1. マンディンゴ
《ネタバレ》 奴隷制度をリアルに描いた傑作映画でした。 ひねくれたユーモアセンスもあります。 CSで放送されている「町山智浩のシネマUFO」で紹介されたのをきっかけで鑑賞しました。 この番組ではハズレ映画ばかり見させられていましたが、希にみる傑作でした。 公開当時大ヒットしたらしいですが、アメリカの黒歴史を忠実に描きすぎたため、批評家たちからは酷評を受けたそうです。 それから近年になって、クエンティン・タランティーノが口コミで世間に広げ、映画マニアの間で再評価されたそうです。 AmazonのDVDレビューを見ると、スーザン・ジョージのセックスシーンがカットされているとのことですが、私が今回テレビで見たものは、最後まで描ききっていました。 Amazonのレビューでは描写がカットされているからという理由で、✩を一つにしているレビューが目立ちますが、カットされていたというシーンは大したものではありません。 ポルノじゃあるまいし、性描写のシーンなんて数十秒です。 今年見た映画の中でも希にみる逸品でした。 是非、オススメしたい映画です。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2020-12-09 20:14:51) |
2. マイ・レフトフット
《ネタバレ》 小児性麻痺の画家の半生を描いた実話物なんですが、なかなか面白いです。 ダニエル・ルイスが本当に障害者なんじゃないかと思うくらい迫真の演技に迫っています。 障害者というものの苦労がにじみ出てくる描写がいいです。 少年時代の主人公が必死で床に何かを描こうとするのですが、父親から見放されるんです。 それから数年後、今度は「mother」の文字を描いて家族からビックリされるんですが、とても感動しました。 彼は女医さんに恋するのですが、「愛してる」と言っても本気にしてもらえず、婚約を告げられて、逆ギレするんです。 そのレストランのシーンが痛い…イタすぎる! 障害者だってセックスしたいんです。 以前、テレビの障害者についての番組で、アパートを借り、自立した障害者たちにとって、一番の喜びは何かと聞かれて、 その障害者の人が「アダルトビデオを沢山見れる」と言ってたことを思い出しました。 酒ばかり飲んでる主人公ですが、最後はハッピーエンドでよかったと思います。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-04-11 19:55:41) |
3. 万引き家族
今の世の中、ホント腐っているからね。 私はリリー・フランキーの心境が何となく理解できる。 この映画、公開時から半分ネタバレしていたので、途中から家族構成がわかってしまったのが難点。 この監督は「自転車泥棒」みたいな古いイタリア映画をやりたかったんだろうね。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2020-03-31 16:02:45) |
4. マンチェスター・バイ・ザ・シー
どこがいいのか全く理解できない。 死んだり生き返ったりする兄貴。 回想シーンの使い方が下手くそ。 主人公は見事なクズっぷり。 マリファナでハイになって火の不始末で娘二人を亡くすという救いようのない大馬鹿野郎。 おまけに酒飲んで逆ギレして周囲に喧嘩を売る始末。 ミシェル・ウィリアムズなんて、ほとんど登場せず。 演じた役柄が娘二人を亡くしたにもかかわらず、その後再婚して子供を産むなんて自分には信じられない。 その上、再会した主人公に「愛してる」なんて、どうして言えるか? 父親を亡くした息子はセックスと下手くそなバンド活動に明け暮れる、わがままなバカ野郎。 つまらない上に2時間を大幅に越す上映時間にホント、ウンザリしました。 [CS・衛星(吹替)] 3点(2020-03-16 22:48:35) |
5. MAMA(2013)
チープなCG満載のお化けが出てくる映画です。 12歳以上が対象です。 なら15歳未満というふれこみがあってもいいでしょう。 子供の頃に見るのなら楽しめるかもしれませんが、大人になったらこういうのは卒業しなきゃ。 幽霊を研究している博士というのが出てくるのですが、この博士が真剣になればなるほど見ているこっちはバカバカしくなってくるんです。 1年後には見たことも忘れていると思います。 [CS・衛星(吹替)] 2点(2019-12-06 01:14:57) |
6. マイ・ガール2
現時点でパート1が7点。パート2が5点。 私にはどっちもおんなじクオリティーでしたね。 ホームアローンのクソガキが出てる出てないなんて関係ないし。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2017-09-05 22:04:14) |
