1. マスター・アンド・コマンダー
あっと驚くどんでん返しや身を焦がす様なロマンス等何もないが、主人公である「マスター(艦長)」を中心にサプライズ号内で織り成す大小のエピソードを描ききったこの作品は、シンプルが故に骨太で、一本筋の通った作品と言えるのではないでしょうか。 恐らくCGを使っていない(多用していない)戦闘は、“本物”がもつ「重み」を感じさせ、又この時代のアナログ感にも上手くマッチして、何か「贅沢な映画」を見たような不思議な気分を抱かせます。 ディズニーの某海賊映画には思ったほど楽しめなかった僕ですが、これは素直に楽しめました。 余談となりますが、洋画を見て良く思うのが「子役」の層の厚さ。この映画でも数人の少年~青年将校が出てきましたが、みんなホント上手いんですよ。 [DVD(字幕)] 7点(2008-07-20 20:58:50) |