1. マンマ・ミーア!
ミュージカルはベタで単純な方が入っていきやすいから、ストーリーの稚拙さは気になりませんでした。にしても、つくづく思ったのがABBAの偉大さ。楽曲がこれでなかったら、どうだったんだろう?と言って代わりになるグループも思いつきませんが…。これで歌やダンスが完璧だったら、とも思うけど、それだとかえってこの味を損ねるかもしれませんね。でも、おばさん3人組の歌唱シーンはまだ楽しく見れたのですが、ブロスナンのレベルまでいくと、ちょっとハラハラしてしまい楽しめませんでした。舞台設定はとても生きていて、風景はとてもきれいで良かったと思います。 [DVD(字幕なし「原語」)] 6点(2009-06-06 16:21:33) |
2. マウス・オブ・マッドネス
サム・ニールが主演してるというので観た。こういう映画とは思ってなかったが・・・なんかコアなファンがつきそうな作品ですな。あとから調べるとラヴクラフトの世界のオマージュだそうで。ラヴクラフトとかクトゥルー神話ってよく知らないんだけど、Bなモンスターとドグラ・マグラなサイコホラーの組合せってことでいいのかな?夢、妄想、虚構、現実の錯綜する世界、みたいのは嫌いではないのだけれど、最後はもっと親切な種明かし的なものがないと、個人的にはどうもピンとこない。光る中央線の道を行くとあの街にどうしても戻ってしまうとか、バスで目覚めたら周りが青いとか、1人分の閉塞した狭い部屋とか、結構引き込まれる世界観だが、結局オチ(どこからどこまでが現実か)がよく解んなくって消化不良。私の頭が悪いんだろうか?まあ、お目当てのサムがよかったので点はこの位。 [DVD(字幕なし「原語」)] 6点(2009-04-02 13:07:29) |
3. マスク(1994)
漫画的で楽しいですね~。アメリカンだけどね。この頃のCGの逆に本物っぽくないところがこの作品にはすごくマッチしてました。恋愛面はちょっとしたミスリードになってますが(悪者一味の情婦よりは、自分の投稿を評価してくれる女記者とくっついた方が自然だから)、ストーリーは、ほとんど思ったとおりに進行する超人ヒーロー系勧善懲悪型。最後“自信をつけてマスクを捨てる”のも読めちゃいますが、その「お約束」の中で、少々はじけすぎとも思えるコメディで楽しませてくれます。かわいい犬も活躍するし。ただ銀行からお金盗ってお咎め無しはちょっと調子良すぎかな。ジム・キャリーがブレイクした映画と思いますが、実は結構男前なのに、平気で崩した顔芸を見せてくれる役者根性は嬉しいです。ただ、彼の役者としてのそういう魅力はCGを使ってないライアー・ライアーとかの方がもっと見れますね。 [ビデオ(字幕)] 6点(2009-03-28 11:11:28) |
4. 魔法にかけられて
あらま、平均点高っ。まあ素直に観れば面白いのかな?でも、シュレックの後に見てしまうとどうしても、「おちょくってくれるけどさ、私たちだって解ってベタな作品作ってるんだから。でもそれが受けてるんだから文句ないでしょう?」と肩肘張ってセルフ・パロディで対抗しました、ってな作品に見えちゃうんだなあ。なんか無理してるっていうか・・・。まあ笑えたところもあったし、明るさ全開のヒロインには好感が持てるんだけどね。ただ他の役者(主役の男性や子役含め)は魅力に欠ける。王子様も頑張ってるんだけど空回りの感じで・・・。とにかく私には、ディズニーが「ディズニー的ベタさへの嘲笑に対して、必死に弁明している」映画に感じられてしまったので、この点で。 [CS・衛星(字幕なし「原語」)] 4点(2009-02-24 13:55:01) |
5. マスク・オブ・ゾロ
暑苦しい主演俳優が暑苦しいヒーローを演じるなんて(多少ズッコケてみせても濃いものは濃い)暑苦しい映画になること必至(いや、暑苦しい映画が好きな人も多いのでそれはそれでいいんだが、個人的には暑苦しすぎるのはちょっと)と思いきや、このラテンな暑苦しさに「凛とした英国美女」と「ほどよく枯れた名優」を配したことで、非常にバランスのいい映画となった。キャサリンの美しさも暑苦しさの中でよく映えますな。ストーリー展開はわざととも思えるほどにベタベタだが、ホプキンスによってあまり薄っぺらにならなかったのは流石。アクションにしろ美しいヒロインにしろ見せ場はきっちり見せ、娯楽映画の使命をちゃんと果たした、正統派のヒーローアクション。 [DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2009-02-11 13:24:52)(笑:1票) |
6. マダガスカル
うるさすぎるきらいはあるが、まあ楽しめる。お肉の夢を見ながら、はたと気付くとアレックスがマーティをなめてるところは爆笑。またペンギンはとにかくツボ。もう少し“マダガスカル”の動物たちにもスポットを当てて欲しかったなあ。キリンのメルマンの声が「フレンズ」のロスっていうのはちょっと嬉しかった。小さな子供向けとしてどうかなあ、アフリカの野生動物の番組でもよく観ていて肉食・草食獣のことが解ってないとアレックスの「葛藤」は解んないし、マダガスカルとアフリカの生態の違いとかも解んないだろうし。別に「メッセージ」を求めちゃいないが、ただケラケラ笑っている娘(7歳・海外育ち)を見て少し心配になった。少なくとも小学校中学年より上向けか。 [DVD(字幕なし「原語」)] 6点(2008-12-23 15:38:52) |