7. マイ・ガール
本編でのクレジットは4番目ですが、ベータという女の子が主役。 可愛い演技ですが、話は全く進みません。 少女の成長日記といったところでしょうか。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2017-09-05 17:04:26) |
8. マンハッタン無宿
冒頭40分まで話の芯を全然食ってない。 一体何をやりたいのか? アクション? 昼メロ? 「ダーティーハリー」を前置きに宣伝していましたが、正直期待はずれでした。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2017-06-02 00:16:54) |
9. マイ・インターン
毒にも薬にもならない映画。 でも、そこが本作のいいところなのかもしれない。 デ・ニーロは本当にこんな役をやりたかったのだろうか。 デ・ニーロ扮するシニアインターンは、これまでどんな人生を歩んできたのか疑問を持つほど、性格に癖がない。 そんな老人が、なんの苦労もなく女社長の部下になり、話はトントン拍子に進んでいく。 こんな映画は日本でも作られそうだが、気楽に見れる映画だと思う。 何も考えたくない時に充実感を味わうことができた。 [CS・衛星(吹替)] 7点(2016-09-25 20:52:30) |
10. マックィーンの絶対の危機(ピンチ)
子供の頃(4、5歳くらい)、夜中に冒頭部分だけ見た記憶があり、トラウマになっていました。 大人になってから見返すより、トラウマのままのほうがよかったかもしれません。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2016-09-14 19:26:38) |
11. マイノリティ・リポート
《ネタバレ》 細かい疑問点がいくつかあったものの原作は1950年代に書かれた短編小説を元に作られたというのだから驚き。 理屈っぽい映画だけど面白かったです。 主人公の息子が助からなかったのは悲しかったです。 コリン・ファレルは、あまり美味しい役とはいえなかったですね。印象薄かった。 [CS・衛星(吹替)] 8点(2016-07-17 23:42:29) |
12. 真昼の死闘
コメディ要素があまり感じられなかった。 原題が「シスター・サラと二頭のロバ(おばかさん)」らしいが、シスターサラ演じるマクレーンにも魅力がなく、何故、メキシコ軍に加担して戦争するのかもよくわからない。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2016-06-17 11:59:11)(良:1票) |
13. マレフィセント
冒頭から長いナレーションで、それだけで、この作品がクソに思えた。 アンジェリーナ・ジョリーって、どこが魅力的なのか私にはわからないし、偽善的で上っ面だけのキャラクターにしか見えなかった。 「真実の愛のキス」って「アナ雪」でも使われていたけど、せめて、そこだけでも、ちゃんと描いてくれなければ作品が成立しないでしょって思った。 白馬の王子の登場で目を覆いたくなったが、あれが、ただの間抜け面で終わったのは笑えた。 どうしてヒットしたのか疑問が残る作品。 90分で終わったのが唯一の救い。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2015-07-28 05:29:30) |
14. マッドマックス 怒りのデス・ロード
《ネタバレ》 マックスを演じたトム・ハーディって俳優さん。超ブサイクなオッサンでちっとも格好よくない。 「マッドマックス2」のメル・ギブソンのような俳優はいなかったのだろうか。 冒頭から捕まって、主役なのにいいとこないし、完全にシャーリーズ・セロンに美味しいところを持っていかれてる。 この映画の主役は誰?って感じで見ていた。 せめて、悪役のボスくらいはマックスにやっつけてもらいたかったのに、それもないのは残念。 CGなしって宣伝は、カーアクションだけだったのだろうか。 砂嵐や早送りなど、誤魔化しが多く見られる。 血液型関係なしの輸血とか、つっこみどころ満載だったけど、カーアクションだけ楽しむなら十分満足できるとは思う。 ストーリーなんて無いようなもので、ずっと走っているだけだから、逆に、見ているこっち(観客)は時間が進むにつれて、さらに刺激が欲しくなると思うのだが……。 因みに、私の過去作の点数は、パート1が9点。パート2が9(10)点。パート3が5点。関係ないけど「北斗の拳」が10点。 [映画館(字幕)] 6点(2015-06-20 17:43:57) |
