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プロフィール
コメント数 330
性別 男性
自己紹介 評価の基準は、自分が何回も見たいと思うことと、他の人にぜひ見てほしいと思うことです。8点以上は、ほぼ全部2回以上見ています。画像の豪華さは評価にあまり関係なく、脚本重視。アニメとコメディに若干甘いかも。それと、昔見た作品を記憶でレビューすることはしていません。原田知世版の時をかける少女は、当時の評価なら10点ですが、今の若い人に見てほしいとは思わないので、レビューしていません。
漫画レビュー始めました。映画と違って、つまらない作品は途中で投げ出すので、基本、面白い作品しかレビューしません。そのため、レビューの平均点は高くなります。

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1.  マイ・エレメント
人種を超えた恋愛物語、という先入観を持って映画館に行ったが、その予想は外れた。 鑑賞後の印象は、”「遠い空の向こうに」アニメ版”。 しかもこちらのほうが断然、説得力がある。 主人公は、家族思いがちょっと強いだけの、ごく普通の女の子。 そして主人公を取り巻く環境は、周囲の大人が伝統的な優しさを持っているだけに、逆の面で厳しさもある。 ストーリーはアニメらしく結構ご都合主義だけど、主人公の心情変化の描写はすごく丁寧。 また、想像力豊かでダイナミックな映像で目を離させない。 だから、自分みたいにスれた客でも心を揺さぶられる。  また、この映画は教育効果も高いと思う。 もしあなたが未成年の親なら、とにかく子供には必ず見せてあげてほしい。 もしあなたが教員なら、映画鑑賞会ではぜひこの映画を選んでほしい。 小学生でも、中学生でも、高校生でも、若い感性で得るものが何かしらあるはず。 自分はそう確信するほど、よくできた作品です。
[映画館(吹替)] 9点(2023-09-10 00:17:52)
2.  万引き家族
昔見た「誰も知らない」より、ずっと良かった。 「誰も知らない」は、話が進まず退屈だったし、ウソくさかったけど、こっちはいかにもありえそうな生活だし、楽しい。 やってることは万引きなんだけど(笑)。 虐待家族と万引き家族だったら、そりゃあ万引き家族の方が楽しいよね。 後から考えたら、どっちもダメだろって思うけど(笑)、映画見てる最中は気にならなかった。 まあ、風俗店での客との交流とか、おばあちゃんの死後の扱いとか、「そりゃ違うだろ」と思うシーンもあったけど、ギリギリ状態の仲良し家族をうまーく描いてる。 クライマックスからラストにかけてのまとめもうまいなあ。 最初からの「どうみても長続きしない感」からの伏線をうまーく回収して、キチンと決着をつけてる。 この家族は、自分の目標とした家族とは全然違うけど、すごくうらやましい。
[ブルーレイ(邦画)] 8点(2019-10-23 00:25:04)
3.  マンマ・ミーア!/ヒア・ウィー・ゴー
前作とは似ても似つかぬ凡作。 というか、暗すぎ。話も曲も。 その割に男と女が簡単にくっついたり別れたり、正直見ていて不愉快。 ダンシング・クイーンのシーンだけは良かったよ。 そこだけはね。
[ブルーレイ(吹替)] 4点(2019-03-15 22:17:36)(良:1票)
4.  マッドマックス 怒りのデス・ロード
ド派手なカーアクション。ストーリー云々を言うのはヤボってもん? でもなあ、グロいからドキドキするけど、それ以上のものは何もないなあ。 これってアカデミー賞の作品賞でも候補になってるの? そりゃあ、いくらなんでもムチャじゃないかなあ。
[ブルーレイ(字幕)] 5点(2016-10-05 23:05:48)
5.  幕が上がる
ももクロは「全力」というキャッチしか知らないけど、映画として面白いという噂を耳にして、久しぶりに公開初日に映画館行ってきた。 ウン、映画として完成度高いです。 アイドル映画としては作られていない。  ただなあ、「ももクロじゃないほうが良かったなあ」と思ってしまったのも事実。 彼女ら、あまり高校生らしくない。 演技がちょっと大げさで、微妙な表現がない。 アイドルのステージングならそれで正解だけど、これは高校の演劇部の映画だから。 特に、高校での生活と、演劇発表との演技に落差がないのはちょっと不満だった。  でも、脚本が優れていて、爽やかに見終われるので、映画館に行って損はないです。 主演の子の役柄が美味しすぎて、この後メンバーの仲が悪くならないか、心配になってしまうほど。 
[映画館(邦画)] 7点(2015-02-28 20:30:26)
6.  真夏のオリオン 《ネタバレ》 
