1. マンマ・ミーア!/ヒア・ウィー・ゴー
《ネタバレ》 ソフィの透明な歌声が好きだ。彼女の幸せを心から願う。 ドナはこの島で自分ひとりでクイーンになった。ソフィは生まれながらにしてみんなから愛され守られるプリンセスだ。 劇中前半、ソフィは大きな壁にぶち当たって表情が沈んでいる。若き日の母の弾けるような笑顔とは対照的だ。 その彼女の顔がようやく晴れるおなじみ『ダンシング・クイーン』の場面は涙ボロボロでした。 あの場面、前作で担いでいた薪を投げ捨てて叫ぶおばあさんになぜか心揺さぶられたんだけど、あのおばあさんが再登場してもうだめだった。 エキストラ含めめちゃくちゃ登場人物の多い本作の中で、アンディ・ガルシアの群を抜いたかっこよさに鼻血出そうになった。 うーん、でも祖母のエピソードは余分だった気がするなぁ。ドナとソフィの母娘の物語として完結して欲しかった。 [映画館(字幕)] 8点(2018-09-24 23:16:52) |
2. 万引き家族
《ネタバレ》 万引きしながらもほのぼの家族的なホームドラマかと思ったらホラー映画だった。 冒頭から、どこか違和感のある家族。会話やお互いの距離感から、どうやら疑似家族ではないかと思わせる巧みさ。 また、作品内では描かれない家族たちの過去や未来も透けて見える。 この家族は、今に至るまで修正できる機会はたくさんあったはずなのに、結局きっかけは少年が万引き常習店の店主から情けをかけられたことという愚かさ。 ここまで極端ではなくとも、自分たちがまともではないことに気付かず生きている家族が少なからず実在することを私は知っている。そして私は、現実を懸命に生きるその人たちを馬鹿にすることはできない。 非日常を描いているように見せかけたこの映画は、実は現代日本の日常に潜む病んだ現実を鋭く削り出しているのだ。 傑作だと思う。 だが好きか嫌いかと聞かれたら、好きな作品ではない。私は映画に非日常を求めてるから。 [映画館(邦画)] 8点(2018-07-11 22:56:26) |
3. マグニフィセント・セブン
《ネタバレ》 カッコイイ。とにかくカッコイイ。 オリジナルは観ていないのだけれど、その分先入観無しで楽しめたかな。 多民族の寄せ集めなのが良いね。個性が際立ってファンタスティック。ただひたすら絵的な美しさだけ追求しているのかと思えば、心の傷を負ったヒーローがいたりとか、ちゃんと登場人物の心理描写も映し出しています。 誰よこのイケメンじいさんと思ったら、イーサン・ホークだったのね。少し見ない間にえらい老けたなぁと思って確認したら、隣にいる若々しいイ・ビョンホンと同い年だって。役者さんの能力ってスゴい。 [映画館(字幕)] 8点(2017-01-27 23:18:53) |
4. マレフィセント
《ネタバレ》 ディズニーの新路線か!って観た人全員思ったと思います。 「愛」じゃなくて「真実の愛」なんだそうです。 真実の愛・・・聞けば聞くほど軽い言葉に思えてくるのですが、世の中そんなに愛に鈍感になってるんでしょうか。 アンジーはハマってると思います。その魅力だけで引っ張った映画です。 私はアンジーにずっと付き添ってるカラス君こそ愛だなあと思いました。 [映画館(字幕)] 6点(2014-07-27 01:21:15) |
5. マジェスティック(2001)
3つくらいのお話を1つにした感じ?1つのお話は好きだけど、それ以外のお話はあんまり・・・。とにかく長かった。 6点(2004-03-09 12:47:10)(良:1票) |
6. マウス・ハント
冒頭の、遺体がびょーんとマンホールへ・・・っていうのでヤラレました。あとはまぁ普通の良心的なコメディ映画です。ドタバタコメディのパターンなんてみんな一緒なんだから、問題は最初にどれだけインパクトの強いギャグをかましてくれるかでしょう。ウォーケン起用、私は馬鹿ウケでしたが、これだって彼を知らない人から見ればごく普通のギャグだと思います。 7点(2004-02-19 11:32:35) |
7. マーズ・アタック!
あの安っぽい円盤がイイ!こないだDVDで観たら、吹替の中に「火星人語」ってのがあるんですね。ティム・バートン好きです。美少女ナタリー・ポートマンを生存させるということは、バートンにも良識があったってことでしょうか。 7点(2004-01-18 15:42:32) |