1. マレーナ
男はかつて自分がこのくらいの年頃に抱いていた色濃い性欲と恋との混淆を、女は同性に対する激しい妬みを生々しく感じさせられて自己嫌悪に陥ってしまうのではないだろうか。見終わった後、切ないと言うよりも、何かこう、生臭い体臭のようなものが漂ってきそうな感じがした。もう二度と観たいとは思わないけど、これほど生々しくて、息苦しくなりそうなものをよく映像化しようと思ったなと考えると、やはり凄いと言う他ない。ジュゼッペ・トルナトーレは人生を語れる監督だと思う。 9点(2004-02-08 20:10:42) |
2. マクロスプラス MOVIE EDITION
やはりマクロスというだけあって、音楽は最高に良かった。ストーリーも、ヒロインがちょっとヒステリックすぎるかなという点以外は良かったと思う。特にガルドとゴーストとの戦闘シーンは凄すぎて泣きそうになった。 10点(2004-01-31 17:50:09) |
3. マルホランド・ドライブ
何が何だかさっぱり分からないが、とにかく尋常ではないパワーだけはひしひしと感じられた。もう、壊れるんじゃないだろうかと思うくらいのナオミ・ワッツの熱演も良かった。たとえ訳が分からなくても、作り手のパワーを感じさせてくれる映画は大好きだ! 9点(2004-01-23 15:22:13) |
4. マーサの幸せレシピ
生真面目なドイツ人、陽気なイタリア人。ステレオタイプな人物描写は分かりやすかったけども、肝心の中身がどうにもつまらなくて、なぜこの話を映画にしなければならなかったのか?という必然性が感じられなかった。映し出される食べ物は食欲をそそったが、映画自体に対するスパイスがちょっと足りなかったように思う。 3点(2004-01-23 15:17:20) |