトリックス・リローデッド”そして、公開終了と同時に大いなる期待を抱かせ、様々な憶測などが飛び交った“マトリックス・レボリューションズ”しかし、果たしてこれが我々の期待を満たしてくれるほどの作品だったろうか?答えは人それぞれだが、個人的な感想は、壮大な3部作の締めくくりとしてはあまりにも甘い。前作までの雰囲気とはまるで違い、今回は、マトリックスの外での話がメイン。ザイオンでのセンティネルズとの攻防は見ごたえがあるが、それ以外には特に見所となるシーンがない。スミスとの最終決戦は明らかにドラゴンボールだし、3部作の締めくくりであるエンディングも、終わり方が中途半端、というよりは無理やり終わらせたような感じで、スミスじゃないが「それはないよなぁ」と思ってしまった。残念ながら今回は前作、前々作のように期待できるものでもないしアクション面でもそれほど見ごたえがあるものでもなかったので、点数はこれくらいが妥当だと思う。 4点(2003-11-10 16:30:09) |
29. 魔界からの逆襲
ホラーばかり見ていた中学の頃、夏休みの深夜にやっていたので見ていて、本当に“夏の思い出”と化してしまった作品。作風としてはオーメンに近く、天国を追放された堕天使ルシファが人間に転生してこの世を地獄にするのを、同じく人間に転生したミカエル、ラファエル、ガブリエルの3大天使が阻止するっちゅー話どす。そのまま作ってればまあまあな作品だとは思うんだが、なんとこの作品、ラストでルシファが滅び、あろうことか復讐を誓った神に助けを求めるという、今までの常識を覆す終わり方をする。おいおい、悪が滅んだら善も存在できないんじゃないカイ?と思わず突っ込みたくなる。またひとつ、コアな作品の知識を増やしてしまったという1本でした… 5点(2003-11-01 03:31:29) |
30. マイ スウィート ガイズ
同じジムに所属するボクサー同士、しかも親友という設定から、試合はおおかたこんな結末になるんじゃないかと思ってたら、やはりその通りだった。前半のロードムービーのようなシーンは結構いいものの、そこで終わりにしておけばよかったのに試合シーンまで入れて…しかも、ただ試合を写すのならまだ親友(ライバル)だからこそ本気で闘うという熱い友情を感じられたのに、優柔不断とも取れる恋人の存在によってそれも見事に打ち砕かれた。それがなけりゃ結構良かったのになぁ…しかもルーシー・リュー、彼女の存在はいったいなんだったんだ…?まあ、それほど損はしなかったが、もう少し何とかなったんじゃないかなぁ… 6点(2003-10-29 03:14:38) |
31. マスク・オブ・ゾロ
バンデラスカッコイィ~!ホプキンスもなかなかイケてたし、ファイトシーンもなかなかなもの。“Z”の文字に斬るところもかっこいい~。 7点(2003-10-13 04:19:46) |
32. マチルダ(1996)
《ネタバレ》 ※2021年8月24日更新 とっても笑えるコメディ。実は高校の時、これのノベライズ版(原作の方ではない)を英語の授業で読んだのが知ったきっかけ、なのですが、とにかくマチルダが可愛い。そして大人たちの良い加減さ(笑) 両親はマトモに描くと完全に虐待なのですが、それを嫌味な笑いにするギリギリのラインですし、校長に至ってはもはや「んなわけねーだろw」といいうレベル。 ある意味、怖い先生をコメディ風に脚色し、さらに「子どもから見たらこんな感じ」をうまく表現しているのではないでしょうか。 聡明なマチルダですが、時々年相応の無邪気な笑顔を見せてくれ、変にませすぎていない点も面白く観られるポイントでした。 [地上波(吹替)] 7点(2003-10-06 18:30:09) |
33. マグノリア
《ネタバレ》 僕が群像劇というものを見たことがないからなのかもしれないが、これは稀に見る傑作だと思う。登場人物が多いのではじめは少し困惑するものの、少しずつ絡み合ったストーリーはそれぞれがとても魅力のあるものだし、はじめからどんどん見入ってしまい3時間という時間の長さをまったく感じさせない。そして、全員が繋がったことによって起こるある種の“奇跡”…あれが意味不明だという人も居ると思いますけど、意味なんてないですよ、あれには。ただ、劇中の主人公たちはそれぞれ苦悩を抱えている、しかし、あの摩訶不思議な出来事を体験する事によって、自分たちが今悩んでいる事はこの不思議の世界ではまったく小さな事だと認識させるある種の“浄化の雨”のようなものなんですよ。それに(どなたかも仰っていましたが)ああいった事例は実際にも報告されているため、まったく在り得ない事ではないんですよ。僕はこれまでに数多くの映画を見てきましたが、これほどまでに人生に希望を与えてくれた映画は【グランド・ホテル】【素晴らしき哉、人生!】そして本作【マグノリア】この3本だけです。 10点(2003-07-30 21:10:57) |
34. マッドマックス2