太平洋戦争を題材にした現代の邦画っていうと、どうしても現代の価値観が入った描き方をされてしまい、違和感を覚えてしまうことが多い。 もっとも、全く現代の価値観が入ってなかったら、「それは映画ではなくドキュメンタリーだろ」ということは、自分もイイトシなんで頭では分かってるつもり。 でも、体がついていかないとでもいうか、多少知識がある分、どうしても最初から「ケチをつけたい」という気分で見始めてしまう。  さて、この映画も、もちろん現代の価値観が入っている。 艦長の言葉遣いとか、部下への接し方とか。それと髪型も。 さらに最大の「現代の価値観」は、人間魚雷・回天を艦長が「使いたくない」と思っているところ。 これはない。こんな非人間的な兵器でも、使うために多くの人が苦労して載せているんだし、使うのが命令だし。 でも、これが意外と気にならないんだよね。 終戦間近だし、「戦後を見据えて、こんな考えになった軍人さんがいたかも」と思わされるだけの説得力がある。 妙に日本海軍に甘いアメリカ軍の艦長も、ありえないのかもしれない。 クライマックスで自分は「浮上した瞬間に白旗揚げろ!じゃなきゃ撃たれる!」って心の中で叫んでたけど、そうはならなかったし。 でも、「当時の史実とは違うけど、こういう軍人がいてもいい・いてほしかった」というこの映画のメッセージを受け取れた気がして、自分は最後、結構感動して見終わることができた。
[DVD(邦画)] 8点(2013-08-12 01:23:56)
7.  真夏の方程式 《ネタバレ》 
つまらない。 まるでテレビドラマのように、同じ説明の繰り返しがあるので、金を払って真剣に映画を見に来ている客としては、イラっときて、そのうち退屈する。 唯一の見所は、子役(山崎光くん)との絡み。 この子は演技うまいし、夏休みに海で自由研究する楽しさ、って感じが存分に出ていた。 ところがさあ、最後になって、この子が「結果として殺人の片棒を担いでいた」ってのが明らかになるわけ。 それは、この映画の前半の流れから言っても、フィクションの倫理から言っても、残酷すぎるだろ。 しかも、真犯人のオヤジ、旅館の建物の構造を使って人殺しって、この旅館がこの先つぶれても構わないって思ってるわけ? などと、憤って見ていたんだけど、隣の席からスースー音がするから、チラっと見たら、その人(カップルで来ていた若い女性)、なんともらい泣きしていた! いやあ、「映画一つとってもいろんな見方があるもんだ」とは思ったけど、「テレビドラマと映画の悪い面だけ出た映画」っていう自分の評価は変えません。
[映画館(邦画)] 1点(2013-07-15 21:02:13)(良:2票)
8.  マネーボール 《ネタバレ》 
なんか納得できない映画だった。  最初、吹替えで見始めたんだけど、最初の試合中継の解説者の吹替えがひどすぎたんで、すぐに字幕に替えて見ちゃったのがマズかったかなあ。 それとも、MLBの基礎知識がないと見ちゃいけない映画だったのかなあ。 自分、野球の監督やオーナーならわかるけど、GMって役割をよく知らないから。 それに、タイトルの「マネーボール理論」からして、よくわからなった。 例えば、「彼は出塁率が高い」「でも守備がヘタだ」「守備なんかどうでもいい」っていう会話の流れで、自分は「?????」って思っちゃったけど、ほかの皆さんは平気だったんだろうか。 そもそも「プロ」野球なんだから、勝つのも大事だけど、お客に来てもらうのも大事だと思うんだけど、そこの説明は全く無いし。 それから、監督との確執。 仲直りのシーンがないじゃん! むしろ、監督差し置いて選手に訓示垂れちゃったりして、ますます仲悪くなっただろうに、その後監督と仲直りなしで「チームが勝ち出し始めました」って言われてもなあ。  何も「さわやか!青春!スポーツ!」をそのまま期待して見たわけじゃないけど、日本のアニメじゃあるまいし、自分みたいな一見さんにもわかるように作ってほしかった。
[DVD(字幕)] 4点(2012-10-13 23:12:00)(良:1票)
9.  マンマ・ミーア!
舞台から派生した映画って、自分にとってはハズレばかり。 脚本にこだわりすぎるあまり、映像がとにかく退屈で、それに引きずられて映画全体として退屈ってことが多い。 そんなわけで、アバは知っていたけど、この映画にはあまり期待していなかった。 ところがだ。 いやー、まさかこんな映画とは全然思わなかった。 だって、ストーリーがムチャなのはともかく、歌は結構ヘタだし、ダンスもそろってないんだもん。 若い嫁さんが可愛くて歌もうまいからもっと見たいのに、なぜか下品なオバチャンがしゃしゃり出てくるし。 でもね、見ているうちに気にならなくなってくる。 とにかくノリとテンポがよくて、強引だけど美しい風景も合わせてメチャ楽しいから。 そうなると、後半のムチャなストーリー展開さえ、大笑いして許せる。  映画って、こういうのでも全然アリだと思う。 見終わったあと、幸福感あるし、誰かと話したくなるし。 なら、この映画は、映画として王道でしょう。
[DVD(字幕)] 8点(2011-09-04 02:57:20)(良:1票)
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