21. マニアック・コップ
当初は“地獄のマッドコップ”という凄まじい邦題が付いてましたね。しかも“悪魔の赤ちゃん”のラリー・コーエンと“死霊のはらわた”のブルース・キャンベルがかかわってるなんて。なので内容も、全国のお巡りさんが眉間に皺を寄せる内容。そりゃ、市民を守る立場にある人が人を殺すんだもの。しかしその斬新なアイディアには目を見張るものがある。 7点(2003-05-26 20:21:14) |
22. マスク(1994)
感じとしてはアメコミの実写版といったところですか。なので例によってストーリーは皆無。この手のものに理解を示さない人にはとんだ駄作として見えるんじゃないでしょうか?そりゃそうだよ、アメリカ人の持つ陽気さとかそういうのを前面に押し出しているんだから。そう見えても仕方ない。しかしあのマスクの正体が北欧神話のロキを模った物なんて、それはそれで納得するしかない。それ以上の説明でてこないし。神話を通して何が言いたかったかはわからないが、この作品全編をを通して言っている事は何となく解る。人間は誰しも見えない仮面を被り、本当の自分を隠している。もし、その仮面が外れることがあるなら、そのときはその人の人格が破壊され、本当の自分が現れる時であろう。そう、正に、マスクマンとなったイプキスのように… 7点(2003-05-26 20:03:48) |
23. マウス・オブ・マッドネス
日常だと思っていたのにいつの間にか非日常の世界に入り込んでいる、という何ともいえないホラーのテイストが盛り込まれている。やっぱりホラーって言うのはこうでなきゃ。結末も後味悪いしGOOD。 7点(2003-05-25 03:26:39) |
24. マトリックス レザレクションズ
《ネタバレ》 1作目の続編という触れ込みでしたがしっかりと三部作の続編です。 マトリックスといえばストーリーで見せる、というよりは最先端の映像技術とスタイリッシュアクションが売りの作品、そう考えると本作は、非常に微妙、アクションも同様のものが氾濫している昨今においては、もはやこちらがパk、オマージュしてるのでは?というものになってしまっているのが悲しい所。 続編としてみても、全三部作を観ていること前提なので、1本の作品として非常に微妙な出来で、正直コレガ「マトリックスの続編じゃい!」と言われても、「そんなバカな(笑)」という印象です。 ですが、個人的には、学校の友達みんなして弾丸避けやカンフーの真似をしていたいわゆるド直球世代なので、同窓会映画としては「懐かしいな~」という妙な安心感があったり、ワーナーの名前を出して「望まない続編を無理やり作らされる気持ち」を皮肉っていたりと、そういう部分ではとても単染めたのも事実。 まどろっこしいですyが、1作目にあった「本当にこれは現実かどうか?」という演出や、冒頭がそのまんま1作目のシークエンスなので、そうしたところでもなつかしさが感じられました。 カンフーについても、以前はいまいちだなと思っていた部分はあったのですが、今回は「ジョン・ウィック」などの肉体アクション映画を撮ってきているせいか、以前よりも「ダメージがありそう」な殺陣が多かったように感じます。 大絶賛、とまではいきませんが、こういう続編もありなのか、という意味で、楽しい作品でした。 [映画館(字幕)] 6点(2021-12-19 14:45:49) |
25. マスター・アンド・コマンダー
《ネタバレ》 まるでプロモーション・ビデオの如く「俺がラッセル・クロウ様だ。文句あっか?」と言わんばかりに終始画面に出ずっぱりなラッセル演じるオーブリー船長の勇姿に惹かれて見た…訳ではなく(笑)ただ単にナポレオン戦争の時代が舞台だからっていう理由で見たんですが、予告編のようなシリアスな映画ではなく、随分と陽気でのほほんとした映画でした。やっぱり海ってのは男のロマンですね。一面に広がる海原を進む帆船とか見てるだけで血が沸き立ってきますが、ストーリーは少し単調ですね。盛り上がりがそれほどあるわけでもないし、話自体が普通すぎますから。なので作品自体は5点ですが、あの、「何とかなるさ」的なエンディングがより一層“男のロマン”を感じさせてくれるものだと思ったのでおまけして6点。 6点(2004-08-15 10:23:16) |
26. マルコヴィッチの穴
《ネタバレ》 入るだけで15分間ジョン・マルコヴィッチになれる穴w見つけるってのが凄く斬新というか、凄くシュール。第一7と2分の1階って時点で物凄いシュールだし。でも、いいのは前半まで。後半からはなんかもっと展開がどうでもよくなってくる。他人の一体になって自分自身を再び見つめなおすといった展開になるかと思いきや、まるで違う方に飛んでいくから、少し期待外れ。でもなかなか楽しめる作品でもあった。中盤で、本人が穴に入って、全員がマルコヴィッチな世界になるところは物凄いシュールな映像。 6点(2004-03-30 14:33:53) |
