1. マシニスト
あのー・・・。無駄痩せじゃないですか?もの凄くびっくりしましたよ、この痩せっぷり、ほんとに。でも内容に全然生きてないよ。こんなに痩せてしまってるのにそこそこ女にももてそうな感じでよくわからん。なんで痩せてなきゃいかんのか。さぞや大変だったろうに、こんな映画で可哀想、とか思ってしまった。痩せネタだったらむしろ”痩せゆく男”の方がシンプルで面白かったよ。 [DVD(字幕)] 4点(2006-01-07 11:43:25) |
2. マッチスティック・メン
超へそまがりな”ペーパームーン”って感じだったな。しかしR・スコットはなんだかほんとにストーリー・テリングがこなれてきたな。なんかそつなく笑わせるし。映像派の部分は窓を開けたときの外の感じ、とかかな。ライティングもこってるけど、さすがにもうスモークもくもくじゃないのね。スピルバーグになりたいのかな。”ブラックホークダウン”が”プライベートライアン”で今作は”キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン”って感じに作品の選び方がスピルバーグっぽいぞ。しかしまあ、ストーリーに釈然としないながらもしっかり楽しんだしな。良く出来た映画と思う。ニック・ケイジも笑わせるしな。 8点(2004-03-08 22:14:47) |
3. マスター・アンド・コマンダー
《ネタバレ》 重くて暗い話がストーリー性がある、とか思われるかもしれないが、これは久々に本格的な海洋ロマンだったよ。群像劇としても一級だし、もちろん戦闘シーンも大迫力。 ガラパゴスに上陸できると思ってたら艦長の方針変更で望み断たれる医師が可笑しくも哀れ。準備万端できちんと着替えているのが哀れさを増す。そこへ片手切断された少年が差し出すコガネムシ、この暖かさ。結局ガラパゴスに上陸した後の動物達のほのぼの。こういうシーンを盛り込みながら緊張感あふれる戦闘シーン、という緩急が素晴らしい。ナポレオンだなんだといいながら敵を1隻の船に限定している事でストーリーを引き締まったものにしているのも上手い。 ラッセル・クロウも文句なしに格好いいし、指導者としての葛藤、決断がこの映画の大きなテーマとなっている。それぞれの登場人物も葛藤に悩む。こういうテーマはP・ウィアーの得意とするところ。 後は船内のきしむ音などリアルに再現した音響も素晴らしかった。傑作です。 9点(2004-03-06 22:46:33)(良:1票) |
4. マイ・ビッグ・ファット・ウェディング
迷いのない映画だ。ありがちなねちっこい人物の葛藤やらなにやらを省いた直球勝負のストーリーに潔さを感じる。短時間にまとめたのも好感もてるし、キャラがみんな魅力的。日本ならもっとウェットに作るのだろうなこういう題材。気持ちのいい映画だ。 8点(2004-01-11 01:33:33) |
5. マトリックス リローデッド
笑った。ここまでやられると。DVD発売が待ち遠しい。大根のキアヌもこの映画では画的に生きるね。 9点(2003-06-21 23:02:18) |
6. マレーナ
壮絶な村ぐるみのセクハラ。まじかよ、って話もトルナトーレ監督の語り口のうまさで説得力を持つ。随所に挿入される笑いも良い。利己的で純粋でしかし意気地なし、という少年を美化せずにゲスな行動も描いてしまう、というところは良いです。モリコーネの音楽は今回は若干控えめ。 8点(2002-08-10 23:47:00) |