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プロフィール
コメント数 327
性別 女性
年齢 37歳
自己紹介 知的障害を持つ23歳女性です。
1週間に40時間働いているから多分社会人だと思うけど
今は旦那や発達障害者仲間とルームシェア生活です。

知能指数は11歳ですが、
この映画レビューサイトでは
見よう見まねで大人びた文章で気取らせて貰っています。

ちなみに登録自体は旦那がやっていますので
■妻投稿■がついているのが私です。
あ、でもそうじゃないので一人称が「僕」なのも
実は私が投稿していたものもあったり
「ドラえもん」とか「A」とか(^_^;)

インターネットの書き込みは初めてに近く
インターネットルールは一通り勉強したつもりですが、
「場の空気を読む」などの高度な技術は難しいので
そんな時にはスルーしてください。

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1.  マッドマックス 《ネタバレ》 
妻投稿■2と違い核戦争は起こっていないが、終末観はいろんな意味で1の方が強い気がする(車暴走させて大喜びしている親父と警官双方)。こういう指摘は野暮なんだろうけど、「核戦争後に街が荒廃したら秩序がなくなり暴力の巣窟になる」という設定は、広島や長崎や福島の人を見る限り嘘っぱちに見える(無秩序なのは国だけだろ!)。むしろ秩序がある中での暴力や暴走こそ、等身大の破滅というか、そういうのを感じさせるんだよねえ。■この映画、等身大の破滅という点では、物凄い容赦ない。糸鋸を渡すシーンなんて、ああ、もう主人公は完全に壊れたなって感じ。パニッシャーなんてもんではなく、秩序がある中でそれと別離させられた主人公が、罰という概念すら感じさせずボンとやっちゃうところは、「モロ破滅」。私のマッドマックス・ザ・ベストです。わーい。
[DVD(吹替)] 8点(2011-09-17 00:33:11)(良:1票)
2.  マッドマックス2 《ネタバレ》 
妻投稿■前半の演出が秀逸。ヘルメッドとお皿でガソリンを受け止め、それでも受け取れないガソリンは布に浸らせて掬い取るという場面は、この世界で主人公が何をしたいのかを観客にわからせる見事な演出だし、そんなメルの遠方で敵役のバイクが来るのか来ないのか微妙なところで、メルがその方向をひたすら気にするシーンは、臨場感という点では完成された演出だと思う。■カーチェイスのシーンも最高。普通カーチェイスって車や路面電車やアーケードや急斜面のバラックなんかがあると引き立つのだが、この映画は平面勝負。しかもマシーンだけで勝負している直球勝負だ。その直球さが、社会人の概念がなくなった暴力直球主義の世界観とクロスして、映像美というよりも空気美として、冴えに冴えまくっていると思う。■なんだけど、そのあとの展開は「文明崩壊後の混沌」という点においては何か違うような気がする。いや、もちろんジェイソンみたいなお面をつけたやつとか、モヒカン野郎とかは面白いんですけど、そいつらの闊歩する背景が豪州の砂漠だけというのが勿体ない。変な火星人が火星で暴れているようにも解釈できる。やっぱりカーチェイス以外の人類破滅後の物語の舞台は文明の廃墟に限ると思う。背景が文明の廃墟になるだけで、文明秩序社会と文明崩壊後の暴力の世界に継続性が生まれ、北斗の拳の雑魚キャラ似の連中に心地のいい「狂気」が宿るんじゃないかと思う。
[DVD(字幕)] 6点(2011-08-31 02:06:39)
3.  魔女の宅急便(1989) 《ネタバレ》 
施設の女の子4人で図書館で見ました■妻投稿でーす。さてこういう純情な女の子の映画において、女性監督が作る主人公の女の子より、野郎生物が監督する主人公の女の子の方が輝いているというジングスが私の中にはあります。特にこの作品は女の子の繊細な気持ちを描いた女性作家の原作を野郎生物の監督が妄想を膨らませて作ったのだから、名作にならないわけがありません。■■右側通行で自動車が通行する様子も、中心市場から住宅地、公園、郊外の現代マンションまでリアルに再現された町並みも、夜空の軍の輸送機も、飛行船も、パトカーも、製鉄所も、行き違い中に現れた高速急行列車も、そこにあるのは、なるほど、鉄道模型好きの男の子らしい拘りですが、実はそのすべての拘りは主人公の女の子と対になってその存在を際立たせる背景なのではないかと私は思います。飛行船がいかつかったり、街並みがリアルだったりと、背景が男の子的であればあるほど、手前に移る魔女の女の子はかわいく見えるものなのです。(■■こういう男の子の監督にとって主人公の女の子を際立たせるのはヒラヒラした衣装でも「愛の力」「変身」でもなく、宮崎監督は冒頭のキキのお母さんの言葉を借りて、「俺はそういう手法は取らない」とはっきり宣言してしまっています。この映画は海の見える欧州の街のセットを背景にキキのゆれる女心を表現した、宮崎駿の妄想絵画なのです。
