1. マン・オブ・スティール
スーパーマンの映画。 誕生から描いているので前半は基本的にドラマっぽく進んでゆくが、後半は目が覚めたかのように戦いまくる。地上戦に空中戦、宇宙戦と大忙しだ。トレーラーの印象よりアクションパートが長く、また派手で満足できた。 見どころは疾走感のある空中戦と、スーパーマンの持つ「パワー」の表現。翔び立てば衝撃波が発生し、着地すれば地が砕け、敵を殴ればぶっ飛んでビルを貫通する。何か行動するたびに破壊、倒壊を伴うそのパワーは、見ていていっそ清々しい。 一応というか何というか、異邦人ならではの孤独感や葛藤みたいなものも申しわけ程度には描いているものの、ちゃんと申しわけ程度のレベルで済ませてある。このあたりの感覚は、さすがアメリカの娯楽映画といったところ。 言うまでもなく映画館で観るべきタイプの映像。 [映画館(字幕)] 6点(2013-09-11 11:23:08) |
2. マインドハンター
レニー・ハーリン監督、LLクールJ、そして、地味なメインキャストの中に主役級の俳優が一人。 ディープ・ブルーは面白かったが、二度見るような映画じゃなかった。 こっちはそんなこと分かってたけど、作る側は分かってなかったみたいだ。 でもまあ、わりと楽しめるんだけどね。 [DVD(字幕)] 5点(2013-07-06 07:19:53) |
3. マネートレイン
わりと良質な兄弟愛ものコメディ。アクションがメインの映画だと思って見るとガッカリするかもしれない(タイトルとパッケージがそれっぽいので注意)。 一応アクションシーンもあるんだけど(そういうシーンはそういうシーンでわりと力入ってたりする)、いかにもこのテのアメリカンコメディらしい、微笑ましいというか生ぬるいというか、なんかそんな感じの掛け合いがこの映画の構成要素の80%。 いんちき黒人アクセントで喋る弟の"気のいいダメ人間"っぷりと、そんな弟が可愛くて仕方ない"過保護兄さん"の関係が馬鹿らしくて面白い。 しかしビル・ナンって俳優は油断してると見かけるなあ。 [DVD(字幕)] 6点(2013-03-30 14:03:17) |
4. マーズ・アタック!
身も蓋もない言い方をすれば、よくある「わざと作ったクソ映画」に分類されるんだけど、他の多くの"そうした映画"が低予算で作られているのに対して、この作品はやたら金をかけて作られてる。亡き心の師匠(?)エド・ウッドの弔い合戦でもするつもりだったんだろうか。いや、結構なことだけども。 最低限、アタック・オブ・ザ・キラートマトやプラン9・フロム・アウタースペースあたりを見ておいてから観賞しないと、楽しむのはツラいと思う。 あとジョージ・パル版の宇宙戦争(50年代のやつ)か。 感覚的にはホット・ショットみたいなパロディ映画と同じような気持ちで見る作品。予備知識が必要。 [DVD(字幕)] 6点(2013-03-28 04:15:01) |
5. 幻の湖
あの締め方は、地球を舞台にしたあらゆる映画のラストに適用できると思う。 [DVD(字幕)] 2点(2013-03-06 10:45:04)(良:1票) |
6. マルホランド・ドライブ
悪質なギミックの仕掛けられた映画。つげ義春的ともいえる意識の表現を上手く使った二層構成で作られており、初見ではその特殊さに翻弄されるが、結末(真相)が分かった上でもう一度見ると、色々なシーンで切ない気持ちになる。 リンチ映画の中ではストレイトストーリーの次に分かり易い作品。優れた映画。 [DVD(字幕)] 9点(2012-12-29 07:03:00)(良:1票) |