1. まぐろのしっぽ
つまらん。本当につまらん。観ていて途中で止めたくなる映画はいくつかありますが、この映画もそんな類いの一つです。僕はビデオで観たんでうすが、劇場で観たら途中で出てます。何より、冒頭にメイキングが入っている。普通、メイキングって役者さんの普段の姿が映し出されていて、お得な気分がして観ていて楽しくなるのですが、メイキングの主役は監督その他の素人スタッフ。お前誰だよ?てゆーかお前なんか観たくねー!というわけで早送り。この部分は映画じゃないから評価に含めませんが、それで30分も消費されて不愉快になりました。観る前の気分として最悪。さて本編ですが、斉藤陽一郎。彼は青山作品によく出ていて、好きな俳優さんの一人です。これは個人的な主観で言えば良かった。問題は濱口優!よゐこの一人ですが、彼の演技が酷い。僕は『演技者』という深夜ドラマで彼の演技をみたことがあるんですが、それより格段に悪い。昔はこんなに酷かったということか?ほかに、加藤晴彦。彼はよくわからないので、何とも言えません。彼が出てきた目的がない。親友の役の高島郷(まったく知らない人だが、)は意外にいい演技だったと思います。それにしても何が言いたい映画だったんだろうな?そしてこの監督他の素人スタッフは、本当に映画が好きだったんだろうか?他の映画から影響されただとか、学んだことがまったく無いと見える。ストーリーも、滅茶苦茶じゃないですか。ま、この3点は、悔しいが最後で笑ってしまったから。なんだろね、やっぱりつんくタウンFILMSを期待した僕が馬鹿だったかな。 3点(2004-01-19 01:04:48) |
2. マレーナ
こういうことって本当にあったんだろうな、となんだか妙にしんみりしてしまった。娼婦ってそんなに悪い存在なんでしょうかね。敵軍に可愛がれれて、といっても生きていくためだったんだから・・・と何か心の中がキシャキシャしました。レナート少年の心が、なんだかリアルに胸にきました。笑えるシーンも多かったし。 6点(2003-12-27 22:17:58) |
3. マトリックス
これは珍しく映画館で観たんですが、そう高得点とも思えないような気がします。「うん、そうか。」と納得して、胸の中で考え込んだりする部分がありませんでした。映像は素晴らしいと思いますが、「うん、そうか。」レベルです。悪いとは思いませんが・・・、自分が天邪鬼なだけかもしれませんが。 5点(2003-12-10 19:15:28) |
4. 真夜中の恋愛論
なかなか凝った映画ですね。ベッドの上で、ミルクを温めたキッチンで、洒落たアパルトマンで、語り合う恋の話。登場人物はたった2人。時間は夜明けまで。事の終わったベッドの上で、漂う気だるい空気。そして冷たいエミリと優しいルイ。とってもいい映画です。 6点(2003-12-08 11:14:32) |
5. 幻の光
《ネタバレ》 能登の漁村の映像の美しさは、原作を読んだ人なら「もう少し」と思ってしまいますが、実際に映像化するとすれば限界があるようにも思えます。それに対して、街の映像はちょっとお洒落すぎかな・・・と、どうしても原作の自分のイメージで考えてしまうので、難しいのかもしれません。「どうして郁夫が自殺してしまったか?」という所で、貧しさのジメジメとした陰鬱な部分が重要だと思うのですが、そういった暗い面があまり見えてこなかったような気がします。主役が江角マキコというセッティングには少し疑問も感じましたが、気丈な姿を凛として演じているところに好感を持ちました。内藤剛志と柄本明の演技も素晴らしかったですし、いいと思います。この映画でポイントとなってくる郁夫(浅野)の「ひんがら目」ですが、これは実際には難しいんですね。やはり期待していただけに、がっかりしました。原作は、短編としても内容が多く、それをあますことなく再現しているのですが、ちょっと理解もしずらい映画になってしまったんじゃないかと思います。 6点(2003-11-14 00:44:10) |