121. マイ・ブラザー(2004)
《ネタバレ》 とりあえず対照的な(という設定の)兄弟のお話。片方は優等生、片方はアウトローというのが定番すぎるのはまあいいとして・・・まず、そもそも風貌が弟の方が兄にしか見えない。また、この設定だったら、視線は兄からでしょう、そっちが「まっとう側」なんですから。それから、前置きにすぎないはずの高校時代で前半まるまる(1時間弱)を使うというのも、バランスが悪すぎ。それと、食堂の息子は、あのように使うんだったら、それまででもっと伏線的に出しておかないと機能しないでしょう。と、あちこちで分かりやすいアラが目立って、とりあえず作った感が満載になってしまいました。 [DVD(字幕)] 3点(2020-08-01 22:40:56) |
122. マッキントッシュの男
主人公も周りの人たちも、妙に行動が回りくどい上に、結局何がしたいのかさっぱり分かりません。あれこれひねってこようとしているのは分からないでもないですが、それならもっと伏線を張るなり演技に工夫するなりしないと、制作側の都合の良い方向に動かしているだけになります。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2019-02-22 23:55:32) |
123. 待合室 -Notebook of Life-
最初の15分くらいで、これは、待合室にノートを置いた時点で、制作側が目的を達してしまっているな、と思っていたら、結局最後までそのままでした。まず、ノートの中身そのものに深みがなく、そこから繰り出される人生に広がりがないので、そもそも映画上のツールとしてのノートの意味がありません。また、そこに至る主人公ないし周辺人物の背景についても、どこまでも通り一遍であり、ノートが導き出される必然性がないので、その点からもノートの意味がありません。そもそも、場所が待合室であるべき必然性についても、作品の中からは見当たりませんでした。 [DVD(邦画)] 3点(2019-02-12 23:44:53) |
124. マイ・カントリー マイ・ホーム
ミャンマーの映画ってあまり見る機会がないので、期待したのですが・・・どこまで進んでも面白くならないのにびっくり。主人公の女の子も、相手役っぽい男の子も、何か目新しい造形着眼点があるわけでもなく、ただ喋っているだけです。中盤から舞台がミャンマーに移り、ルーツ探求っぽくなってくるのですが、別に何かを発見するわけでもない(前半で何も生み出されていないので、発見のしようもないわけですが)。映像の安っぽさも含めて、残念な内容でした。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2019-02-05 22:48:09) |
125. マネー・ピット
《ネタバレ》 こういうのは、人物側があれこれ頭をひねろうとして、それにもかかわらずさらに上を行くトラブルが起こる、からこそ面白いのであって、ただ単に順々に家が壊れていくだけでは、主人公が無策のマヌケに見えてしまうだけなのです。したがって、笑いになりません。●で、そんなことよりも大事なのは、途中でちらっと出てくるメタルバンド、クレジットによれば、ホワイト・ライオンではないですか!思わず戻して確認しましたが、あー確かに、ヴォーカルはマイク・トランプだし、ギターはヴィト・ブラッタですなー。時期的に、1st発表直後、2ndでのブレイク前ですよね。しかもこの"Web Of Desire"という曲、一部しか披露されませんが、割と格好良い上に、どのアルバムにも入ってないんじゃない?ということは、ものすごく貴重ですよね。この偉業に3点。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2019-01-28 00:36:53) |
126. マクリントック
ウエスタンの皮を被ったホームドラマでした。喧嘩やら討ち入りやらで一触即発っぽい雰囲気になっても、まあまあみたいな感じで平和に流される。それはそれでよいのですが、一つ一つのシーンに丁寧さがないため、全体がただの継ぎ接ぎになっています。あと、笑わせようとしているかのような場面でも、全然笑えなかったな・・・。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2018-09-05 23:23:36) |
127. マネー・ショート 華麗なる大逆転
何か、「グッドフェローズ」とか「カジノ」の金融版みたいだなあ、と思いながら見ていました。一つ一つのシーンや台詞に必然性がないので、いくらもっともらしいやりとりがしつこいくらい積み重ねられても、後に残るものがないのです。ナレーションもどきも邪魔だし・・・。 [ブルーレイ(字幕)] 3点(2017-07-29 01:55:26) |
128. 舞妓Haaaan!!!
