1. 松ヶ根乱射事件
これってある意味ブラックコメディなのかも。確かに登場人物はみんな滑稽で、やってることも無茶苦茶だけど、それを「コメディ」として笑い飛ばせられないところがこの映画の怖いところであり、同時に核心だと思います。たとえるなら『博士の異常な愛情』的なブラックさ。不愉快過ぎて気持ちいい(?)、不思議な映画です。 [DVD(邦画)] 8点(2008-05-03 21:56:32) |
2. 真夜中のカーボーイ
ラッツォは文句ナシなんだけどジョーがイマイチ。あまりにアホ過ぎる。「田舎者があこがれの都会に出てくるも挫折」といういかにもニューシネマ的な設定はそのままに、もうちょっと違うキャラにならなかったものですかね。 [DVD(字幕)] 5点(2008-05-03 21:35:20) |
3. まあだだよ
《ネタバレ》 僕も含めた猫愛好家の方にとっては、ノラ失踪事件にはきっと胸を締め付けられることでしょう。でも、個人的にグッと来たのはこのエピソードだけ。あとはどれも中途半端というか…。あと、教え子たちの過剰な反応も気になります。特に酒の席でのあの大袈裟なウケ方や笑い方がどうしてもワザとらしく感じられてしまい、どうもリアリティが感じられない。ただラストはよかったです。あのエンドロールへの入り方は凄くよかったと思う。全盛期の勢いは確かに失われてはいるものの、巨匠の遺作としては決して悪くはない作品だと思います。 [DVD(邦画)] 6点(2007-10-07 15:28:32) |
4. 街の灯(1931)
正直、あの酩酊紳士にだいぶ救われた感もありますが(笑)、それでも盲目の娘のために孤軍奮闘するチャップリンの姿は非常に微笑ましくて素晴らしかった。また最後の、再会した二人が見せる喜びと戸惑いの入り交じった微妙な表情(決して「喜び」だけじゃない所がミソ)が強烈に胸を打った。しばらくチャップリンにハマりそうな気配です。 [DVD(字幕)] 8点(2006-04-30 17:54:51) |
5. マーズ・アタック!
まるで「これはオバカ映画です」と宣言するかの如く登場する円盤の大群にいきなりヤラレました。こういう確信犯的なバカ映画は結構好き。どうせバカやるならこれぐらいやらないと。宇宙人の侵略といえば同時期の『ID4』の方が有名だけど、こっちのほうが遥かに面白い。 [ビデオ(字幕)] 7点(2005-11-19 22:25:56) |
6. マスク(1994)
当時はまだCGが珍しく、マスクをつけた時に飛び出すギミックの数々に驚かされたものだが、ストーリー自体は別に面白くも何ともなかった。ごくごくありきたりな勧善懲悪モノ。吹き替え版しか観たことないけど、とりあえず「ワカメ?バカメ!」でちょっと笑ってしまった。 [地上波(吹替)] 4点(2005-11-19 21:01:50) |
7. マルコヴィッチの穴
普通に考えると、この映画最大のヤマ場はやはり「マルコヴィッチがマルコヴィッチに入ったら何が見えるのか?」という部分だと思うんだけど、実際にはそれを通り過ぎた後も結構ダラダラと続いてしまう。少々尺が短くなってもやはりここをオチにした方が遥かに面白くなったと思います。 [DVD(字幕)] 7点(2005-11-03 16:52:49) |
8. マトリックス レボリューションズ
《ネタバレ》 前半は『新世紀エヴァンゲリオン』のジオフロント攻防戦で、後半は『ドラゴンボール』の悟空vsベジータ(別にフリーザでも誰でもOK)。そしてラストは『ナウシカ』。その程度の印象しか残ってないです。いったい何がしたかったのかさっぱり分からない。しかも僕の解釈が正しかったら、これって結局何の解決にもなってないんでは? ザイオンだけよければそれでいいのかよ。 [DVD(字幕)] 3点(2005-11-03 14:19:19) |
9. マトリックス リローデッド
映像ばかりが先行し、ストーリーが全然ついていけてない印象を受ける。その映像にしたって前作ほどの衝撃があるわけじゃない。エージェントスミスが100人になったとかその程度のもので、まるで「質より量」って感じ。すぐ後に完結編が公開されるからとはいえ、ああいう終わり方もどうかと思います。TVの連ドラじゃないんだから。 [DVD(字幕)] 3点(2005-11-03 14:15:21) |
10. マトリックス
「己とは何か」。テーマとしてはこの第一作だけで十分描き切ってると思います。最後にそれを観客に問いかけたところでこの映画の役目は終わっている。それなのになぜわざわざ4年のブランクをおいてまで続編を2本もつくったんだろう? [ビデオ(字幕)] 7点(2005-11-03 14:11:25) |
11. 魔女の宅急便(1989)
昔は何も考えないで「ああ面白かった!」で終わっていたけど、年を取ってだんだん性悪になってきたのか、展開が甘過ぎるようにも感じる。あまりにもあっさり下宿先が決まったりするし、最初の仕事の失敗だってあんなに都合のいい話があるかって突っ込みたくもなる。かといって、いきなり路頭の迷うようなことになっても困りますけど。ノスタルジーも相まってやや甘めの評価です。 [地上波(吹替)] 8点(2005-10-30 00:40:56) |
12. マッチスティック・メン
もし僕がこんなふうに騙されたら、確実に人間不信に陥って家に引きこもるでしょう。最後はちょっと強引だったけど、こういうタッチの映画だったらあれぐらいの軽いエンディングのほうがかえっていいのかも。それにしても、ロイの潔癖性って自宅限定なんでしょうか? 車のほうはかなり汚かったぞ。 [DVD(字幕)] 6点(2005-10-29 00:34:02) |
13. マッハ!!!!!!!!
このテの映画って、見所であるはずのアクションシーンが長ければ長いほど逆に退屈になるのが欠点。個人的には『燃えよドラゴン』なんかもそう。案の定、この映画も町中の鬼ごっこあたりあたりまではとても面白いのに、それ以降はちょっと単調に思えて退屈。どんどん敵が強くなり、殴っても殴っても全然効かない。だから必然的にダラダラと乱打戦になってしまう。せっかく前半で「ムエタイってすげえ!」って思わせてくれたのに、最後のほうは「本当にすごいのか?」ってつい思ってしまった。でも久々に見応えのあるアクションだったし、一見の価値アリとは思う。 [DVD(字幕)] 7点(2005-10-27 22:16:52)(良:1票) |