[レーザーディスク(邦画)] 9点(2009-05-05 01:57:27)(良:1票)
4.  マトリックス リローデッド 《ネタバレ》 
妻投稿。私は「格闘と映像がすごければだれが殺されたっていいじゃん」というストーリーは好きじゃないし、従ってこの映画も好きではない。駄菓子菓子! この映画のシュールさはもはや芸術的としか言いようがない。グレーがかった映像内を車が回転する姿、100人のスミスが一斉に襲い掛かってくる姿は、建築家黒川紀章さんの「黒を基調にした現代建築」に通じるような美しさと「既存の価値を破壊する」ダダイズムが見事に調和したものになっている。こういう映画に人道や「世界を救う正義」は邪魔なだけなのかもしれない。感動はしないし主人公に感情移入はしないし、トリニティーやザイオンがどうなるかなんて知ったことではない。観客にそんな感動を求める後半は見ていてうだうだした。しかしこの映画は「派手で迫力のあるアクションを見せればいいや」レベルで作られた代物ではない事は確かだ。7点を進呈したい。
[DVD(吹替)] 7点(2009-01-31 01:28:39)
5.  魔法にかけられて 《ネタバレ》 
王女様が「アーーー、アーーーーアーーーー♪」とうたった時、鳩が飛びだし鼠がやってきて、そして奴らがチョワー、チョワー・・・。この瞬間、僕はこの映画は9点以上だと決めた。この映画はディズニーという一つの世界・・・・子供の時目の前に提示されたおとぎ話という現実とは違う別世界を現実世界に融合させるという快挙を成し遂げたのだ。これは映画のネタの一つといってしまえばそれまでだが、おとぎの国というもう一つの世界を世界として認知している少年少女&一部の狂った大人(含自分)にとっては大事件だ。そしてその事の重大性をどれだけ監督が認知しているのかと考えたとき、おとぎの世界を愛する現実世界の住人である娘、現実主義者に見えておとぎの世界にケータイを持って行ってしまった婚約者を登場させた時点で、おそらく監督にはディズニーというある意味世界の中に認知された別世界を現実の中にぶち込んで、おとぎ話から離れた現代の登場人物(=観客)にもう一度衝撃と夢を与えてやろうという志はあったようだ。そしてジゼル姫はそれを成し遂げるには十分な力を持っていた。数少ない弱点はラストがハラハラドキドキしないこと、王子とリスの登場があっけなさすぎること、ティモシー(あいつハリー・ポッターではネズミだったなあ)があっさり現代世界に慣れちゃっている点だ。その点が一本の映画としては残念だが、押し入れにしまってあった昔のおとぎ話(うちの場合は日本昔ばなしだけど)が「読んで読んで!」とガタガタと騒ぎ出した衝撃と喜びを考えると9点はいける。
[DVD(吹替)] 9点(2008-09-17 00:02:44)(笑:1票) (良:2票)
6.  マッハ!!!!!!!!
アクション映画本来の痛快さとアクション映画そのものの枠をぶち壊す痛快さの両方が楽しめる傑作。熱気と汗臭さ衝撃が伝わってくる茶色一色のカンバスで繰り広げられる人間の体の動きはもはや芸術であり、小気味よいリズムの音楽は単調なようでいつの間にか僕の脳みそを体と体がぶつかり合う別世界へといざなってくれる。そう、これはアクション映画でありながら、アクション映画の本分を飛び越え、その世界の五感、時間、空間をフィルムの中に閉じ込め、鑑賞者の前に放出するという有名美術館の画家と同じような快挙を成し遂げているのだ。その一点においては、この作品は僕が見た映画の中でもトップクラスに入るに違いない。それにしてもラオさん。9ばっか出てるって喚いているけど、あんたも8出すぎです。
[DVD(吹替)] 10点(2008-07-25 04:12:40)
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