27. マッドマックス サンダードーム
いや、“サンダードーム”てあまり関係ないじゃん!はめられた…前作、前々作は好きだけどこれは今までと趣が違って云うかマッドマックスじゃなくてマッチョマックスになってる~!でも、それでもサンダードームでの死闘や最後のチェイス・シーンなんかも見ごたえあるからそんなに損もしてない…かな。ティナ・ターナーは強い姉御を好演してましたな。 6点(2004-02-01 23:36:06) |
28. マッスルヒート
この手の格闘アクションにはストーリーはそれほど求めてないので、大して腹も立たなかった。最近のマーシャル・アーツを題材にした映画はいつもワイヤーでビヨ~ンと跳んで人間業とは思えないような(ありえないような)動きをするのに対し、これはそれもなく(まあ、厳密に言えば使ってるんだけどね…)ケインの身体を張った体術が堪能できたので結構良かった。 6点(2004-01-05 01:57:02) |
29. マイ スウィート ガイズ
同じジムに所属するボクサー同士、しかも親友という設定から、試合はおおかたこんな結末になるんじゃないかと思ってたら、やはりその通りだった。前半のロードムービーのようなシーンは結構いいものの、そこで終わりにしておけばよかったのに試合シーンまで入れて…しかも、ただ試合を写すのならまだ親友(ライバル)だからこそ本気で闘うという熱い友情を感じられたのに、優柔不断とも取れる恋人の存在によってそれも見事に打ち砕かれた。それがなけりゃ結構良かったのになぁ…しかもルーシー・リュー、彼女の存在はいったいなんだったんだ…?まあ、それほど損はしなかったが、もう少し何とかなったんじゃないかなぁ… 6点(2003-10-29 03:14:38) |
30. マッドマックス2
冗談抜きでこのまま行くと本当にこの世界が現実のものになってしまいます。最初はありえないような気がしたけどよくよく考えるとリアリティあります。はじめ見たときあの仮面男(名前忘れました)はジェイソンみたいだと思ってたけどよく考えるとジャギですね。 6点(2003-06-24 18:10:50) |
31. マトリックス
今でこそ様々な作品のその技術を流用され、目新しさは感じないが、アメリカ映画にワイヤー・ワークとVFXの融合という新たな可能性を打ち立てた記念すべき作品。恐らく、普通の人が見てもそのストーリーを全て理解するのは難しいでしょう。何を隠そうこの映画、カンフー映画と日本アニメが大好きなアメリカのウォシャンスキーなる兄弟が作り上げた“オタク映画”で、なんとなくジャパニメーションのような雰囲気が漂っているのは、甲殻機動隊やAKIRAなどに強い影響を受けているからです。ファイト・シーンに至っては、本場の中国と比べると足元にも及びませんが、“スピード”で一躍有名になったキアヌ・リーヴスを初めキャリー・アン・モス、ローレンス・フィッシュバーンなどの役者が体当たりの演技をしているという点では斬新です。名作か?と聞かれればば往年の作品から見れば、決して“良い”とは言えないものの、映画史に新しい風を吹き込んだ記念すべき作品なんで、1度は見ておいて損はないでしょう。 6点(2003-03-26 18:03:53) |
32. マイ・ライフ(1993)
いい話なんですけどあまり泣けませんでした。癌なのにあんなにピンピンしてる人がいるでしょうか?しかし残された時間を精一杯生きようとする主人公には敬意を表したい。俺も、いつか自分の人生を振り返って見た時、心の底からいい人生だったと思える一生を送りたいです 6点(2003-03-23 03:53:22) |
33. 満月の夜
《ネタバレ》 冒頭の格言通り、二つの家を持つことで分別をなくし、2人の妻(恋人)を持つことで心を失くしてしまう物語。 フランスの恋愛観を知っていないと結構きついなーと思うのと、個人的にはルイーズの役があまり好きではなかった(役者的な意味でも)なので、他のロメール作品よりもはまりませんでした。 雰囲気は相変わらず好きなのですが。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2022-03-08 11:30:36) |
34. マンハッタン・ベイビー
