1. 魔法にかけられて
「魔法にかけられて」僕の中では、魔法、というか呪文と言えばべギラマです。あと、リレミトも好きです。どちらかというと、ベホマよりもベホイミを使ってスリルを味わうタイプです。戦闘ではMPをケチって呪文を使いません。話に戻ります。今作のキモ、アニメと実写の融合というのは、過去にロジャー・ラビットという映画がありましたが、アニメから実写への移行という設定は例がなく、序盤のつかみはともかくとして、話が進んでいくに連れて、アニメの人間が実写で行動する演技を新鮮に感じました。世間知らず、というよりむしろ天真爛漫なジゼルという人物設定は、ディズニーアニメでしか成立せず、実写で女優さんが演じることは簡単そうで結構恥ずかしく、エイミーアダムスさんも楽しそうに演じていて、表情に豊かな女優さんに見えたので良かったと思います。ディズニーものは、幻想的でありえない話の連発で現実的な思考の人にはウケが良くないですが、やっぱり夢がいっぱい詰まっていて、観ていて心地良い。いいものはやっぱりいいと思います。つまり結論としては、とても面白かったです。 [DVD(吹替)] 8点(2009-02-27 00:29:43) |
2. マン・オン・ザ・ムーン
《ネタバレ》 怒らせて笑わせるのは難しい。泣きながら笑わせるのって、もっと難しい。 [DVD(吹替)] 7点(2007-02-20 17:56:48) |
3. マジェスティック(2001)
《ネタバレ》 こういう、悪者が一人も出てこないお話って大好き。ジム・キャリーのマジ演技ってだけでももうけもん。ルークに間違われた生活を送り、マジェスティックを通して小さな町を再建していく素晴らしさに目覚めていくピーター。ピーターの正体に気がつきながらもその素振りを見せず、共に喜びを分かち合う人々も温かくて良かった。ピーターを敵視していた男の心の氷の解け方もじわじわ胸に響いてきました。全ては決して逢うことのできないルークという人間のおかげなのですが、ルークの戦死を通して、最後の法廷で吐くピーターの言葉、息子を失った多くのごく普通の家庭の人々の気持ちを政府機関にぶつけた強い思いを感じました。僕もノンポリですけど、応援したくなってしまいます。おとぎ話のようなラストにすがすがしい気持ちになれました。いつもそうなんだけど、いい映画を観たあとは、自然に拍手をしてしまいますね。 [DVD(吹替)] 8点(2006-01-15 21:12:51) |
4. マイ・ドッグ・スキップ
《ネタバレ》 犬を飼ったことがある人なら感動せずにはいられない秀作。家族は家族だし、友達は友達に過ぎない。でもペットって、家族であり友達でもある存在なんだよね。僕も昔飼っていた犬(ポンタ)のことを思い出し、涙が止まらなかった。死んでしまったときのことを今でも鮮明に覚えている。だから今はネコを2匹飼っている(よくごはんを食べてるw)。なぜネコかというと、犬を飼って別れるつらさを2度と味わいたくないから。でもいま飼っているネコともいずれ別れるときが来ると思うとつらいなぁ。「少年時代に飼う犬は、愛と信頼を教えてくれる。それは決して色あせない」とっても良い言葉です。いじめられっこウィリーがスキップの世話をしたり、学校が終わるまで待っててくれるスキップを通じて、友情の大切さを学んでいく課程が心温まる。スキップのお話は自分と飼っていた犬とは違う種類であれど、少年時代の僕の思い出を思い出させてくれたこの映画に感謝したい。お礼を言い尽くすには言葉が足りない。もどかしい。いわゆる、往年の名作とは別に、一生涯大切にしていきたい。自分に子供ができたら、ペットを飼う。動物の世話をすることの難しさと素晴らしさを体験させて、この映画を見せたいと思います。 [DVD(吹替)] 9点(2005-12-22 20:44:28) |
5. 真夜中のカーボーイ
聴いたことのあるメロディで、おっ!?となりました。映像は映像美とまでは言わないまでも、『時計じかけのオレンジ』を初見したときのような衝撃はありました。田舎から上京した若者が都会で受けるカルチャーショックのような印象でした。女の子は観ない方がいい内容でしたが(苦笑)。夢をもって挫折するジョーの苦悩は、同性愛とかでなくても男として分かっていくから不思議です。お金を騙し取られても、奇妙な友情のためにお金を融通するジョーの心情は、いかなるものだったか? ぼくの拙い文章表現では何と書いて良いのやら分かりませんが、訴えるものがあったのは確かです。なによりもダスティン・ホフマンの鬼気迫る演技は壮絶でした。作品賞を受賞との触れ込みでしたので観ましたが、当時観た人は相当、衝撃的だったでしょうね。 [DVD(字幕)] 7点(2005-12-07 23:25:20) |