15. マドモアゼル
《ネタバレ》 レビュー一人目から4つまで、全てが7点なんですが、やはり私も7点と言いたいところです。6点にしては低め、8点は上げられない。ジャンヌ・モロー演じる純潔なオールド・ミスが残酷で美しい。映画で死ぬ動物たち、本当に殺しちゃったのかな…それが心配。男は馬鹿。「俺は誘われると断れない」って台詞にしちゃう時点で、コイツは地獄へ落ちる運命にあるって思う。1966年といえば、ハリウッドではヘイズコードがあって、このようなテーマの映画は存在しなかったはず。モノクロ映像が今見ても新鮮味を帯びています。 [DVD(字幕)] 7点(2014-09-30 21:06:33) |
16. マグノリア
10年ぶりくらいの観賞だけど、面白かった。 内容もほとんど覚えていなかったけど。偶然が必然になることを言いたいのか? それにしてもポール・アンダーソンの映画は無駄に長い。 本作は群像劇だが、解決した舞台としてない舞台があるのは、なんだか不完全燃焼…。心に残るものがなかった。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2014-04-17 07:57:41) |
17. マーサ、あるいはマーシー・メイ
《ネタバレ》 主人公のマーサが、カルト集団で上手く生活しているシーンが多くて、何故カルト集団から逃げ出してきたのか、イマイチ説得力に欠ける。 集団の中でのセックスや銃の練習などは疑問を持たずに、1回こっきりの殺人だけが脱走の理由だから、何もシチュエーションをカルト集団にしなくてもいいのではないか。 それから、カルト集団で暮らしていた農場と逃げてきた姉夫婦の住む田舎の風景が似ているせいか、上手くカットバックされてないのも、映画の世界に入り込むのに、ちょっと苦労した。 主人公がどこへ行きたいのか苦悩しているのはわかるが、最後までハッキリさせないと観ている側も煮え切らない気持ちになる。 中途半端な仕上がりが納得できない。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2014-03-31 02:43:19) |
18. マイ・フレンド・フォーエバー
《ネタバレ》 久々の観賞でしたが、公開当時観たときより素晴らしいと思う映画も珍しいです。 エイズに対する偏見がシビアに描かれていて、今、日本のドラマで、こんなの作ったら、絶対にクレーマーから攻撃されるだろうと思います。 でも、こういった事を全て描くことで本当に大切なものが何か、それが伝わってくるのも事実。 エリックとデクスターの友情も自然な形で深く結びつく過程が素晴らしいと思いました。 病院でデクスターが死んだふりをする悪戯も、この年頃だから許されることです。 3回目の悪戯のときは、こちらの心臓も止まるかと思いました。 エリックが車の中で、デクスターの母親に「自分が治療法を見つけてやれなかったから…」と悔いるシーンには、涙がポロリ…。 1時間35分というコンパクトに収めた編集もグッドでした。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2014-03-08 22:06:25) |
19. 間違えられた男
冒頭からヒッチコックが「これは事実に基づいた話」と登場しますが、主演のヘンリー・フォンダが強盗犯人に間違えられ、終始、冤罪を証明するのに悪戦苦闘する地味なストーリーです。サスペンスを期待すると、総スカン食らいます。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2014-01-25 01:31:03) |
20. ママの遺したラヴソング
《ネタバレ》 タイトルのママが存在しない形で、ママがどれだけ沢山の人に愛されていたのか、それがイマイチ伝わりませんでした。 スカーレット・ヨハンセンは綺麗! ジョン・トラボルタは、どんな役でもこなす私の大好きな役者です。 でも、詩人の引用を口にしたセリフが多く、字幕スーパーだけで理解しようとすると間延びしてしまいます。 少女と二人の男たちが親密になっていく過程、人物設定もご都合的でした。 でも、こういう「お約束映画」でも、ちょっと涙してしまったのは久々でした。 トラボルタが死んだのは、冒頭、酒瓶を持ちながら歩く彼の足元が、片足が革靴で、もう片方が、ぞうりだったのが伏線だったんですね。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2014-01-20 18:09:56) |