3. 魔女の宅急便(1989)
宮崎映画では『紅の豚』が最高傑作だと思っている僕と、異様なまでに『ラピュタ』人気の高いこのサイト。そして、『千と千尋』が観客動員最高という現実。間をとって、、、というわけではないですが、万人受けするのは魔女宅でしょうか。雰囲気もいいし、内容も明快。ラストの爽快感も良。音楽もお洒落。ほうきで宙を飛ぶ描写における絶妙な慣性感覚や、重力があるんだかないんだかよくわからない動きは妙にリアル。ともすればバランスを崩してしまいそうなその不安定さが多感な時期の女の子の危なっかしさと重なって、アニメ表現の素晴らしさを教えてくれます。あなたにとってのデッキブラシは何?宮崎氏の意図が素直に伝わる映画です。 [地上波(字幕)] 7点(2005-11-01 23:13:18) |