21. ミラーズ・クロッシング
地味ながらなかなか見応えのある作品。 特に銃撃戦の場面が好き。笑っちゃうほど弾切れしないマシンガンのマズルフラッシュの大げささとか、やたら派手なのが良い。 あと、スティーブ・ブシェミがチョイ役すぎて物足りない。 [地上波(字幕)] 7点(2016-11-10 21:34:02) |
22. ミッション:8ミニッツ
ありえないだろうけど、もしかしたら可能かも。という絶妙な設定が見事。 もし、自分があんな状況になったらと思うと怖いけど、やっぱり主人公と同じような行動を取ると思った。 物凄く救いようがないんだけど、希望にも満ち溢れた素晴らしい物語だった。 [地上波(字幕)] 8点(2016-11-03 18:45:50) |
23. ミスト
モンスターパニックものが好きな人にはお勧め。 なんでそうなったとかこうなったとか詳しい説明はされない事で観客の没入感を高める狙いか。 本当に恐ろしいのは人間自身だというのもよくあるパターンだが、ああいう状況になったら本当にありそうで怖い。 [地上波(字幕)] 7点(2016-11-02 08:42:17) |
24. 味園ユニバース
主演のジャニタレはいい意味でジャニーズっぽくなくて意外といい演技だった。これはハマり役。 二階堂ふみは相変わらずの安定感。 話自体いまいち盛り上がりに欠けたが、あえて王道から外す辺り、山下監督らしいなと思った。 赤犬ってバンドについてよく知らないけど、ノスタルジックで良いと思った。 [DVD(邦画)] 6点(2015-09-03 21:10:46) |
25. ミレニアム・マンボ
シャオシェンの映画はどちらかと言えば苦手だが、本作は意外にハマリました。 まず、良かったのはスーチーの演技。モノローグの語り口が非情に良く、画面に引き込まれる。 シャオシェンの映画にしては場面の切り替わりも早く、登場人物も良く動くので、そんなに飽きずに観ていられる。音楽もエモーショナルで凄くいいですね。 夕張の場面は取ってつけたような違和感は多少あるものの、この映画の主人公にとっては重要な場所だったのだろう。降り積もる雪、雪、雪。真っ白な雪が全てを浄化してくれるようで、とても爽やかな余韻の残る終わり方だった。 [DVD(字幕)] 9点(2014-12-17 14:32:00) |
26. Miss ZOMBIE
かつてここまでつまらないゾンビ映画があっただろうか。 この監督は"ゾンビ"という題材を安易に使用してちょっと芸術的なゾンビ映画を作ってやろうという、気取った感じが見受けられ鼻に付く。つまり、ゾンビ映画に対する愛が全く感じられないのである。これはエセゾンビ映画だ。 SABU監督初期の頃みたいに笑いの要素があればまだ楽しめたのだが…。 ゾンビと言っても殆ど人間に近いので、ゾンビ女が人間にレイプされるという折角のおいしい見せ場も非常につまらない展開になってしまっているのが残念だ。もっとゾンビの造形にグロテスクさを要していたなら、滑稽さと気持ち悪さが相まって、もっと笑えて怖い衝撃的なシーンとなったのではないか。 また、ゾンビを飼って結局何をしたかったんだという、根本的な理由も不明なので全く入り込めなかった。 [DVD(邦画)] 1点(2014-11-25 21:36:26)(良:1票) |
27. ミリオンダラー・ベイビー
《ネタバレ》 う~ん、いかにもいい映画でございって感じの映画ですね。 アカデミー賞受賞作だし、イーストウッドだし、きっと傑作なんだろうけども、私にはちょっと受け入れ難い映画でした。 やはり、賛否両論のラストがその原因です。まず、こんなイーストウッド見たくなかったですよ。悩んで、悩んで、悩み抜いて、メソメソ泣いて、結局一人では決められないから教会へ行ったり、モーガン・フリーマンに相談したり……。 最初の頃の頑固で強気なじじいは何処へ行ったのか。 この映画の語りがモーガン・フリーマンなのはそういうわけだったのね。結局、イーストウッド扮するこの男は主人公然としながらも、結局主人公にはなれなかった男なのだろう。 尊厳死を肯定するわけじゃあないけど、これが彼の強い意思で一点の曇りもなく成された行為だったなら、私は納得したかもしれない。観客にその行為について解釈を委ねてしまっているあたり逃げたなと感じてしまった。無責任にもほどがある。もっと有無を言わせぬ説得力で描ききって欲しかった。おもむろにマグナムを取り出したイーストウッドは、ホットドックを頬張りながら、何の躊躇もなく、笑顔でヒラリーの眉間を撃ち抜くのだった。そして、無言で去って行くイーストウッド。こんなラストだったら大傑作と褒めちぎっていたかもしれない。アカデミー賞は無かったことになるでしょうけど。 [映画館(字幕)] 1点(2014-10-21 17:29:12) |