冗談抜きでこのまま行くと本当にこの世界が現実のものになってしまいます。最初はありえないような気がしたけどよくよく考えるとリアリティあります。はじめ見たときあの仮面男(名前忘れました)はジェイソンみたいだと思ってたけどよく考えるとジャギですね。 6点(2003-06-24 18:10:50) |
35. マトリックス リローデッド
<ネタバレあります>話の内容は前作よりも複雑になったが、それ以上に全てにおいて前作を大きく上回っている。まず印象に残るのが、皆さんも知っての通り、新たに開発された“ヴァーチャル・シネマトグラフィ”によって描き出される“元”エージェントこと100人のスミス君とネオとの壮絶なバトルシーン。次から次へと襲い掛かってくるスミス君を“真・三国○双”バリのアクションで迎え撃つ、その映像たるや正に圧巻。その他、モーフィアスは斬鉄剣(?)片手に車を一刀両断、前作よりも更にアクションが増えてます。白いロング・コートとグラサン、プラチナブロンドのドレッド・ヘアが特徴的な双子のオカマちゃんもといザ・ツインズ(はじめ、スミスが女性になったのかと思った…)は壁などを通り抜ける圧倒的な能力を見せ付けながらも、爆発で吹っ飛ぶとはずいぶんあっけない最期を迎える。フリーウェイでのカー&バイク・チェイスは確かに今まで誰も見たことがないような迫力だし、スミス君は現実世界に華々しくデビュー(?)してるし、ネオはスーパーマンやってるわトリニティとの恋に暴走(そこまではしてない)するわで、とにかく前作とはスケールが違う。ただ、予言者に会う前の戦闘は、ただアクションを見せるために入れたおまけのように見え、イマイチそのシーンの必然性にかけるシーンが多々あるのもまた事実。ストーリーの方も、最初に書いたとおり、前作が娯楽映画的な話だったのに対し、マトリックスの設計者に会い、救世主も実はシステムによって操られていたといった事実がわかるなど、一気に複雑でシリアスな内容になっているので、前作のような楽しみ方はちょっと出来ないかもしれない。ただ、作品単体としてみれば十分いい出来だと思うし、深く考えなければそれなりに楽しめると思う。 7点(2003-06-08 19:51:54) |
36. マニアック・コップ
当初は“地獄のマッドコップ”という凄まじい邦題が付いてましたね。しかも“悪魔の赤ちゃん”のラリー・コーエンと“死霊のはらわた”のブルース・キャンベルがかかわってるなんて。なので内容も、全国のお巡りさんが眉間に皺を寄せる内容。そりゃ、市民を守る立場にある人が人を殺すんだもの。しかしその斬新なアイディアには目を見張るものがある。 7点(2003-05-26 20:21:14) |
37. マスク(1994)
感じとしてはアメコミの実写版といったところですか。なので例によってストーリーは皆無。この手のものに理解を示さない人にはとんだ駄作として見えるんじゃないでしょうか?そりゃそうだよ、アメリカ人の持つ陽気さとかそういうのを前面に押し出しているんだから。そう見えても仕方ない。しかしあのマスクの正体が北欧神話のロキを模った物なんて、それはそれで納得するしかない。それ以上の説明でてこないし。神話を通して何が言いたかったかはわからないが、この作品全編をを通して言っている事は何となく解る。人間は誰しも見えない仮面を被り、本当の自分を隠している。もし、その仮面が外れることがあるなら、そのときはその人の人格が破壊され、本当の自分が現れる時であろう。そう、正に、マスクマンとなったイプキスのように… 7点(2003-05-26 20:03:48) |
38. 魔女の宅急便(1989)
あの町並みも素敵だと思うし、誰もが通ってきた13歳という年齢を良く表現できていると思います。 8点(2003-05-25 03:30:43) |
39. マウス・オブ・マッドネス
日常だと思っていたのにいつの間にか非日常の世界に入り込んでいる、という何ともいえないホラーのテイストが盛り込まれている。やっぱりホラーって言うのはこうでなきゃ。結末も後味悪いしGOOD。 7点(2003-05-25 03:26:39) |
40. マトリックス
今でこそ様々な作品のその技術を流用され、目新しさは感じないが、アメリカ映画にワイヤー・ワークとVFXの融合という新たな可能性を打ち立てた記念すべき作品。恐らく、普通の人が見てもそのストーリーを全て理解するのは難しいでしょう。何を隠そうこの映画、カンフー映画と日本アニメが大好きなアメリカのウォシャンスキーなる兄弟が作り上げた“オタク映画”で、なんとなくジャパニメーションのような雰囲気が漂っているのは、甲殻機動隊やAKIRAなどに強い影響を受けているからです。ファイト・シーンに至っては、本場の中国と比べると足元にも及びませんが、“スピード”で一躍有名になったキアヌ・リーヴスを初めキャリー・アン・モス、ローレンス・フィッシュバーンなどの役者が体当たりの演技をしているという点では斬新です。名作か?と聞かれればば往年の作品から見れば、決して“良い”とは言えないものの、映画史に新しい風を吹き込んだ記念すべき作品なんで、1度は見ておいて損はないでしょう。 6点(2003-03-26 18:03:53) |