《ネタバレ》 冒頭の墓の中のショットや、円状階段のようになってそこにおもちゃが均等に敷き詰められている演出、壁に血溜まりができてそこからミイラ化した肢体が出てくる、などといったように、印象的なシーンも結構あって、雰囲気的にはそれなりにいいな、と思うんですけど、肝心の話が 全く意味がわからない(笑) 一応、深読みすれば、なんとなくわかる、ような気がするけど、突如として部屋が異空間になったり全然関係ない人が死んだり、いきなり訳知り顔の人ができてきたりするので「どういうことだよ!?(笑)」という感情が先行してしまいます。 ようやく終盤にフルチらしいゴア描写が少し出てきますが、それと同時に「説明してもわからないだろうからしない」という居直りによる強引な展開も、ある意味フルチらしいというところ。それにしてもサントラ使い回しすぎ(笑) [DVD(字幕)] 5点(2021-09-20 12:27:51) |
35. マリー・アントワネット(2006)
《ネタバレ》 タイトルロールとオープニングの音楽を聴いた時点で、この作品が知的好奇心を刺激してくれるような歴史劇でないことは一目瞭然。 時代背景は違えど、ティーン・エイジャーの女の子という点でパーティにスウィーツにお洒落に夢中という意味ではやっぱりいつの時代もそこら辺の年代の子とあんま変わんないんだな~と思いました。 マリー・アントワネットについての一通りのことはなぞってるんでしょうけど、時代がどんどん先に進んでいるのでいったいどのくらいの時間が流れたかが全く分からず、話がものすごい勢いですっ飛んで行きます。 そんな感じなので、最終的に「あれ、ずいぶんあっけない幕切れ」と感じてしまいますし、残るものもこれと云ってありませんでした。 ただ、前半及び後半のオペラ座での描写は、皆に受け入れられていた時代と、皆から嘲笑されていた時代というものをうまく表現していると思います。 ということで、全体的な感想は5点くらいがちょうどいいと思います。 [DVD(字幕)] 5点(2007-11-23 03:44:36) |
36. マキシマム・リスク
あーそーいえばヒロイン役の女優さんどっかで聞いた事ある名前だなーと思ってたら「スピーシーズ/種の起源」のシル役のオネーサンだったのねー。すっかり存在を忘れとったわ。まーそんなこたぁ別にどーでもいーんだけどさー、なんていうかさー、ヴァン・ダムの髪型がミョーに気になっちまうんだよねー。アクションはなかなかキレがあっていーんだけどさー。ストーリーは普通だけど、それがいーのか悪いのかまたビミョーな所だしさー。まあ、恐らくは来年あたりまた再放送してる時に見て「あれ?これどっかで見たことあるゾ??」つーこと(つまりは忘却の彼方)になるんだろーなー。まあ、再放送されるかどーかはビミョーだけどね。 5点(2005-01-24 03:19:07) |
37. マイ・ハート、マイ・ラブ(1999)
こりゃ群像劇って言うよりはなんか大家族のヒューマンドラマって感じだったな。言うなれば「電話で抱きしめて」の大人数版って感じ。ショーン・コネリー等の豪華キャストと、時折挿入される街の情景や場を盛り上げるBGMはいいけれど、各登場人物のつながりやそれぞれのストーリーを深く掘り下げていない分、ありきたりのものになってしまっているって感じかな。5点。 5点(2004-09-13 18:51:48) |
38. マグノリアの花たち
《ネタバレ》 暖かい映像が醸し出す雰囲気や家族愛、女性同士の友情を描くという設定や話は好きなのですがこれはどうもイマイチでした。後半のシェルビーが死んだ後からは段々良くなってきたんですが…もう一度見たら評価が変わるかもしれません。 5点(2004-03-06 18:59:23) |
39. マウス・ハント
《ネタバレ》 子供の次は犬、そして最後はネズミまでをコメディの舞台に出しますか…そろそろネタ切れ…いやいや、恐らく意表性を付いた事なんでしょうけど、作品としてはなんかイマイチでした。それなりにはいいんですけど、どうも手放しに面白いとは感じませんでした。そうそう、↓トランク事件の真相が描かれていない分怖いですねぇ。ラストは、結局このネズミ君は楽をして儲けず、地道に働いてこの製糸工場を守り通してくれと言うお父さんの意思を伝えたかったように思えます。それにしても、オチが【アナトール工場へ行く】だとは思わなんだよ… 5点(2004-01-02 03:54:11) |
40. 魔界からの逆襲
ホラーばかり見ていた中学の頃、夏休みの深夜にやっていたので見ていて、本当に“夏の思い出”と化してしまった作品。作風としてはオーメンに近く、天国を追放された堕天使ルシファが人間に転生してこの世を地獄にするのを、同じく人間に転生したミカエル、ラファエル、ガブリエルの3大天使が阻止するっちゅー話どす。そのまま作ってればまあまあな作品だとは思うんだが、なんとこの作品、ラストでルシファが滅び、あろうことか復讐を誓った神に助けを求めるという、今までの常識を覆す終わり方をする。おいおい、悪が滅んだら善も存在できないんじゃないカイ?と思わず突っ込みたくなる。またひとつ、コアな作品の知識を増やしてしまったという1本でした… 5点(2003-11-01 03:31:29) |