1. マリグナント 狂暴な悪夢
近年稀に見る衝撃度の高い最高のジャンル映画でした! ジェームズ・ワン監督がリスペクトする巨匠たちへのオマージュから 養ってきたセンスオブワンダーが見事に本作で炸裂してますね。 [映画館(字幕)] 8点(2022-01-01 15:33:44) |
2. 魔女がいっぱい
普通に楽しめるエンタメムービーじゃないかな。 なんかレミーのおいしいレストランを思い出しっちゃったw [ブルーレイ(字幕)] 6点(2021-04-26 21:00:32) |
3. マスカレード・ホテル
キムタクと長澤まさみの絡みやら、取り巻く多くの登場人物とのやりとち含めて、面白かったんですけどね.. ただ、癖のある客が出てきて云々..という繰り返しが続き、 伏線の紐解き、謎解き要素などもっと面白く出来たはず。 原作に忠実なのは良いけど果たしてそれで良いの? というわけで映画化するなら原作の昇華しないとね。演出・構成に課題有りかな〜 ぶっちゃけ、2時間ドラマのスペシャルでも良いよね [映画館(邦画)] 6点(2019-02-22 02:46:30)(良:1票) |
4. マッドマックス 怒りのデス・ロード
前3部作のファンながら、今作を観たのはつい先日。 その完成度が高さに度肝を抜かれてまず思ったのが、惜しむらく、劇場の大画面・大音量で鑑賞出来なかったことだろう。 そこには、見紛うことなき、マッドマックスの世界が、ジョージ・ミラー御大の手腕によって現代に蘇っていたのですから。 マッドマックスと言えば、危険なスタントで有名なカーチェイス! 余分な前書きなく始まる逃避行、スタートから勿体ぶらずフルスロットル全開!これでもかと見せ尽くしてくれるんだから一瞬たりとも目が離せない。その凄まじいパワーたるや世界感、登場人物、衣装や小物などの細部に至るまで、一切の手抜きは感じられない。 リアルな狂気狂乱の世界が眼前に濛々と広がっていた。 主人公は、トム・ハーディ演じるマックスであるものの、今作はシャーリーズ・セロン演じるフュリオサの個性が強く、彼女の 独壇場のようにも感じられる。彼女が主役の映画でもよかったくらい彼女には自然と狂気の世界に溶け込んだ雰囲気や凄みが感じられた。 主人公たちの仲間に加わるニコラス・ホルト演じる狂信者もいい味付けだったし、逆に惜しいのは、悪の親玉イモータン・ジョー様。かのヒューマンガスにも引けを取らない異形な姿やカリスマ性は感じられるものの、何故あそこまで崇拝されたのか解せない(考えるだけ無駄?笑)執拗なまでに追跡してきた割にはあっけない最後。 砂嵐の中駆け抜けるアクションシーンも見事だったが、それに付随するカメラワークや撮影も素晴らしい。 印象的なのは、昼のギラギラ感と夜の冷めた風合のコントラストが、一夜にして変わるかもしれない人間の狂気と正気の狭間を表してるかのようでいて、そのギャップに、色使いに、ただただ圧倒された。 もう随分とお年を召したジョージ・ミラー御大ですが、いやぁホントお見事というしかないですね! [ブルーレイ(字幕)] 8点(2016-04-21 09:20:30) |
5. マイティ・ソー
《ネタバレ》 ソーのキャラクターに尽きる。 ナタリーも3戦士もロキも氷の巨人のボスも脇役としての存在感が薄く、全てはソーの引き立て役に過ぎない。そのくらういい意味で尖った主人公だったと思う。 でも、父オーディン役のホプキンスは威圧感あったなぁ。 アスガルドの造形美や王道ストーリーと全体的によくまとまってるとは思いますが、デストロイヤー戦や兄弟対決も盛り上がりはいまいち。ソーの復活が1番かっこ良かったなぁ。 [映画館(字幕)] 6点(2011-07-04 17:25:45) |
6. マチェーテ
デ・ニーロにセガール、ジェシカにミシェルとくればもう観ないわけには いかないでしょ。ここまでのキャストなら間違いなく主役のセガールで悪の親玉デ・ニーロの一択なのだが、なんせ今回はメジャーでありながらB級。なんちゃて映画の予告から生まれたダニー・トレホが主役だぜ。どうみたって主役の顔じゃないwでもそこがウケる。 で無敵の漢:セガール様が悪のボスとくれば鉄板級の胸熱。。切腹自害ってのはカッコ良すぎ!さすが無敗の男。ホントはもうちょっとセガールアクション堪能したかったが。。 こういう作品にツッコミは無用!ノリで楽しみましょう♪ [DVD(字幕)] 5点(2011-05-24 09:23:25)(良:1票) |
7. マーターズ(2007)