6. 摩天楼を夢みて
いまでこそ超一流のあのケビン・スペイシーが、なんと『若造』扱い! すごすぎる!特に高価なセットを使ってるわけでもありません。役者の演技だけで淡々と進むのに、全員が鬼気迫る演技を魅せてくれる。冒頭から終業まぎわで、しかも雨。しかしそれでも「契約取ってこい!」のアレック・ボールドウィンの罵声。営業やってる僕らからすれば、よーく分かる…。男尊女卑とかで思われたくないんですけど、同じ専業主婦の方でも、家でふんぞり返ってせんべい食ってる主婦とかに、あんたのご主人はこんなに頑張ってるんだぞ!と、ぜひ観せてやりたい、骨太な映画です。最近、リフォーム詐欺とか問題になってますが、どんな会社の営業マンだって、実態はこうだと思います。ジャック・レモンが愛弟子アル・パチーノのために顧客のふりをするシーンなぞ、2人が大物俳優とかいう以前に、脚本にぞくぞくしてしまいます。コメディしか観てこなかったのですが、ジャック・レモンの老獪ぶりが凄まじい。なんでこの演技でアカデミー賞に引っかからなかったのか、全く理解できませんヽ(`Д´)ノ この映画のDVD化を何年も待ったかいがありました。さすが現代最高の演劇作家が作り上げた作品です。 [DVD(字幕)] 9点(2005-09-30 23:27:40) |
7. マイケル・コリンズ
《ネタバレ》 最初は祖国の独立のために協力し合ってきたマイケルとデフが、国を想う気持ちは同じなのに、思想の違いで内戦を起こす。アイルランドのために闘い抜いてきた闘士が、アイルランドの将来を担う若者の凶弾で亡くなる。すべてにおいて皮肉な歴史であったことを知りました。テロリズムを正当化している節がありますが、実際にイギリスに脅威を与えたわけで、暗殺が正しい方法なのかは歴史が決めていく。何よりも一番つらかったのは、思想が邪魔して各々が友情を失ってしまう悲劇でした。 [DVD(吹替)] 8点(2005-07-29 22:43:26) |
8. マウス・ハント
いままで、『ダイ・ハード』を超えるアクション映画はないと思っていましたが、ありました(笑)。実際観てみると、マウスは特に動き回っていませんでしたね。どちらかというと人間が勝手に振り回されてるという感じでした。クリストファー・ウォーケンの使い方が根本的に間違っているところが良いです。よくあの役をやらせたなぁと感服いたしました。どことなく憎めない兄弟もイイ!ディズニー映画っぽいですね。ラストのオチも胸をすくものがありました。DVD999円、いい買い物ができました。 [DVD(吹替)] 8点(2005-06-01 13:01:44) |
9. マイノリティ・リポート
《ネタバレ》 くすんだ映像に最初ちょっと戸惑いました。ですが、出てくる近未来型の武器や機械が非常に面白かったです。なんだか、ほんとに実現しそうで良かったです。”予言で犯行前に犯人を捕まえる”発想が斬新でしたね。基本的に僕は細木数子が嫌いなんですが、こういうのは好きです。的中率100%との苦悩の戦いとしてみれば、意外にハラハラしました。コリン・ファレルの名推理ぶりもさまになっていて好感触です。 [DVD(吹替)] 7点(2005-05-31 11:30:19) |
10. 魔女の宅急便(1989)
《ネタバレ》 女の子の映画ですが、男でも楽しめます。ジブリでは、2番目に好きな映画です。都会の荒波に揉まれ、自信をなくして飛べなくなったキキが、絵描きの友人のアドバイスを受けながら、トンボを助けるために、スランプなんか気にしてられないとばかりに、無心で飛べるようになるところ、もっと自分に自信をもちなさいというメッセージ。ラストのキキの空を飛ぶ道具がアレなのは、既成概念にとらわれず個性を大切にしなさいというメッセージが良く伝わってきます。泣ける映画ではないですが、失敗してもくじけない、気にしない、という気にさせる、素晴らしい映画だと思います。 [DVD(吹替)] 8点(2005-05-25 18:50:47) |