28. ミミズバーガー
『死霊の盆踊り』『ミミズバーガー』を2本立てで鑑賞するというアホな事をやってのけた私はもう無敵かもしれない。だって、これ以上最悪な映画はそうそうないでしょう。今後どんな駄作に出会っても、この2本よりはマシだと思えば我慢できるに違いない。 一応ストーリーがある分『死霊の盆踊り』よりはマシに見える。だが、ミミズを食べるシーンの強烈さは実害を伴う。見なきゃよかった感では『死霊の盆踊り』を遥かに凌ぐレベルだ。なのでやはり0点を付けざるを得ない。 ミミズの鳴き声なんて初めて聞きましたよ。ミミズ食べてミミズ人間になるというトンデモシーンがあるが、ただ茶色の毛布みたいのを体に巻いただけというね。アホ過ぎて笑えてきます。 このまま目指せワーストランキング1位!あと、21人も必要なのか。 ここのレビューを読んで興味の出たそこのあなた。ミミズ教に入会しませんか?今なら無料でミミズ1匹お付けしますよ? [DVD(字幕)] 0点(2014-10-20 18:31:44) |
29. ミッドナイト・ラン
金の亡者で誰も信用しない一匹狼のジャックが最初は寂しい人間として描かれるのだが、デュークという人間と出会い護送していく内に、当初金だけが目的だったはずなのに、段々と正義について心が揺らいでいく。その葛藤が良く描かれていて良い。非常に人間味溢れる愛すべきキャラだ。 また、敵同士だった2人に信頼関係が芽生えていく過程も面白い。道中、デュークは飛行機を操縦して逃亡を図るが、余裕で逃げられたはずなのにわざとゆっくり走ってジャックに追いつかれる。単におちょくりたいだけで、逃げる気などないのだ。そういう所が好き。 [DVD(字幕)] 9点(2014-06-30 13:34:47)(良:1票) |
30. ミツコ感覚
なんだろうこの感覚。全体を支配するこの不穏な空気。 ミツコとその姉の日常を追った物語だが、そこへ突如三浦と名乗る男が現れる。この三浦が現れた事で平穏だった日常がゆっくりと傾き始める。 なんと言ってもこの三浦の存在感が凄い。言ってる事は全部嘘ばかりで、何を考えているか全くわからない不気味さ。こいつが存在する事で映画全体に物凄い張り詰めた空気をもたらしている。 もうね、この三浦がいつ暴走するのか。そればかり考えてしまうわけですよ。ミツコが一人で部屋に居るシーンとか、ひょっとしたらこの男が何処かから侵入しているのでは?と疑ってしまい、いつ訪れるともわからない恐怖に苛まれる。 全体的にはよくあるストーリーといえばそれまでだが、ミツコと姉との確執とか会話劇としての面白さはあると思いました。残念なのは、せっかくミツコが写真家を目指しているという設定なのに、それがあまり生かされていない事だろうか。撮った写真が出てくるのは数枚だけだし…でも、賞を撮ったのがあの写真(!)ってのは笑えましたね。 [DVD(邦画)] 7点(2013-11-25 17:06:52)(良:1票) |
31. ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル
意外に平均点高くてびっくり。これまで1,2,3とそれぞれ異なった特徴があって毎回違った楽しみ方ができたのですが、これは4作目にしてマンネリなのか全然特徴のない凡作に仕上がってると思いました。2,3と銃撃戦多めだったので今回は控えたのか、やたら殴り合いが多いです。見せ場も爆発や、ビルの壁を走り回る高所アクションくらいしか見所がない。これならジャッキー・チェンの「WHO AM I」を観たほうが楽しめる。致命的なのが3のシーモア・ホフマンのような絶対的な悪役の不在だろう。全然締りのない終始ゆるゆるな展開でした。 [ブルーレイ(吹替)] 3点(2013-11-14 20:22:25) |