《ネタバレ》 何気ない会話、幸せそうな家族が迎えるよくある朝の風景である。 そこへ突如、猟銃をもった少女が、子供、女容赦なくその家族を皆殺しするという驚愕のシーンに面食らった。 こんな幸せそうな家族を襲うのは何故か?少女自身と同じ年くらいの子供までも撃ち殺すシーンがあまりに衝撃過ぎて、ちょっと頭がパニックになってしまい整理が追いつかないのだが、その関連性にすぐさま気付く。全身傷だらけの少女が逃げ惑うファーストシーンも充分インパクトある入口だったが、説明にならないエピローグをタイミングよくみせ、要所で観客の注意を惹く。この監督、実にストーリーテリングが巧みだと思った。 「奴」の正体の明かし方も言ってみれば単なる脅かしに過ぎないが、自傷行為を続ける彼女としっかり辻褄が合ってくる。 死と生の境界(或いは死後の世界)をみる術をみつけようとする変態教団の存在が明るみになるにつれ、正直、物語についていけなくなるのだが、それ以上に惹きつける要素がこの映画には備わっている。それは拷問を受け続ける少女の痛々しい姿ではなく、理想を求め続ける限りない人間の欲望を垣間見れるからではないかと思う。 覗き見るという行為そのものが快感であると同時にそれをさも擬似体験させてもらってるような感覚を与えてくれてるような気がしたから不思議だ。 クライマックスはある種のカタルシスを覚えたものだが、観る方を選ぶ、いや観てる人を選ぶといったほうが正しいかもしれない? [映画館(字幕)] 8点(2010-01-10 16:53:13) |
8. マックス・ペイン
《ネタバレ》 ゲームの映画化という時点で「何を今更?」と思いつつも、やるからにはそれだけの作品なんだろうと思ってましたが、確かに中途半端な出来ですね。ストーリーは、妻を殺された夫が、単独で捜査をし復讐する、というありがちなもの。ありがち故にこの作品独自の見所が用意されてるのか、と淡い期待もハズレ。肝心の超人薬とやらもすごさが曖昧だし、ラグナロクとやらの目的も不明。映像はそれなりにスタイリッシュだけど、売りにしたガン・アクションは「シューテム・アップ」の方がまだ断然良い。 [DVD(字幕)] 3点(2009-09-13 17:32:53) |
9. マルホランド・ドライブ
個人的には、リンチ映画の中でもBEST3に入るくらい好きな作品。単純な娯楽作が大好きで、不条理劇が嫌いな方にはお勧めできないけど、今までリンチ映画を観て来て、リンチの作風が好きな方にはべったりとその世界観に浸れます。ナオミ・ワッツとローラ・ハリングというキャスティングも良かった。内容については、色んなサイトで論議されているようですが、見る側の思考・判断でいかようにも考えられますね。実際は、リンチの頭の中を覗いてみないと真実は分かりませんが・・・(笑)。年に1回はまた観たくなる中毒性。 [DVD(字幕)] 9点(2008-05-10 09:46:11) |
10. マイ・ブルーベリー・ナイツ
《ネタバレ》 恋に破れた女性が旅をしながら色んな人たちと出会い、そして自身を見つめなおし最終的に一番自身が求めている人の元へ戻ってゆく。本来なら男女逆の立場なのだろうけど、こういう平凡な失恋話を色彩鮮やかな映像と巧みな演出で紡ぎあげてゆく様はやっぱりこの監督らしさかなぁと。「恋する惑星」の次点で好きな作品になりました。あんな体勢でのキスシーンも撮り方ひとつですごく洒落た名シーンになる。作品のカラーはブルーベリー仕立てでしっかりマッチしている。逆に食欲もそそられました。。この作品を観終わった後、なんとなく清清しく、そして新しい出会いに希望を抱く自分がいます。 [映画館(字幕)] 7点(2008-04-01 18:19:28) |
11. マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ
《ネタバレ》 オール・タイム・BEST!。 中学生の頃、NHKで放送されたのを観たのが最初です。この作品との出会いが私自身を映画好きにさせた作品といっても過言ではなく、原作本まで探しだし、公開当時のパンフレットも入手(ちょっと高かった・・・)念願の初DVDも購入。 これまでに何度観返したことだろうか。落ち込んだときや、ちょっとポジティブになりたいと思うとき、ふと観たくなる。そして観終わった後、不思議と心が安らぐ。“ライカ犬に比べればまだマシだ”とくじけそうな時、常々思い起こすイングマル少年の健気さ。病弱な母親を想うがあまり、愛犬シッカンとも分かれて、しばらく過ごすことになった田舎町での様々な出来事。全てが心温まる。イングマルとサガが寄り合って寝ているラストシーンは一生胸に残りました。ああ感動! [地上波(字幕)] 10点(2007-07-28 08:17:50)(良:1票) |