《ネタバレ》 主人公があまりにも鬱陶しくて、最初の15分で冷めてしまいました。騒がしいのとハイテンションは違います。中盤以降は少し見られるようになったかと思いましたが、ラスト15分がすべてぐしゃぐしゃ、最悪。作中で唯一光っていたのは、ミュージカルシーン。あの発想で最後まで押し通したらよかったのに、何でそうしなかったんだろう。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2016-04-21 00:42:30) |
129. 卍(1983)
導入部こそ女優二人の頑張りで日常からの逸脱を何とか繰り出していましたが、途中からブレーキを踏みまくって迷走し、しかも演出のネタも尽きた感じで、グダグダのまま終わってしまいました。結局、テーマが大きすぎて制作側も手に負えなかったのではないでしょうか。 [DVD(邦画)] 3点(2015-08-20 01:09:36) |
130. マイ・ドッグ・スキップ
犬を通じて主人公が何を学び、どう成長したのかが大事なはずなのに、肝心の主人公にほとんど変化がない。しかも演技もそんなに上手くないので、周りが何をやってもどうにもなりません。ダイアン・レインの登場シーンくらいですかね、安心して見られるのは。 [DVD(字幕)] 3点(2014-09-01 02:58:40) |
131. 真昼の死闘
やっぱりイーストウッドにこんなコメディ路線は合わんなあ~。1つ1つの場面が妙に重たく、もっさりしている。本人も撮っていてそれを感じたのか、その後この方向に歩まなかったのは正解だ。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2014-05-13 01:44:58) |
132. 卍(1964)
2人のヒステリー女に見る側が延々とつき合わされている、という印象しか持ちませんでした。描写に背徳性もなければ耽美性もなく、台詞で説明しているとおりのことをただ実行しているだけです。 [DVD(邦画)] 3点(2014-01-02 01:14:57) |
133. マッドマックス2
主人公は何のために闘っているのか?とか、敵は何でコスプレ軍団なのか?とか、根本的なところがほとんど解決されないままに終わってしまいました。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2013-09-08 00:06:49) |
134. マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋
店内のデザインとCG作成だけで、創作行為としては終わっていました。 [DVD(字幕)] 3点(2013-05-04 01:25:21) |
135. 瞼の母
すみません、何か登場人物がごちゃごちゃしていて、あまり入り込めませんでした。もっとじっくりじわじわした雰囲気を期待していたのですが・・・。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2012-07-12 23:15:58) |
136. マイアミ・バイス
やたら暗くてじめじめしていて、潜入捜査官ならではの緊迫感や行動力というものがほとんど感じられませんでした。主人公の2人が、なりゆきのままに動いているだけの存在になってしまっています。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2011-01-07 04:14:46)(良:1票) |
137. まあだだよ
《ネタバレ》 最初の方の、いかにも「私たちはみんな先生を尊敬してます」的な描写があまりにもわざとらしすぎて、見ていて気恥ずかしかった。後半は、猫だけの話になってしまいましたね。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2011-01-03 17:06:07) |
138. 真夜中のサバナ
ジョン・キューザックとイーストウッドなんて全然合わないんじゃないかと思って見始めたら、まったくそのとおりでした。彼はやはり、ひねくれた役とか裏がある役とか性格が歪んでいる役とかの方が合ってますよ。ケビン・スペイシーもそれは同じ。そもそも、法廷サスペンスを軸にしようとしている割には突然わけのわからない描写があったりして、作品として何が表現したかったのかもよく分かりません。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2008-10-06 02:35:17) |
139. マイノリティ・リポート
アイディアもストーリーもつまらないが、近未来の進化した社会のはずなのに要となるシーンの演出がすべて超がつくほど古典的なのに失笑。とてもスピルバーグとは思えない。色彩感覚の趣味の悪さにも参った。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2006-01-28 03:39:01) |
140. マイアミ・ガイズ -俺たちはギャングだ-
あのしつこいナレーションは何とかならなかったのか?それと、笑わせようとする部分で、ここぞとばかり大声を張り上げたり、「ここで笑うんですよ」と分かりやすく示してしまったりする慎みのないまねは止めてほしい(アメリカ人の癖なのだろうか?)。かえって笑えません。 [DVD(字幕)] 3点(2005-12-03 21:32:02) |